銅鏡から粥川の鰻の話へ
過日、錆びた銅鏡を磨いでいる話を書きました。
その記事へブロとものmamatamさんからコメントで作家が野口卓の銅鏡磨ぎ師の「ご隠居さん」と言う本を紹介してもらいました。
そこで、銅鏡を磨いでいる身としましては早速、図書館でその本を借りて来て読み出しました。
この本なのですが・・・・シリーズで5巻ほどあるようなのですが、まず1,2巻を借りました。
この本によると・・・昔は鏡と言えば銅鏡で、半年もすると曇ってくるので定期的にお得意さんを回ってその家で銅鏡を磨ぐ磨ぎ師と言う商売が有ったらしいのですがその磨ぎ師の「ご隠居さん」の話です。
まだ読みだして間がないのですが・・・その中にこんな表現が有ったのです。
「郡上(ぐじょう)に粥川が流れいるそうですが。粥川の在所では誰も鰻を食べないそうです。少し下流の在所では食べるそうですがね」
・・・・・・食べないのは氏神である星宮(ほしのみや)神社の教えによるもので・・・
粥川の源の山に住む鬼が絶えず粥川の里に下りて来て人々を悩ませていてたので、その鬼を退治するよう帝(みかど)に命じられた藤原高光が退治する事になったのですが、粥川に住む一匹の鰻が道案内をして退治出来たので鰻を神の使いと崇め、以後鰻を食べることを禁止した」というのです。
私は読んでいて、この中の「粥川、鰻、食べない」・・・と言うワードにビビっと来るものが有ったのです。
と言いますのは、別のブロとものnaomin さんの7/31のブログで、同じこの粥川の鰻の話を書かれていたので、その時、地図でその場所まで調べたことがあったので記憶に残っていたのでした。(場所は長良川の上流でした)
銅鏡を磨(と)ぐことを始めた縁で、偶然にもお二人のブロともさんのブログ記事とコメントが私の中で繋がったというお話でした。・・・
(私は前に磨(みが)くと書いていましたが磨(と)ぐと言うのが正しいと言うこともこの本で知りました)