道端の雑草

また仕事のネタ。

出勤したら、社長が「早いな」だって……。

前に言われた通りの時間なんですが？

もしかして、「早く来い」って命令は、もう解除されたのかな？







一方の社長夫人、勝手に「頑張って貰うから」と、社長に向かって宣言。

誰が頑張るのか、というと、もちろん私です。

了承を得ずに、いきなりそういう事を言わないで下さい。

しかもその理由が、「社長に出納帳の入力をさせるため」と「社長と一緒に働くのがイヤだ」。

これがどのくらい非道な理由かというと、

出納帳の入力をするから、今日は少し長く働け、と言われたのが、たしか先週あたりの事。

やってなかったのかよ！　やってなかったようです。

「明後日、休業日だから、その日にやりなさいよ」と言う社長夫人に、

「寝ちゃうんだよな～」と答える社長。「昼過ぎまで寝ちゃうんだよ～」だそうだ。

そのあと起きてからやれば？

「じゃあ１０時に店閉めるから、やりなさいよ」と言う社長夫人に、

「店が開いてるから、やるんだよ」と答える社長。「閉めちゃうとやる気がなくなる」のだそうだ。

ええええええええええ

「それじゃあ、（雑草に）頑張って貰うから、パソコン持ってきてやりなさいよ」と言う社長夫人。

ちょｗおまｗ勝手にｗ

その後も、追い立てるように促し続ける社長夫人を、のらりくらりとかわす社長。

結局、買い物に行っただけで、出納帳の入力はしませんでした。



ところでこの社長、金儲けにはあまり興味がなく、労働そのものを生き甲斐にしているようです。

社長夫人は、社長のそんな所に好意を持ったのだとか……。

なれそめはどうでもいいですが、とにかくそういった事から、

社長は社長室でふんぞり返っているのではなく、現場でバリバリ働きます。

出納帳の入力はイヤそうにしてますが、朝から晩まで厨房に立ちっぱなし。

１日１３時間くらい厨房にいます。

もちろん料理の腕前は最高で、社の労働力としては最高水準。

共に歩んできた社長夫人も、それに匹敵するものがあります。

ですから、私がいくら長く働いたといっても、その労働力は社長や社長夫人には大きく劣るわけで。

それでも社長夫人は、リズムが違うとかいう理由で、「やりにくい」のだそうです。

きっと、２人が２人とも、確固たる仕事のリズムを持ってしまっているのでしょうね。

私は可変式に育てられたようで、どちらにも対応できますし、

２人とも一緒にいても、苦になることはありません。

単に空間的に狭くなって邪魔だとは思いますが。

そんなわけで、社長夫人は、社長と一緒よりも私と一緒のほうが働きやすいそうで……

基本的には、ありがたい話ですが、

今回のような事態をたびたび起こされると、たまったものではありません。

贅沢言ってますが、それは道義的な贅沢で、

こっちの予定をまったく聞かずに延長される点は、物理的に困りますし、

あげく、それ前提で立てた予定をこなさずに、同じ事を２度も３度もやられると、

これはもう、道義的にもどうなんでしょうね？

それに、あれほどの労働力が揃うなら、

高々リズムが違う程度では、仕事の能率には影響しないのでは？　とも思います。





ですから、今私が言いたいことは、

早く入力しろよ、社長！