久々に見た夢
上昇と挫折を父性に諭され慰められ(「父」そのものというより「父的存在」象徴の人物)涙と弁解の中緩やかに目覚めへ浮上したそのあわいではどんな事件が起き、閉じたか具体的だったのだけど、現実界の中では徐々に薄暈けていくメッセージ性だけは残っている自身がこの上昇を戒めている上昇に伴う浮かれ気分をつまづきや失敗や挫折は必ずあると分かっている今までもそうだったなのに喉元どころか腑も過ぎて熱さなど記憶ほどにもないあれは夢美しい夢こちらでは優しく慰める誰かはいない弁解に頷いてくれる人もだからいきない転んでものたうち回っても地に足つけていない自分が原因足下も山の彼方も視界に入れて一歩一歩確実にあの頂きをいつか踏みしめるのだ挫折しても夢ってなんて甘いんだろうたまにしか落ちてこない蜜のよう味わって甘美さと苦さをともにとどめておこう