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カテゴリ:極短小説
今日はアカデミーに潜入だ
どんなアカデミーかというと 制服と私服どっちでも可。一般聴講自由。途中退席自由。女子率多め。 女子はミニスカートでパンツの見せっこをしたりしている。いい学校だ。 聴講したのは「文化人類宗教学」 つまるところ「神とはなにか?」って奴である ハッキリ言って退屈だ「彼女の好きなパンツの色は?」のほうが聴講の人気も出るような気がするが。まあ狂人に思われるのでやめておこう。 意外に女子生徒は真面目にノートを取っている。 実は俺の彼女はアカデミーの生徒なのである。 巫女という仕事のかたわら学生もしている。 「神とはなにか?」なんだろなぁ、彼女の今日のパンツは何だろなあ・・・ 浅学なれど説明すると神は階級に近い 普通の人間ではない、別格なのである 「人間は神になれるだろうか?」答えはノーだ 神は時に人間の姿をするが、人間が神になることは無い 人間はせいぜい天使どまり、「神になんかならねぇほうがいい」は前にも言ったか。 人間界で神としてもてはやされてたアイツ、天使試験何浪してたっけ・・・。 俺の彼女は人は神にもなれると信じている夢見る少女ちゃんである、今日のパンツの色はなんだろう? 人が神になれる・・・夢のような話だ。俺はその時でも天使のままだろう。天使はいい、堕落できるから。 2時間近く永遠講義が続いたが、気になったのはあの子のパンツ何色かなということである。 この世に神なんかいねぇ、意外と事実である。 今日も礼儀だ、一首詠んでおこう 「長雨に 髪乱れして 指はらり 君がさくら手 つなぎたくかな」 アオイ先生に、届け!!アオイ先生のパンツ、今日白!? 続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.07.29 21:16:36
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