|
カテゴリ:空間旅行
水曜日から日本に帰国するので、ロンドンに帰る本日の午前中は買い物に費やそうと思っていたが、イースターでどこも閉店。従って国立博物館へ。
空港に向かう前の一時間半程の見学だったが、ここがなかなか面白い。まずはモザイク画が豊富であること。殆どがポンペイから発掘されたものばかりだが、非常に細かく絵画としての完成度も高い。イタリアでは「モザイクの街」といわれるラヴエンナもいったが、ち密さと写実性からいけばここの博物館蔵のモザイクは出色。ポンペイ遺跡でも思ったが、古代ローマ人というのは非常にプラクティカルな人だったのか、こうしたモザイクまでにも魚や鳥や人々の群像などが実写的に製作されたものが多い。特に目玉となるのはアレクサンダー王の戦いの風景。一部は欠落しているものの、戦いの風景が兵隊や馬、その表情に至まで淡々と描かれている。 そしてもう一つの博物館の目玉?はHな展示。これもほとんどが遺跡からの出土品なのだが、様々なポジションを示した絵画や身体の一部を誇張した食器類、その他にもかなりえぐい展示が多く、もちろん子供おことわりなのか、そこの展示室だけ入り口で監視員が立っている。私の記憶の中では公な博物館の中で、こうした展示を目にしたのは初めて。でも日常を描くのに長けたローマ人のこと、そりゃこうしたことも描くわ。 午後はまたもミラノ経由でロンドンへ帰宅。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004/04/17 11:26:02 PM
コメント(0) | コメントを書く
[空間旅行] カテゴリの最新記事
|
|