ロバート・SN・テーラー3世の超短編 サンデーブルーの陽子 10月18日
陽子は17日の日曜に彼氏と別れて自宅に戻ってボッとしていたら、「孤独と言う名の恐ろしい魔物」 が陽子を取り込んできたのだった。「なんで日曜日になるとこうなるのだろう。サンデーブルーか」 陽子は自問自答した。お酒を飲んで、自慰を試みたが気分は晴れなかった。 気がついたらあてもなく近所の公園をさ迷っていた。「なんでこんな事するんだろう」 自分にやめるよう言い聞かすのだが、もう一人の自分がそれを許さなかった。気がついたら、ラブラブで見も知らない男に抱かれていた。「名前も知らないあったばかりの男に身をさらけ出し全身を愛撫されている」 このスリルと快感が陽子を燃えさせていた。男の口が陽子の体を這うたびに、陽子の口から、「ア、ア、ア、ア、ア、ア、あ、、あ、あああああああああ」 と激しいあえぎ声が漏れるのだった。そして、そのあえぎ声がとまることは無かった。「いい、いい、いい、いい、いい、いい、」 夜が明けるまで続いたのである。陽子は毎週日曜日になると、こんな状態になるのだった。「彼氏はこんなようこの日曜日の夜」 これを知るはずもなかった。