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お付き合い始めて3日目、土曜日。
ゆーやに会いに、新幹線に飛び乗る。 週末のやまびこは混んでいる。 座れないけど、そんなの苦とも思わない。 30分弱辿り着いたのはJAZZが響き渡る駅だった。 改札には彼が私を待つ。 お泊り用のパジャマを買いにユニクロへ寄った後、 お昼はパスタを食べる。 味噌みたいに濃いミートソースと 醤油ベースのシーフードパスタを分ける。 そして、自然とゆーやの住むアパートへ向かう。 家に入ると窓から差し込む柔らかい 明かりが部屋全体を包んでいる。 小さいクローバー柄の真っ白な 長めのカーテンが優雅で眩暈がする。 窓辺に置かれた小さなテーブル、 棚、カヌーしかない部屋。 ゆーやが淹れたペパーミントの ハーブティーの匂いがツンと漂う。 10年知らなかった穏やかな優しい愛に 包まれた空間に鼓動が高鳴る。 寄り添い座ってくれるゆーや。 ゆーやの指が私の全身を撫でる。 7時間もの間、緩やかな時間の中続く、 キスとハグに気が狂いそうだった。 ・・・ 彼が入れてくれたお風呂に入った後、 夜食と朝食の買出しに行く。 スーパーで、カートを押す彼の横歩く。 夜食用に出来合いのおでんセットとビールとウィスキー。 朝食用に卵とライ麦パンとサラダ。 二人で一つずつ買い物袋を提げて手をつなぐ。 私は初めて問題が無い恋愛を手に入れ、 幸せになるチャンスを得たのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.11.04 18:49:25
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