カテゴリ:家に来た頃
朝目が覚めた。見慣れない風景に少し驚いた。
あぁ…新しい家族の所へやってきたのだった…。 早速家族たちがオレによってきた。 皆オレを見てニコニコしている。 ゲージから出してもらいオレは朝から散歩に連れ行っててもらった。 朝の空気がすがすがしい。 とても気持ちの良い朝だった。 その家族はやたらオレに喋りかけてくるのだ。 どうやら前に飼っていた犬にも話しかけていたらしいので オレにも言葉が分かると思っていたらしぃ。 しかし、その頃のオレはまだ人間の言葉というのが分からなかった。 その週の日曜日の事だった。 昼も過ぎた頃、家族はオレを車に乗せて動き出したのだ。 オレは凄く不安だった。 もしかしてこのまま又どこかへ連れて行かれるのだろうか? オレはこの家族に飼われてる訳じゃなかったのか…? 次はどこへ連れて行かれるのだろう? この車の先の行方がとても不安だった。 30分から1時間も走っただろうか。 俺は車から降ろされた。 そして可愛らしい看板のある家に入って行った。 飼い主はやたら嬉しそうな顔をしている、その家の中の物を見ている。 そしてその家にある色んな服や首輪をオレに付けて試している。 「!?」オレはこの分からない状態にパニック。 オレはその可愛らしい看板のある家の中にオシッコをした…怒られた… …どうやらその家はペットショップというらしい…。 オレはここで新しいハーネス+首輪とリードを二種類もセットで買ってもらった。 何か安心したオレは帰りの車の中では外の景色を見てとてもいい気持ちだった。 それからと言うもの、オレは大の車好きだ。 窓を全開に開けて貰い身を乗り出して 走る車の外の風を浴びながら、外の景色を見るのはとても気持ちがいい。 (!大変危険です。マネをしないで下さい。リードは必ず付けましょう!) そんなオレは「クルマ」「イコカ」という言葉を次第に覚えだすのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 29, 2004 11:43:45 AM
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