ロック魂70(おやじロック)

2009/09/26(土)15:21

アース・ウィンド&ファイヤー『太陽神』(リマスター)

アメリカンロック(75)

アース・ウィンド&ファイヤー『太陽神』(リマスター) その昔、世界中でディスコ・ブームが湧き起こり、猫も杓子もディスコに通って踊っていた時代がありました。 こういう私も学生で、六本木や新宿のディスコに行ったものでした。 今はクラブという右下がりの発音の場所がその余韻を残しているようですが、当時はもう少し健康的な感じでした。 ディスコ・ブームは踊りだけではなく、音楽界にも影響は大きく、それを無視することが出来ないくらいで、ローリング・ストーンズやロッド・スチュワート、アバなどの大物までもディスコ・ミュージックの要素を取り入れていました。 その時代のまさしくディスコでなくてはならない曲がこのアルバムの「宇宙のファンタジー」でした。 この曲のサビの部分では全員が両腕を上げて踊るというのがミソで、この私ですらっやってました。今から思うとカッコ悪かっただろうな。今思うと赤面してしまいます。 しかし、このアース・ウィンド&ファイヤーは単にディスコに乗っていただけではなく、真に実力のあるバンドで前作の『スピリット』あたりから評価を高めていて、このアルバムで頂点を極めました。 ソウルとロックを合わせ持ちバラードも素晴らしいものでした。 個人的には「聖なる愛の歌」が一番好きですね。 アコーステック・ギターのリードから始まり、徐々に盛り上がり、フィリップ・ベイリーのボーカルが優しく歌いあげ、バック・ボーカルとともにリズミカルに伸び伸びと高まっていく、このアルバム最大の聴かせどころではないでしょうか。 それにこのアルバム・ジャケットです。 アフリカ志向のこのグループにピッタリとあった絵は日本人のイラストレイター長岡秀生によるものでした。

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