ロック魂70(おやじロック)

2010/03/21(日)21:22

ポール・サイモン『グレイスランド』

ポール・サイモン『グレイスランド』 1986年発表のポール・サイモンのスタジオ・アルバム第6作。 個人的にはかなり問題作だと思います。 当時、ピーター・ガブリエルの『So』などを始めとして、 ロック界ではアフリカ音楽が注目されていて、 このアルバムがポール・サイモンとしての解答だったと感じましたし 決していわゆる売れ線ではない音楽でした。 しかし、これがポール・サイモンの力なのか、グラミー賞を取ってしまうんですね 確かに、ポール・サイモンとしての解釈で表現されていますが、 それまでの曲と違って、甘い曲はなく、ある種、厳しさや、醒めた感じがするんですね 何か、ポール・サイモンがどんどん遠い存在になっていくような ですから、この作品以降、ヒットは出なくなるし なんか、神がかったような、そんな感じになったような気がします。 だからと言って、この作品がダメという訳ではなくて 作品そのものは素晴らしいと思います。 このようなリズムの音楽を自分なりに表現出来るということは難しいと思います。

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