ロックドラムなのだ！

最近のテレビや新聞を見てるとよく感じるのが被害者意識なんだよね。
そこには責任を全部自分以外の何者かになすりつけている現実がある。

果たしてそうなんだろうか？

こうなったのは誰それのせい。自分は何も悪くない。
本当にそうなんだろうか？
確かにそう思えれば楽だわな。自分に責任なんかないんだからね。
それを受け止める覚悟もいらないしね。

でもさー、少しでもその事に関わっていたのなら、直接的でないにしろ、
自分の行動なり言動が何かしらの影響があったのではないの？
逆に言うとそういう事がまったくないと言うことは、関わっていたと言う事自体、というか、
関わっていたと思っていたことが、実を言うと何の関わりもなかったということになるよね？
それって、どうなの？
さびしいことなんじゃないの？

あとさ、有名な書家が遺した言葉で「のにがつくと愚痴がでる」ってぇのがあるんだけど、
まさにそれだと思うわけですよ。
自分がこんなにしてやったのに。ってさ。
自分はこんなにしてやったのに、あいつは何も思ってない。
自分に感謝の言葉ひとつかけやしない。
あいつにチャンスを与えてやったのに、あいつはそのチャンスをつぶした。
こんなにしてやったのに、のに、のに、のに・・・・。
その前に問いたいんですけど、伝わってるんですか？相手に。
自分がそう思ってるだけなんじゃないですか？
相手を攻撃する前に自分自身を省みたらどうですか？

アタシが思うに、自分がした行動に対して、感謝を求める事自体、
何かしらの見返りを求めること自体がさもしいと思ってしまうんです。
見返りを求めるなとは言わないが、見返りありきで行動してる自分を客観的に見たら、
自分自身がどう思いますか？恥ずかしくないんですか？
自分が良かれと思ってやったことが本当に相手の為になってるんですか？
相手にとってありがた迷惑かもしれないじゃん。
そういうこと思わないで、自分のやったことは相手に対してありがたいに決まってるって
思えるんですかね？思えるってことは、そうとう、自分が何様なんですかね？
そうとうお偉い方なんでしょうなー。
アタシはそんなこと、恐れ多くて思えませんよ。

こういうことに明確な答えはありません。
それは各自が答えを持っていることですからね。
ただ、アタシは謙虚の履き違えとか、自己満足の履き違えを
なるべくならしたくないなと思う次第でございます。