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BOSSの備忘録。

2008年12月17日
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カテゴリ:演劇
keramap#005
「あれから」
作・演出/ケラリーノ・サンドロビッチ
出演/余貴美子、高橋ひとみ、萩原聖人、岩佐真悠子、柄本佑、山西椁、渡辺いっけい、高橋克美他
世田谷パブリックシアター 1階B列16番
2008年12月16日(火)19時開演の部

いつものケラさんの芝居だと思って観に行くと足を掬われる。
どう掬われるかは観る人次第だろう。
私は救われた。

もちろん、ケラさんの今回の明確な狙いなのだろう。
いわゆる、「イイ芝居」なのである。
いつもの「悪意」が感じられない。
最後は、いわゆる、「感動」したりもする。

なので、いつものケラさんとは違うケラさんの別の面がいい方向で見えたりする。
例えば、人間関係の構築の匠さ。
登場人物の全てが他の登場人物全てとなんらかの関わりを持って生きている。
つまり、無駄な登場人物がひとりもいないということ。
そして、全ての登場人物がキチンとドラマを抱えていること。
抱えているドラマが他の登場人物にキチンと関係していること。
等々。
これは、まあ、作劇の巧さ、としかいいようがない。
が、これもおそらく、ケラさんの確かな狙いだろう。

セットは久しぶりに抽象的である。
が、おこる出来事は妙に具体的である。
もちろん、これもケラさんの狙い。

そして、何より、KERA・MAPということでいつものケラさんの作品とは一味違うキャスティングが組まれている。
そして、このキャスティングが素晴らしい。
ひょっとしたら、このキャスティングが新たなるケラさんを導き出したのかもしれない。
特に誰と言うことはなく、みんな素晴らしかった。

ケラさんが言う通り、年の瀬に観るにはもってこいの芝居かも知れない。
きっと暖かな気持ちで年が越せることだろう。






最終更新日  2008年12月17日 11時49分38秒
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