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BOSSの備忘録。

2010年11月04日
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「カーディガン」
作・演出/田村孝裕
出演/中井貴一、市原隼人、中尾明慶、石橋杏奈、キムラ緑子、他。
2010年11月2日 19時の部
パルコ劇場 A列22番 入場料/7,500円

「演劇的だと自負しているのは、鉛筆を人間の指に見立てて切る場面」
野田さんが語った、演劇的とは何かの具体例だろう。
で、そんな演劇的な演劇とは別に演劇的ではない演劇も存在する。
そんな演劇を否定しているわけではなく、区別しているだけだ。
例えば、三谷さんの演劇は後者だろう。

私は、演劇的演劇派(そんな派があるかどうかは分からないが)である。
だから、自身が作ろうとする芝居は自然にそちらの方向を向く。

前置きが長くなった。
で、この田村孝裕さん作・演出の「カーディガン」は後者である。
作者や演出家の名前を知らないで観に行ったら、多分、三谷さんの芝居かな、と思ったと思う。
事実、観ながら、三谷さんの芝居みたいと思って観ていた。
まあ、つまりは、面白かったのである。
とにかく「台詞」が面白い。
こういう舞台を観ると舞台はやはり「台詞」だな、と思う。
それくらい「台詞」がうまい。

そのうまい「台詞」を語る役者がまたうまい。
中井貴一さんは最早コメディアンだ、と言い切ってもいいかもしれない。
市原隼人くんも好感が持てる。
つまり、感情移入しやすい。
なので、主人公の二人をあっさりと応援したくなる。
てなわけで、あっと言う間に作者の罠に掛かる。
あとは、この二人がどう変化してゆくのかをワクワクドキドキしながら観ていればいい。
まあ、そんな芝居だ。
が、ちょっとした仕掛けもある。
病院モノに慣れた人ならすぐ分かるが、気が付かない人はビックリするだろう。
私は天の邪鬼なので気が付いてしまった。
あらら、残念。
でも、そのインパクトは強い。
これは、観てのお楽しみ。

共演者では中尾明慶くんと石橋杏奈さん、そして、さすがのキムラ緑子さんが印象に残る。

観て損はない。
23日までパルコ劇場。






最終更新日  2010年11月04日 14時49分27秒
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