営業部録（ぶろぐ）

全306件 (306件中 51-100件目)

< 1 2 3 4 5 6 7 >

• 半額で売る！

  朝日新聞に出ていた記事ですが、本屋で売れ残った本を半額で売る試みがスタートらしいです（↓）。http://book.asahi.com/news/TKY200710070036.htmlそもそも夕方のスーパーなどに行けば、こんなことは当たり前ですし、そもそも資本主義の原理というのでしょうか、需要と供給の関係からすれば、売れなかったら値段が下がるのは当たり前だと思うんですよ。でも、書籍の世界は再販制といって、値段を買えて売ってはいけない、出版社の提示した価格で売らなければいけない、っていう、たぶんこの業界以外の人から見たら旧態依然とした、頑迷固陋の、まさしく陋習にしがみついている業界に見えるのでしょうね。あたし自身は、出版という性格上、再販制が存在する必然性と言いますか、存在することのメリットっていうのは十分に認識しているつもりです。それでも、時代の流れ、世間の常識を考えれば、もう少し弾力的な運用ができないものかと思います。何より、旧態依然に安穏として、これ以上ないくらいに長い不況のトンネルに入ったまま抜け出せないでいる業界なんですから、あらゆる面で改革、改善をしていかなければならないのは、火を見るよりも明らかなわけですから。

  2007年10月07日

• 21日はＢＳを？

  今月２１日のＮＨＫ、ＢＳブックレビュー、いつものように評者が取り上げる３作品に続いて、＜特集＞に『ねにもつタイプ』岸本佐知子、って書いてあるじゃないですか！　もちろん岸本さんのお写真入り！（←なんか、すんごくりりしく写ってるような…爆）いやー、これは朝から居住まいを正してテレビに向かわなければなりませんね（笑）。講談社エッセイ賞を取り、海外文学好きの人以外にもずいぶん名前が知れ渡ってきた感のある岸本さん、とうとうテレビ進出ですね。このペースだと、来年あたりは朝の情報番組などにちょこちょこコメンテーターとして登場し、「サンデーモーニング」あたりのレギュラーコメンテーターとなる日も近い？（↑このコースがメジャーへの道か？）

  2007年10月07日

• 新店！

  立川のオリオン書房新店オープンですね。改札の中ということは、あたしの場合、自宅から定期券（国分寺－お茶の水！）だけを持って行けば、覗きに行くのにお金はかからない、ってことね。これ、もちろん違反行為なんでしょうけど、改札を出なければ事実上確認のしようがないわけですから仕方ないですね。レストランへ移設と、新文化のサイトには書いてありましたが、どんな感じなんでしょう？　今朝の朝刊には、立川のエキュートの広告は入っていませんでしたが、昨日入っていたのかしら？　未確認です。新文化と言えば、ジュンク堂秋田店の記事が出てますね。ジュンク堂の出店攻勢はこのところスゴイですねえ。二年後くらいには札幌大通に出店するのが決まっていて、とうの昔に北海道新聞にも出てましたけど、それまでに東北を固めてしまおうっていう腹なんでしょうか？それにしても、６３５坪って、秋田でそんな大きな店、必要なんでしょうか？　秋田をバカにするつもりはありません。年に数回は営業に回っている都市ですから愛着もあります。でも、「さびれる地方」といったニュースが流れると、たいていは秋田が取り上げられるくらい「寂しい地方都市」の代表のように言われているわけですから、そこへこんな大きな書店ができても閑古鳥が鳴くだけなんじゃないかと、ちょっと心配になります。そういえば、つい最近も文教堂が函館に５００坪の大型店を出すという話が飛び込んできたばかりです。むかしの駅前商店街の１００坪もないような書店には、もう生き残るすべは残っていないのでしょうか？

  2007年10月06日

• 映画化！

  少し前に刊行して、おかげさまで大ヒットした海外小説『ジェイン・オースティンの読書会』、これ映画になるんですね！来春、日本公開だとか？　日本語サイトはまだないようなので、詳しくはこちら（↓）をhttp://www.sonyclassics.com/thejaneaustenbookclub/

  2007年10月05日

• 今日の配本(10/02)

  ●ヒトラー暗殺ヒトラー暗殺計画の中からいくつかを選んだドキュメント。信長にしてもそうですが、これだけ敵が多くても暗殺はされなかった歴史上の人物って多いですよね。もちろん、暗殺されていて、その後の人生は影武者が演じていた、なんてトンデモ話もよくありますが…。

  2007年10月02日

• トークイベント

  あいにくの雨模様でしたが、午後から青山ブックセンターで、角田光代さんと唐仁原教久さんのトークイベントがありました。あいにくの天気と書きましたが、午後からは傘なしで歩いている人もいるくらいの天候だったので、会場は盛況でしたね。自分のところの本のことを知らなくて情けないのですが、今回の『予定日はジミー・ペイジ』のカバーや挿画は角田さんと唐仁原さんの合作なんです。そのことは知っていましたが、私はてっきり、自分の作品からイメージした角田さんがスケッチした簡単なイラストを唐仁原さんが仕立て上げたものと思っていました。ところが今日のトークでわかったのですが、唐仁原さんがあらかじめ角田さんに宿題を与えておき、なおかつ唐仁原さんがちょこっとだけ下準備をしたキャンバスに、角田さんご自身で描かせるという手法で一連の絵が出来上がったとのこと。そういうコラボってあるんですね。ここのところ妊娠モノ、母親モノが続いている件については、自分の周りの友人たちがそういう年齢になっているので、そういうのも見ていて自然とそうなったと、これまた飾らない角田さんのコメントでした。追伸：トークイベント後のサイン会、お客様一人一人の目を見て「今日はありがとうございました」とお礼を述べる角田さんの姿が印象的でした。

  2007年09月29日

• いろいろ出るみたい…

  書評頼みの営業マンじゃいけないとはわかっていても、それでもやっぱり期待しちゃう（汗）。でも、最近の書評って、出てもそんなに効果なかったりするのよね（涙）。とは言いつつも如下：毎日新聞に『華より幽へ』と『パール判事』！読売新聞に『土星の環　イギリス行脚』！ＢＳブックレビューでは『父さんの銃』！以上すべて、この日曜日です。

  2007年09月28日

• 今日の配本(09/26)

  ●ニューエクスプレス　スウェーデン語この春からリニューアルした＜エクスプレス＞シリーズの最新刊。北欧の国、スウェーデンの言葉です。スウェーデンと聞くと、ヨーロッパ→ファイナル・カウントダウン→ロッキー→アイ・オブ・ザ・ダイガー、という連想が働いてしまうのは、そういう世代だからでしょうか？

  2007年09月26日

• 愚痴っぽくなってる？

  先日、新たに人員が一人増え、それに伴って職務分担が代わるということを書きました。とりあえずダイアリーで書いたのは、営業担当エリアの変更についてでしたけど、社内での日常業務でもいろいろな変更がある予定です。で、今日あたりから、新しい職務の引き継ぎっていうわけじゃないけど、前任者から、毎月この時期になったらこれをしないとならない、それにはこうやって、ここへ電話して、これに書き込んで、云々、といった説明を受けました。もちろん、年月を経たら職務分担の変更があるのはわかるのですが、なんか、あたしばっか負担が増えてない（？）っていう気がしちゃいます。当然、そういった毎月のルーチンワークなんかは慣れてしまえば単純労働ですから、あたしなんかがやってればいいんでしょうけど、それを譲ったお偉方は、今後何をするのよ、と言いたいです。あたしなんかよりもずっと多くの給料をもらっているわけですから、会社の現状、出版界の状況を大所、高所から検討し、なおかつＰＯＳデータをはじめとした各種資料を日夜精査、分析し、きわめて高度な営業判断を行なってくれるものと期待したいところですが……

  2007年09月25日

• 初めてのビジネス書？

  ビジネス書なんて、出してないです、これまでも、これからも。でもビジネスの棚で売れてる本があるんですよ。先日出した『クリエイティブな習慣』です。もともとは芸術などの棚に配本されるかな、なんて漠然と思っていた本なんですけど、蓋を開けてみると、ビジネス、自己啓発といったコーナー、書棚でよく売れているんです。お店で聞いてみると、買っているのは当然のことながらビジネスマンで、ビジネス書としては高くない（？）というこちらの不安をよそに、あまり値段は気にせずに買って行かれる方が多いとか……（感涙）入荷した本を見て、これは自己啓発の棚だと感じてくれた書店員さん、ありがとうございます！今のところ、動きがいいのは山手線内を中心とした、サラリーマンが多いお店ですが、じわじわと郊外にも広がっていってくれることを期待してます。

  2007年09月22日

• 今日の配本(9/21)

  ●料理イタリア語の入門好評語学書のＣＤ付新装版です。最近、こういった語学書のＣＤ付リニューアルが多いなあ（汗）。●多田等観全文集世間的には河口慧海ほど著名ではないかもしれませんが、多田等観もチベット学では素晴らしい先達です。その主要論文を収録した決定版です。●仏検対策２級問題集５級から始まってようやく２級まで来ました。でもその前に準２級が新設されてしまった（汗）。早いとこ、全級揃えないとなりませんね。

  2007年09月21日

• 今日の配本(09/18)

  ●シャンパン　泡の科学先日刊行の『シャンパン歴史物語』が好調で、この日曜日には朝日新聞で書評が載りましたが、そんなシャンパン本第２弾（？）です。こんどは泡に注目！　シャンパンのおいしさを決めるのは、やはりこのシュワシュワ感ではないでしょうか？

  2007年09月18日

• いろいろ変わる？

  少し前に、あたしの勤務先が人員募集をしていることを書きました。その結果、あたしの属する営業部には、来月１日付で新しい仲間が一人増えます。こういう時季の募集でしたので、まるっきりの素人さんではなく、既に営業経験のある方だそうで、即戦力として期待大ってところでしょう。さて、それに伴って、営業エリアの区分けとか社内での職務分担などが若干変わります。その新しい職務分担表が今朝配られたのですが、何も聞かされてなくて、いきなり「こうなります！」っていう紙が配られたのでちょっと戸惑ってます。新人さんがいるわけではないので、いちいち説明しなくても、どんな業務・職務が誰から誰に変わったのかといったことは、おおよそ飲み込めます。ただ上の人は各自の職務の負担の公平性を図ったつもりなんでしょうけど、実際にやってみると意外と公平性ってのは難しいものですよね。（←別に上司を非難しているわけではなくて、一般論として）　それになにより、個人個人の能力（事務処理能力とか）の個体差ってのもありますから。ある日突然職務ががらっと変わるのではなく、前任者と後任者で相談しながら徐々にってことですが、とりあえずあたしの場合、これまで「中央線・京王線・小田急線・総武線・有楽町銀座地区」っていう担当エリアだったのですが、「小田急線」と「総武線」を他の方に譲ることになりました。個人的には負担が減って嬉しいのですが、この１年半から２年くらい担当して、ようやく書店の方とも仲良くなれたところだったので非常に残念な気もします。しばらくは「お別れ営業回り」になりそうです。中央線、京王線沿線の書店さんは、引き続きあたし担当です。（←ブーイングが聞こえる？）

  2007年09月18日

• 週刊ブックレビュー

  今月３０日のＮＨＫ－ＢＳ「週刊ブックレビュー」で、野崎歓さんが『父さんの銃』を取り上げてくださいます。この本、もちろん海外小説ですが、クルド人問題などとの絡みで海外事情など棚でもそれなりに動いているようです。うーん、そういう展開の仕方もあるのか、と書店さんの慧眼に脱帽です。

  2007年09月17日

• ヴォネガットが売れてるみたい…

  ヴォネガットが売れてるみたいですね。次回の朝日新聞の書評にも『国のない男』（日本放送出版協会）が出るみたいですし……実はヴォネガット死亡後、やはり若干動きがよくなって、あたしんところ『母なる夜』もコンスタントに注文が入るんですよね。うれしいことです。ちなみに、その朝日の書評、先日刊行した『シャンパン歴史物語―その栄光と受難』が取り上げられます。これも地味ながら、直実に売り上げを伸ばしています。

  2007年09月12日

• 2007年09月号

  社会人になると、しばしば「十年選手」なんて言葉を耳にします。十年も勤めれば、もう一人前ということなのでしょう。でも最近は同じ十年でも「十年ひと昔」という言葉が気になります。若い書店員さんを前にして十年、時にはそれ以上の世代差を意識させられます。そして本題。ジミー・ペイジを知らない書店員さんが多いんです。もちろんロック談義に花が咲く方も大勢いますが、書店の文芸担当は得てして若い女性が多く、そうなると二十代の彼女たちにとっては「ジミー・ペイジ」が人名だということから説明しなくてはなりません。ツェッペリン、三大ギタリストなんて単語を並べても、どうも彼女たちの琴線に触れないようです。この世代差、如何ともしがたいです。かく言うこちらも、リアルタイムで熱狂した世代ではないので、熱っぽく語れないのが哀しいところですが。

  2007年09月10日

• 今日の配本(09/10)

  ●イタリア語検定対策４級５級問題集初の「イタ検」問題集。やはり受験者は独仏が多いようですが、イタリア語もそれなりに人気の言語ですから……●ルイジアナの青い空カバーも爽やかな海外小説。ルイジアナと聞いてルイジアナ・ママを思い出してしまうのは年のせいでしょうか？●オオカミ新装版。しばらく品切でしたが、先日の「オオカミを放つ」も好評だったので復刊されました。●ラグビークセジュ最新刊。折しもラグビーの国際大会開催中ですね。このところラグビーも、それなりに人気が上がっている気がしますけど、どうなのでしょう？

  2007年09月10日

• ベートーヴェンの遺髪

  朝日新聞を何気なく見ていたら、ベートーヴェンの死因に関する記事が載っていました。歴史上の有名人の死亡原因を探るってのは、たいていの場合ワクワクしますね。ふむふむと読んでいてふと思ったのです。そうだ、あたしの勤務先でもこれに関する本、出していたのよね！そうです。あたしの勤務先、その名もズバリ『ベートーヴェンの遺髪』なんて本を出しちゃっているんです。最近それほど売れている本じゃありませんが……（涙）新聞記事はもちろん最近の研究成果を報じているわけで、あたしの勤務先の本は２００１年に出したものですから、今回の報道が「歴史を覆す大発見」とでも言うのであれば、うちの本は過去の遺産になってしまいそうです。でも記事を読む限り、まだまだあたしんところの本の寿命は残っていそうです。こんな記事が火付け役になって、また売れるでしょうか？

  2007年09月08日

• ツェッペリン再結成？

  ネットの情報で知りました。１１月に一日限りらしいですが、レッド・ツェッペリンが再結成するようです。往年の洋楽ファン、ツェッペリンファンなら当然大喜びでしょうが、角田光代さんも悦んでいるのでしょうか？この再結成、ネットの情報では、一夜限りの追悼コンサートでの再結成のようで、場所もロンドンだそうです。詳しいことは未定ながら、本格的な再結成、活動再開もあるのではという書きぶりです。活動再開はともかく、そのコンサートの模様、スカパーか何かで放映されないものでしょうか？　果たして『予定日はジミー・ペイジ』がその影響で更に売れるようになるでしょうか？

  2007年09月07日

• 今日の配本(09/07)

  ●クリエイティブな習慣クリエイティブな仕事をするためのコツを伝授、って本なんですけど、専らクリエイティブさに欠ける身としては、少しは読んで勉強した方がよいのかどうか…

  2007年09月07日

• 中島岳志×森達也＠丸丸

  晩の７時から、丸善丸の内本店で中島岳志さんと森達也さんのトークイベントがあったので行ってきました。と言うよりも、そもそもが中島さんの『パール判事』（小社）刊行記念イベントと言うことですので、お手伝いも兼ねてです。でも、やっぱり聞きたくなる取り合わせですよね、誰だって。冒頭も途中も、森さんは外の天候を心配してくださっていましたが、こうして無事帰宅できているので、大多数の方も問題なかったのではないかと思います。でも、台風にぶつからなかったら、もっともっと多くの人が聞きに来たんじゃないかなあと思いました。さて、対談の内容は、近々、たぶんあたしの勤務先の公式サイトにアップされるのでしょうけど、あたしなりに感想を書きますと、物事にはいろんな見方があっていいんじゃない、ある一つの見方、観点に何の批判も検証もなく、皆が付和雷同というか盲目的に追従してしまう傾向は危ないと、森さんも中島さんも訴えていたような気がしました。そんな観点から中島さんが書かれた二人の人、ボースもパールも、人間ですからブレはあるでしょうし、考え方も変わっていくでしょうけど、その時々できちんと自分で考えて、自分の意志を持って行動や態度を決定していた人だったんじゃないかなあ、と思いました。さてさて、ＳＡＰＩＯというホットな話題も直前に出来し、中島岳志×小林よしのりという対談も近い将来、実現するのでしょうか？　ちなみにＳＡＰＩＯの件は中島さんのブログもご覧ください。

  2007年09月06日

• ちょっと心配

  台風が東京に近づいています。金曜くらいかなと思っていたら、どうも明日、木曜日の晩が最接近のようですね。これは困りました。なぜなら、明日の晩、丸善丸の内本店で中島岳志さんと森達也さんのトークイベントがあるんです。思いっきり台風のさなかじゃないですか、もしかして。午後７時からのイベント、終わるのは９時くらいでしょうかね。そうなると、帰りの電車は動いているのでしょうか？　かなり不安です。でも、それよりも主役の一人・中島岳志さん、北海道在住なんですけど、無事東京へ来られるのでしょうか？　千歳は飛行機が離陸しても羽田には降りられない、なんて事態もありえます。中島さんと言えば、以前、新宿紀伊國屋ホールであったイベントの時も台風で飛行機が飛ぶか直前まで危なかった覚えがあります。うーん、嵐を呼ぶ男、なんでしょうか？その中島さんと好評『パール判事』ですが、本日発売の雑誌「ＳＡＰＩＯ」の「ゴーマニズム宣言」の中で、かなりコケにされています。まあ、良識ある人なら、あの手の雑誌の論調を鵜呑みにすることはないと思うので取り立ててどうのこうの思いませんが、あまりいい気はしませんね。

  2007年09月05日

• 今日の配本(09/05)

  ●日本詩歌小辞典古今の詩歌１０００首を集めた辞典。そりゃ詩歌って、日本の文学史をたどれば、１０００どころか何千首、否、何万首ってあるんでしょうけど、言うなれば「声に出して読みたい詩歌１０００」ってことです。個々の詩の記事を見てみると、朝日新聞の「折々のうた」を塩田丸男さん流に書き直した感じもします。

  2007年09月05日

• 載ってました！

  新聞に載っていた事柄２件。まず昨日の朝日夕刊。関東版だけなのか各地方の版でも載っていたのかわかりませんが、就活のページに、ジュンク堂書店新宿店語学書担当の横田さんが写真入りで登場しておりました。大阪からこちらへ移ってきたというのは知っていましたが、まさか大阪市立大学で中国文学を専攻していたとは……。年齢的に考えると、あたしがまだ編集部に所属していて、大学の先生回り（ご挨拶＆営業！）していた頃、大阪をよく回っていたので市立大学へも何度かおじゃましましたが、その当時学生として在籍していたってことですよね……。嗚呼、ゼネレーションギャップを感じるー（涙）続いて今日の読書欄。『古本屋を怒らせる方法』が紹介されていますね。この本、じわじわと売り上げを伸ばしていて、現在、在庫が極めて少なくなっています。すわ、重版か？重版で思い出しましたが、絶好調『パール判事』『恋するフェルメール』ともに品切れ、重版中です（パールは５日、恋するは１１日出来予定）。ご迷惑をおかけいたしておりますが、もうしばらくお待ちください。

  2007年09月02日

• くどい！

  朝日新聞に、またまた光文社古典新訳文庫の「カラマーゾフの兄弟」が取り上げられていました。写真入りで、かなり大きな扱いですね。しかし朝日って、ついこのあいだもカラマーゾフを取り上げていたじゃない。そりゃ、こんかいと多少アプローチは異なってますけど、おかしくないですか？そりゃ、あたしの勤務先だって翻訳モノを出版していますから、こうして翻訳モノ、海外文学が記事になるのは読者に対するアピールとしてとてもうれしいと思いますし、「カラマーゾフ」が売れていることはすごいと感じますし、こちらも第二、第三のカラマーゾフを出していかないと、という気持ちもあります。でも朝日の今回の記事、なんか裏で誰かが暗躍している、それとも巨額の（でもない？）金品が動いているんじゃないかと、どうも穿ってしまうんですよね。

  2007年09月01日

• 今日の配本(08/31)

  ●ジダンサッカーＷ杯の頭突きで、サッカーファン以外にも一躍有名になってしまったジダン選手の評伝。●予定日はジミー・ペイジ角田光代さんの書き下ろし最新マタニティ小説。エッセイでもなければ実話でもないので、くれぐれもご注意を！なお、この本の隣に「この日生まれの有名人！」のような本を並べると効果的ではないでしょうか？

  2007年08月31日

• 本の積み方＠文春

  本日発売の週刊文春、後ろの方のグラビアページに、書店で本を塔のように積み上げる書店員の技が紹介されていました。紹介されていたのは神保町の三省堂書店と恵比寿の有隣堂、それぞれの文芸担当の女性でした。あたしはどちらのお店も担当したことがないので、お二人と面識はありませんが、本屋へ行って高々と積まれている本を見て、思わず突っついて崩してみたい衝動に駆られたことが何度もあります。ゴメンナサイ。

  2007年08月30日

• 朝日新聞で岸本さんが…

  話題になっている、と聞きました。えっ、何のこと？だから、岸本佐知子さんのことが朝日新聞に載っているんだよー。えー、書評欄か何か？　それとも夕刊の文化欄？ちょっと忘れちゃったけど、ついこの前載ってたんだから。という会話で判明したのは、朝日新聞夕刊「たまには手紙で」の北村薫さんと天野慶さんのコラム（？）。今日の夕刊にも載っています。まだ岸本さんネタを引きずっています。ありがとう！

  2007年08月28日

• 今日の配本(08/27)

  ●華より幽へ先日亡くなられた観世榮夫さんの遺著となってしまいました。さすが伝統文化に携わる人という感じの、箱入りの重厚な本です。●古典ラテン語文典ラテン語はバチカンくらいでしか使っていない歴史的な言語ですが、西洋史や西洋哲学史の専攻でも授業があるみたいですね。

  2007年08月27日

• 

  ナンシー番外篇

  勤務先のウェブサイトで、あたしの華麗なるブラウス＆ネクタイのコレクションを公開しているのは、このブログを日夜チェックしてくれている皆様ならご存じかと思います。この夏の番外編として用意したドレス（？）があったのですが、「それ、ネクタイじゃないじゃん」ということでボツになってしまった原稿がありますので、ここ（↓）に公開いたします。♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪残暑お見舞い申し上げます、染井吉野ナンシーです。少し前までは日照不足なんて言われていたのに、今年は史上最高に暑い夏ですね。現に日本最高気温も更新しちゃいましたから。こう暑いと書店を回っても店員さんに同情してもらえます。曰く「この暑いのに営業なんかに出て、ぶっ倒れちゃうよ！」と。はい、ですからこちらもできるだけ駅直結、お外へ出なくてもすむ書店を中心に回るようにしています。郊外の書店さん、本当にゴメンナサイ、でも熱中症で倒れたくないもん。で、なじみの書店員さんに言われるんですよね。「ナンシーさん、暑いんだから、そんなブラウスとネクタイやめて、もっと夏らしい格好で来れば？」－－夏らしいって、浴衣とか甚平とか？」「そうそう、そういう格好で来てよ」－－そんなー、それじゃ他の書店回れないし、そもそも会社へ甚平着て出社したら、さすがに上司も怒るわよ」「大丈夫、うちへ来る前にトイレとかで着替えればいいじゃない」－－着替える？　それって学校帰りにトイレで着替えて化粧して渋谷へ繰り出す女子高生と同じじゃない？」「だって、ナンシーさん、心は女子高生でしょ？」というわけで着替えてみました。これは、この二、三年夏になると自宅で来ている甚平です。如何ですか？　甚平ってこの数年流行っているのか、電車の中でも浴衣の女の子と甚平の男の子というカップルをよく見かけますね。たぶん花火大会に行くんでしょうけど。（←誰かあたしを誘って！　必死の懇願モード）なので、柄も昔ながらの地味なのだけではなく、ナンシー好みの、かなり派手なものも売ってますよね。素材もいろいろあって、意外と選ぶのに迷いそうです。あたしもそろそろ新しい甚平が欲しいなあと、さすがに今年は思いましたけど、去年と同じ甚平着てます(T_T)。で、柄はこんな感じです。魚の名前が延々とプリントされている柄です。寿司屋の湯飲みじゃありませんよ！　どれくらい読めますか？果たして、こんな格好で本当に営業回りに行く日は訪れるのでしょうか？「本当に甚平出来てくれたら、注文たくさん出しちゃうよ！」書店員さんは皆さんそう言ってくれるんですけど、実演したら他人のふりされるのかしら？

  2007年08月24日

• カラマーゾフ！

  Yahoo!のトップページに載っているニュースに、今さらながら『なぜ今?「カラマーゾフの兄弟」』という見出しが出ていました。記事自体は産経新聞からの引用のようですが、少し前には朝日新聞でも載っていたような記事です。こんだけ載るってことは光文社さん、裏で相当お金を使っているのでしょうか……って、穿ちすぎ？それはそうと、この記事を読んでいくと光文社の方のコメントで亀山氏の新訳がリズムと勢いがあって読みやすく、若いころに読んで挫折した団塊の世代が読み直しているとともに、巧みな仕掛けがちりばめられたミステリーとしてのおもしろさが若い人に受けているとありました。前半はわかります。光文社の古典新訳シリーズは主として団塊世代が買っているというのは書店を回っていても聞きますから。あたしが注目したのは後半です。若い人にもジワジワと浸透しているんですね。嬉しいことです。昨今の古典のリヴァイバルや新訳のブーム、あたしんところの『キャッチャー・イン・ザ・ライ』なんかがその嚆矢として紹介されることも多いんですが、結局、かつて若い頃に読んでいた大人たちが、この時期にまた改めて読み直しているというパターンが多いと聞きました。つまり、売れてる、売れてるといっても新しい読者を開拓しているわけじゃあない、という言説です。正直、売れている内の相当数は再読組だということは事実だと思います。でも、それでもこの業界からすれば少なくない数の若者が興味を示してくれている、手に取ってくれている、買ってくれている、読んでくれている、ということの方が大事だと思います。確かにまだまだ少ないのかもしれません。でも世の中あげて読書好きになる必要もなければ、文芸作品ファンがそんなに大量に生み出される必要もありません。むしろ爆発的に売れなくてもいいですから、ジワジワとこのブームが少しでも長い期間続いてくれればいいんじゃないかと思っています。問題は、名作などある程度評価の定まったこれらの作品は復活（？）したようですが、ここから更に田の文芸作品へと、どうやって読者を誘うか、そこです。

  2007年08月23日

• 地元作家

  幻戯書房から『阿佐ヶ谷会　文学アルバム』という本が少し前に出ました。中央線沿線というのが井伏鱒二を出すまでもなく、文学的に豊かな土壌を持った地域であり、作家も多く住んでいれば、その作品を楽しみにしている読者というのも多い地域だというのは、あたしが言うまでもないでしょう。この本は、そんな中央線沿線の文学風土を垣間見せてくれる本なんでしょう（←読んでいないので、「でしょう」という書き方になっています、スミマセン）。著者の一人、青柳いづみこさんは、あたしの勤務先からも何冊か本を出している方で、あたしは面識ないのですが、編集部に聞くと、文章も面白いけどトークも面白いステキな方だそうです。あいにく一度も行ったことないのですが、過去には著書の刊行に合わせたトークショーなども開いていますし、ピアニストでもありますから弾き語りトークショーなどもやっていただいたことがあったとか……。こういう地元密着な作家さんが気になるというのは、やはり中央線沿線にあたしも縁があるからかもしれません。担当しているのが中央線の書店さんだからというのももちろんありますけど、なんといっても小学校から大学まで杉並区に住んでいて、吉祥寺や荻窪なんかはよく言ってしましたから、育った街と言ったら言い過ぎですが、非常に愛着のある地域であることには変わりありません。（母が一時期阿佐ヶ谷でパート勤めをしてましたし…）また理由の二つ目としては、近々あたしの勤務先から角田光代さんの新刊が出るからでもあります。（詳しくはこちらを！）角田光代さんと言えば、中央線の住人、荻窪に仕事場があるのは少し前にやっていたテレビ番組でも紹介されていました。先日の『ドラママチ』でも中央線の駅前が舞台でしたよね。ああいう小説、だいたい駅前のどのあたりなのか、どういった町並みなのか、読みながら鮮明に思い浮かびます。それと最近加わったもう一つの理由は、吉祥寺の書店員さんが吉祥寺の書店を元気にしようと、お互いに協力してこれからいろいろな仕掛けていこうという動きがあるからです。（詳しくはこちらのサイトを！）書店と言えば、チェーン店は別として、ふつうに考えればお互いライバルです。でも、昨今の出版不況は、そんなことを言ってられない、とにかく本屋に来てもらおう、本屋って面白いね、と思ってもらわなければ話にならない、というのでしょうか、意外と横のつながりも盛んです。もちろん以前からそういうのはあったのでしょうけど、最近はメールの普及で、かなり遠くの書店さん同士でも知り合いだったり共闘したりということが多くなっている気がします。そんな動きを見るにつけ、さて、あたしには何ができる（？）と自問してしまいます。答えは出ないんですけど。

  2007年08月18日

• いきなり朝日で…

  朝食を済ませ、家を出るまでの間、いつものように新聞を広げたところ、目に飛び込んできました！朝日新聞の三面です。三面記事とかの三面ではなく、実際の「３面」なんですけど、新刊書籍の配本の偏りのことについてです。記事を読んでいて、確かにその通り、仕方ないよ、という諦めというか、悪しき慣れ（陋習？）みたいなものを抱きましたが、ふと考えてみて、この記事、いったい何が言いたいの（？）という思いも抱きました。朝日新聞、時々思い出したように「町の本屋が危ない」的な記事を載せますが、政治的な話題と異なり、具体的な提言とかってあまり載っている飲みたことないんですけど……それって、もう手の打ちようがないってこと？

  2007年08月17日

• 休んでます

  今日から仕事が始まるのですが、あたしは今日は休暇を取って休んでいます。明日は会議とかがあるので出社しますが、本当なら今週いっぱい休んでいたいところです。なんたって、あたしの勤務先、夏休みが３日しかないんですから……信じられませんよ。あ、なんか愚痴っぽくなってる。

  2007年08月15日

• 去年は確か……

  あたしの勤務先がいま盆休み中だということは書きましたけど、公式サイトには何も書いていないみたいなんですよね。まあ、土日はいつも通りの休みだし、盆休みといっても月曜と火曜の二日だけ。世間だって休んでいるところが多いんだから、それほど気にすることでもないかもしれません。でも確か去年は公式サイトに「小社は●日、●日は夏期休暇とさせていただきます」というような表示があったような気がするんです。特に公式サイトからメールでの注文とか問い合わせ対策として、そんな表示をしていたと思います。注文については、今はうちがやっているんではなくて、自動的にブックサービスに転送されて、そちらが処理してくれるので、たぶん問題はないはずでしょう。問い合わせだって、質問とかに即日回答できるとは限らないのは、どの企業だって同じことですから、盆休みの数日も別段大きな影響があるわけではないのでしょう。だから今年はそういった表示をしていないのかもしれません（実際のところ、本当の理由は知りませんが……）

  2007年08月13日

• 盆休み

  今日から盆休みです。あたしの勤務先では、月曜日と火曜日、つまり１３日と１４日が社休日ということで会社全体が休み、あと一日、各自自由に夏休みをとるようにというお達しなんです。つまり会社の夏休みはたったの３日。いまどき、３日しか休みがない会社なんてあり得ない（！）と思いますが、昔ながらの頭の固い人ばかりなんでしょう。上の人たちからすれば、「各自有休も使って長期休暇を取ればいいじゃないか」ってことなのかもしれませんが、有給はあくまで有給であって夏休みではありません。これはどう考えても詭弁ですよね。そもそも月火の休みだって取次が休みで集品が来ないからっていう、全く自主性も何もあったものじゃない理由で決まるわけです。もうこの時代、取次とかそんなのどうだっていいじゃないですか？　一斉に休む社休日なんか無しにして、各自に一週間くらい有給とは別に夏休みをくれないものでしょうか？会社としての休みはなくなりますが、そうなると今年の場合で言うと１３日と１４日は集品もないのに営業していることになります。つまり、売り上げの上がらない営業日ができてしまうってことですから、そういう事態を危惧しているんでしょうね、たぶん。なんてバカらしいのでしょうか？

  2007年08月11日

• 今日の配本(08/10)

  ●クレオパトラ文庫クセジュの最新刊。こんなメジャーなタイトルが今まで翻訳されていなかったんですね。それとも、オリジナルクセジュでも最近出たものなのか？

  2007年08月10日

• 今日の配本(08/09)

  ●古本屋を怒らせる方法林哲夫さんのエッセイ。他社から何点も古本屋がらみの本を出していらっしゃいますが、うちからはお初です。なかなか扇情的なタイトルですね。

  2007年08月09日

• 今日の配本(08/07)

  ●ランシエール「哲学の現代を読む」の一冊。目次を見ると、ロックの本（？）という感じなんですが、果たして？

  2007年08月07日

• 朝日ばっか？

  以前にも書いたかもしれないんですが、でもいいです。もう一回書いちゃいます。この数週間、朝日新聞日曜日の読書欄、いわゆる「朝日の書評」ですが、必ず朝日新聞社が出した本が載っていますよね。これっておかしくありません？　そりゃ、公平に見て書評を載せるに値する本、ってことなんでしょうけど、それでも自分のところで出した本を載せるなんて、やはりちょっと書評委員の見識を疑ってしまいます。これが大して影響力のない書評欄ならまだ許せますが、書評といえば朝日新聞と言われるほどの影響力を持つところですからね。少し前に朝日新書なんかを刊行し、広告を載せるのならまだしも、読書欄をフル活用して朝日親書の売り込みをしているように見受けられる時期が、創刊の頃にありました。たぶん、こんなことをしているから、「最近は朝日の書評に載っても動かないんだよね」と書店に言われてしまうのではないでしょうか？

  2007年08月06日

• ＤＳで読書？

  ニンテンドーＤＳが売れているみたいですが、なんと「図書館DS 名作＆推理＆怪談＆文学」というソフトが発売になりました。ＤＳの画面で読書するなんて……。でも、しおり機能はあるようですが、検索機能とかはないみたいですね。書体を変えられるというのは面白いかも。メーカのサイトを見ても、収録作品にそれほどの食指は動きませんが……

  2007年08月02日

• 今日の配本(07/31)

  ●土星の環ゼーバルト・コレクションの第３弾。今回も写真を多数配した、独特の仕上がりです。

  2007年07月31日

• 新聞沙汰にはならない？

  日経新聞だけは小さく記事が出ていたとかいないとか言われていますが……大手取次Ｎ、いやー、イニシャルトークの必要はないでしょう、日販の受注システムのトラブル。書店によってはもう一週間止まっているよ、というところもあります。あたしの勤務先だって日常的に届く注文が入ってこなくて、一日あたり数十万の売り上げが計上されません。うちあたりでもそうなのですから、ベストセラーを抱える版元なら日に百万単位で売り上げが消えているんではないでしょうか？いや、そもそも日販だって、たぶん全国を集計すれば、そしてこのトラブルが本当に１週間近く続いているのだとすれば、億単位の損失が出ているのではないでしょうか？不思議なのは、確かにいろんな業界があって、億はおろか兆単位で動いている業界もあるんでしょうから、出版界のこんな「事件」は小さいことかもしれませんが、新聞がもっと取り上げてもいいんじゃないかということです。なので、実はこの業界の人でも知らない人っているみたいですし、ましてや普通の方、本屋さんに本を買いに来た方は全く知らぬことで、「どうしてあの本が置いてないんだろう」と思われているのでは？社会問題なんて言うと大袈裟ですが……。

  2007年07月26日

• Ｓ毎日で角田さん

  「サンデー毎日」誌上で作家の角田光代さんが『ファイヤーガール』の書評を書いてくださいました。　＞　多謝！角田さん、文章の中でも触れていますが、代田さんがお好みのようですね。でも、あたしの勤務先の担当編集者曰く、角田さんと代田さんはいまだ面識がないそうで……。うーん、お二人のトークショーとか企画したら面白いかも？

  2007年07月25日

• パール判事、売れてます！

  先週の木曜日に配本（取次搬入）になった新刊『パール判事』が出足好調に売れています。配本されてまだあまり経っていませんから、せいぜい朝日一面下欄に今朝広告が載ったくらいで、大きな紹介記事や書評なんて出ておりません。にもかかわらず、既に書店で動きが見られ、週明けとともに補充・追加の注文電話がいいペースがかかってきます。安倍内閣になって以来、改憲論議が賑やかになってきましたし、このところ所謂右からの揺り戻しのような論調が目立ちます。東京裁判の見直し、再評価もホットな話題です。東京裁判となるとパール判事。Ａ級戦犯の無罪を主張したインド人判事ですよね。しかし、実際パール判事がどんな人で、どういう考え（彼のバックボーン）から無罪を主張したのか、実はきちんと知っている日本人って少ないんじゃないでしょうか？（煽動的な本の著者の中には、全く歴史文献を自分で読まずに書いている人もいるみたいですし…）ここは一つ、『中村屋のボース』の中島岳志さんに、きちんとパール判事について語ってもらわねばなりますまい！それにしても、書店を回っていると、例年になく東京裁判絡みの本が目立つような気がしますけど、気のせい？

  2007年07月24日

• パール判事、売れてます！

  先週の木曜日に配本（取次搬入）になった新刊『パール判事』が出足好調に売れています。配本されてまだあまり経っていませんから、せいぜい朝日一面下欄に今朝広告が載ったくらいで、大きな紹介記事や書評なんて出ておりません。にもかかわらず、既に書店で動きが見られ、週明けとともに補充・追加の注文電話がいいペースがかかってきます。安倍内閣になって以来、改憲論議が賑やかになってきましたし、このところ所謂右からの揺り戻しのような論調が目立ちます。東京裁判の見直し、再評価もホットな話題です。東京裁判となるとパール判事。Ａ級戦犯の無罪を主張したインド人判事ですよね。しかし、実際パール判事がどんな人で、どういう考え（彼のバックボーン）から無罪を主張したのか、実はきちんと知っている日本人って少ないんじゃないでしょうか？（煽動的な本の著者の中には、全く歴史文献を自分で読まずに書いている人もいるみたいですし…）ここは一つ、『中村屋のボース』の中島岳志さんに、きちんとパール判事について語ってもらわねばなりますまい！それにしても、書店を回っていると、例年になく東京裁判絡みの本が目立つような気がしますけど、気のせい？

  2007年07月24日

• 今日の配本(07/19)

  ●パール判事中島岳志さんの新刊。一般的には東京裁判で被告人の無罪を証言したと言われているインド人判事パール。憲法改正が政治の場で議論されようとしている昨今、東京裁判にまで遡って話題にする方も多いようですので、本書の刊行は絶好のタイミングではないでしょうか？

  2007年07月19日

• 今日の配本(07/18)

  ●恋するフェルメール有吉玉青さんのエッセイ。他社の新書で「フェルメール全点踏破の旅」なんてありましたけど、これも同様の本。団塊世代、定年退職後の密かな楽しみに、フェルメール全点踏破というのがあるとか。四国八十八霊場巡りみたいですね。

  2007年07月18日

• 今日の配本(07/17)

  ●フランス中世史年表●子どものコミュニケーション障害クセジュの新刊２点。前者はクセジュらしいフランスもので、３部作の一冊。後者は、実はこの手の精神ものも含めた医学関連ってクセジュには結構あるんですよね。

  2007年07月17日

• ＷＥＢの情報はどのくらい見られてる？

  つい先頃、講談社エッセイ賞が発表になりました。こういうのを聞くと、出版社ってそれぞれいろいろな賞を独自にやっているんだなあと思います。そういう、あたしのところだって岸田戯曲賞なんてやってますし…（汗）で、そのエッセイ賞、今回、筑摩書房の『ねにもつタイプ』が選ばれました。著者は言わずとしれた岸本佐知子さん。名翻訳家の第二弾エッセイっていうことですが、あたしの勤務先から記念すべき第一弾エッセイが出ているんです。併せて、どちらも売れることを期待していますが、捕らぬ狸にならぬように……で、この賞については、あたしも朝日新聞に小さく出ていたのを見ましたが、ネット上ではどの程度知れ渡っているのでしょうか？実は、これも最近あたしの勤務先から出た本なんですけど『青騎士』というのがありまして、これは美術関係で興味ある方にはかなり注目の本なんです。ところがミクシィなどで関連コミュを覗いても、本書に言及しているところが見つかりません。まあ、いま流行のミクシィとはいえ、活発なコミュとそうでないコミュってのはあるでしょうから一概に言えませんが、それにしても、関連しそうなコミュは複数あるんですけどね。活発なコミュですと、関連本が出版されると誰かしら「こんな新刊出てます！」といった書き込みがあるんですけど、そういうのが見られなくて……ネット全盛のような言われ方もしますが、意外と情報の伝達って遅いときがあるのかもしれないと思った次第です。

  2007年07月15日

全306件 (306件中 51-100件目)

< 1 2 3 4 5 6 7 >