欠陥受信機
ケンテックという会社が1970年代に発売したイカす受信機。これを見て懐かしいと思う人は、またまたオヤジである。ワタシにとってはトラウマな受信機「BCL-1」である。青鼻垂れてた小僧の私が2学期の期末テストで学年ヒトケタ以内で、おまけにクリスマスなんちゃらにかこつけて親にダダこねて一生のお願いをして手に入れた過去があるイカす受信機である。入手当初はズイブン楽しませて頂いたが、ダイヤルドラムがスリップし始め、仕舞いにはウンともスンとも言わなくなった。このイカす受信機がいつ手元から消えたのかは記憶に無い。数十年ぶりに触ったケンテックはダイヤルライトが点かずウンともスンとも言わないトラウマ仕様のジャンク品。スイッチ類の接触不良を直したら鳴りだした。この機種特有のバリコン軸の曲がりがあります。設計に原因があり、悪化するとダイヤル糸のスリップ、バリコン軸のすっこ抜けなどが起こります。ダイヤル照明の電球を交換。黄色くなっちゃった。何とかイケそうな感じなので欠陥部分を克服したい。バリコン軸を自作サポートステーで保持する作戦。車屋的発想で多少のテンションを調節できるようにして微妙な軸センタリングをできるようにしました。軸の保持にはベアリングが無理だったのでオイルレスブッシュで。トラッキング等を調整して実用範囲内へもっていけました。メインダイヤルにもガタがあったので薄いスリーブを入れて解消。欠陥だらけだが今見てもなかなかカッコいい受信機だと思う。中学校一年の冬にはまんまとこのカッコよさにだまされたわけだが。天国のオヤジに一つトラウマが払拭されたことを報告したい。