2006/06/11(日)21:24
BEATLES(ホワイトアルバム)/ BEATLES 1968 その4
25. Revolution 1
このアルバムの代表曲のひとつだろう。
You say you'll change the constitution
Well you know
we all want to change your head
You tell me it's the institution
Well you know
You better free your mind instead
But if you go carrying pictures of Chairman Mao
You ain't going to make it with anyone anyhow
憲法を変えてしまうつもりだって?
君の頭を取り替えて欲しいもんだよ。
それが正しい制度になるだって?
君の心を開放するのが先だろ。
毛沢東の写真を掲げはじめるなら、
君は誰とも行動をともにできないね。
こんな重い中身なのに、フックの強いメロディで爽やかにやっている。
ビートルズの実力を感じるなあ。ジョンはシングル・カットしたかったらしいが回りからは「それほど良くない」といわれたらしい。
26. Honey Pie
この甘だるい曲はポールかな。
子供時代に聴いていたヴォードヴィル音楽をオマージユしたものらしい。
ジョンは「この曲については考えたくもない」と冷淡だ。
私には導入部のピアノの弾き語りの部分がとてもチャーミングだ。
27. Savoy Truffle
ジョージの先生、クラプトンがチョコレートが好き、というのがアイデアになっている。ジョージの曲はブラスを入れるとハマる。
ブラスの連中は最高に完成された演奏をしたのだが、そのテープをジョージが「すまないねえ・・」と謝りながらギタギタにいじってこのオトになったとさ。
28. Cry Baby Cry
印象の薄い曲だが、一方細かいところがいかにもビートルズという感じもする。
29. Revolution 9
初めて聴いたときはそのアイデアの奇抜さに感心したが、いまは良くできた一曲のプログレとして味わうようになった。
30. Good Night
甘くとろけるようなサウンド。
私の頭の中ではボーカルがフランク・シナトラの声に変換されてしまう。
ジョンが息子ジュリアンのために書いたのだが、これを歌うことは自分のイメージに合わないと考え、リンゴにヴォーカルを譲ったといわれる。
いい曲だよねえ~。
でも私のこのアルバムの聴き方はこの曲で終わらない。
もう一度ジョージの作、クラプトンのレスポールがうねっているWhile My Guitar Gently Weepsを聴くのだ。
何万回聴いても飽きないワ~この曲。