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オフミの温泉メロディ

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Oct 19, 2006
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幻想への回帰

私の中であるとき急にポジションが高まったアルバム。
またヘッドホンでじっくり聴きなおしてみる。

1. Return to Fantasy
2. Shady Lady
3. Devil's Daughter
4. Beautiful Dream
5. Prima Donna
6. Your Turn to Remember
7. Showdown
8. Why Did You Go?
9. Year or a Day
10. Shout It Out
11. Time Will Come
12.Beautiful Dream

1.の幻想性とスピード感はやはりヒープだけのもの。
ほかにどのグループがこのようなハードさとイリュージョンを両立させた曲ができる?
ただこうして改めて聴いてみるとケンのキーボがやや生彩を欠くような気がする。

2.はアルバムで聴くとイマイチかと思っていたが、ビデオクリップではなかなかハードでノレる曲なようだ。

ウェットンの語尾がウィン?と上がるプレイがゴジラの雄たけびのようでセクシーだ。

またカースレイクのお家芸3連オカズが華麗に決まっている。

それほど難易度の高いフレーズではないが、彼がやるとまるで別物になるのだ。
私のなかではボーナムとカースレイクは、ほぼ同格なのである。

4.は私のなかではヒープのベスト10に入る。
メロもそれぞれの演奏もクールだが、バイロンのボーカルには恐れ入る。
むろんキーボの静かな狂気、わかりやすい抽象が際立っている。
ケン・ヘンズレー恐るべし!

カースレイクのザクザクしたハイハット・プレイも聴きどころ。
彼のHHシンバルはスネアの干渉を避けるためかなり高い位置にセッティングされているので、スティックが立った状態であたり、このようにざっくりした音色になるのだろうか。
非常にキャラが強いシンバル音になっている。

それから少しおいて(笑)、8.も心に沁みる。
Why Did You Go.とはこのアルバムの制作途中にセインが去ったことに符合してしまう。
あまりに悲しい曲だ。
そして、これほど様々な要素が込められた曲もそうあるもんじゃない。
哀愁メロかと思うとトロピカルともいえるギターソロが噛んだり・・。

私が特に感じ入るのは11.だ。
作品としてのクオリティが高いと思う。これもヒープでなければ絶対生まれない曲だと思う。霧の中から黒い影が浮かんでくるかのようなイントロがとりわけ秀逸。

12.は今は亡きゲイリー・セインがベースをプレイしている。

私にとっての世界最高のロックベーシスト。
しかしこのプレイは、「明日のジョー」を思い出してしまった。

「無冠の帝王」として名を馳せ、ジョーと歴史に残る一戦を演じながら、その後パンチ・ドランカーとなり無残な姿をみせるカルロス・リベラ・・。
彼と再会したジョーの嘆きのセリフは確かこんな風だったのではないか、
「あのカミソリみたいなパンチがこんなになっちまってよお~」

コンサート中の感電事故により重症を負い、天才的なベースプレイを封印されてしまったその無念は想像を絶するものがあっただろう・・。
このプレイを収録した年、1975年12月8日、Gary Thainは精神安定剤の大量摂取により27歳で亡くなってしまう。
最新版はオトが格段といいというし、また5.7.8.のセインの未収録テイクがボーナスで入っているので、これは手元に置いておかねばと思っている。
ユーライア・ヒープ/幻想への回帰(紙ジャケット仕様)





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最終更新日  Nov 21, 2010 06:58:13 PM
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なんとも   kisato さん
複雑な気持ちになるアルバムです
このアルバム、音のほうは筋肉質タイプだなぁと感じマス(笑) (Oct 19, 2006 07:59:23 PM)

Re:なんとも(10/19)   杜のオフミ さん
kisatoさん
>複雑な気持ちになるアルバムです
>このアルバム、音のほうは筋肉質タイプだなぁと感じマス(笑)
----
複雑な気持ち、よくわかります。
音は・・ウェットン、ミックともにジャリジャリしたサウンドなのではじめ「いがらっぽいなあ」と思いました。でもやっぱりなかなかの名作です。
(Oct 20, 2006 09:13:12 PM)


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