2011/01/15(土)10:34
COLORBLIND/ROVERT RANDOLPH AND THE FAMILY BAND 2006
このアルバムを耳にするまでは、私はこのバンドについて知るところが多くありませんでした。
ランドルフの華麗なスティールギターを聴いたときも、おっ、久しぶりに歌うギターを聴かせる弾き手めっけ!という程度のことでした。
ワーナー・ミュージック・ジャパンのプロフィールより・・
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ロバート・ランドルフは教会で働く父と母の間に生まれた。彼が生まれ育ったニュージャージーの教会では、パイプ・オルガンの代わりにペダル・スティール・ギターが使用されていたため、彼は幼少のころから、この楽器に魅せられていったのだという。このスティール・ギターを主役にすえたゴスペル音楽は「セイクリッド・スティール」と呼ばれ、今非常に注目を浴びている。
彼は16歳でペダル・スティール・ギターをプレイしはじめた。彼の友人達が道を踏み外していく中、彼はこの楽器をプレイすることで、間違った道に進まずに済んだのだという。この楽器にのめりこんだ彼はやがて10弦のペダル・スティール・ギターを卒業し、13弦のものをプレイし始め、いとこのダニエル・モーカンやマーカス・ランドルフとともに、ライヴ活動を初めていくのだった。
また、たまたま彼の演奏をCDで耳にし、「セイクリッド・スティール」の魅力に取り付かれたミュージシャン達、ジョン・メデスキ(メデスキ・マーティン・ウッド)とノース・ミシシッピー・オールスターズと”ザ・ワード”というユニットを結成、アルバムもリリースし、大きな話題となった。
Jason Crosby ; Piano, Organ (Hammond), Vocals (bckgr)
Danyel Morgan ; Bass, Vocals
Marcus Randolph ; Drums, Vocals (bckgr)
Robert Randolph ; Guitar, Pedal Steel, Vocals, Vocals (bckgr)
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ライブを映像でみると、ベースのダニエル・モーガンも凄いミュージシャンです。
複雑なフレーズをチョッパーでベンベン弾きながらハイトーンでコーラスをつけています。
何回か聴いているうちに、2、4,5,6を選んで聴くようになってきています。
★★★★☆
1.Ain’t Nothing Wrong With That
2.Deliver Me
3.Diane
4.Angels
5.Jesus Is Just Alight
6.Stronger
7.Thrill Of It
8.Blessed
9.Love Is The Only Way In
10.Thankful ‘N Thoughtful
11.Homecoming
1.から3.まではミョーに陽気でサイケな曲が並びます。
このギラギラした感じ、重さ、ちょっとレッチリっぽいサウンドだなあと感じたのですが、同じプロデューサーによるものだからかも。
リフはところどころエアロスミスも髣髴させます。まったく色々な要素をうまく融合させたバンドです。
そしてその上にランドルフのスティール・ギターというキラー・コンテンツがあるのですからたまりません。
2.がやはりキャッチーです。余裕をもってグイグイ動くベースサウンドが気持ちイイ!
4.は小高い丘から海岸線を見降ろしているような爽快感があります。
圧巻はやはりクラプトンの参加を得ているドゥービーのカヴァー曲である5.でしょう。
曲自体の出来が良い上にクラプトンとロンドルフのギターの饗宴が見事としかいいようがありません。
初めて聴いたとき、誰だこのギタリストは!と思ったら、やっぱり大先生でした。
ランドルフのほうのパートはキュンキュン鳴るところが絶好調のときのトミー・ボーリンを思い出してしまいました。
6.はやわらかく心の琴線にふれてくる佳曲。
7.もモリモリベースに一票。
8.以降は、水準作っぽい曲が並びます。が、10.はランドルフのギターフレーズに聞き惚れてしまいます。
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