2010/12/03(金)19:05
夏に清々しいみどり全開の屋上露天/鎌先温泉すヾきや旅館
先日、鎌先温泉に行った際に最上屋に続いて立ち寄った宿。
養護学校の校外学習なのだろうか、車椅子を押して優しげに世話をする従業員さんたちの姿があった。フロントをはじめ、働く人たちの物腰、人当たりが良い。
宿全体がこざっぱりとしており、大きすぎず、小さすぎず、旅館に期待するものは何でも一通り揃っていて、ジャストサイズの宿だなという印象。
露天風呂から先にいただく。これが、当たりです!
思いのほか開放感があり、遠近の山々と温泉街が見渡せ、爽快そのもの。
有名な湯元一條の素晴らしい建物も眺められる。
塩化物泉だが最上屋で出会ったあの濁った湯ではなく、無色透明。これが不思議。
階段を下りて、今度は内湯に入ってみる。
湯の入り口に、露天風呂もお楽しみくださいという立て札が立っている。普通なら日帰りの客など、汚れないよう一箇所だけにして欲しいと思うところを、2箇所入っていけというところに経営者の心栄えを感じる。
この風呂が金風呂というもので、広さは申し分ないものの、どうも落ち着かない。
浴槽も、壁も、柱も金のタイルづくめ。
私はなんだか「金歯の口の中」にいるような気がしてきた。
ここの湯も無色透明で、力強さがない。
うむー、内湯ははっきり言って、ぜんぜん好みには合わなかった。
すヾきや旅館さん、他がすごく良さそうなだけに、この金風呂がちょっと残念な感じだ。
でも「金風呂なんて豪勢でいいではないか、わっはっはははは」という方もいらっしゃるだろう。
私は、いっぺん泊まって、露天ばっかり入るのも悪くないかなーという気にもなっている。
接客がよさそうだし、部屋も快適だろう。
鎌先温泉 すヾきや旅館(すずきや)