オフミの温泉メロディ

2010/12/03(金)19:05

夏に清々しいみどり全開の屋上露天/鎌先温泉すヾきや旅館

遠刈田・鎌先・小原温泉(宮城)(37)

先日、鎌先温泉に行った際に最上屋に続いて立ち寄った宿。 養護学校の校外学習なのだろうか、車椅子を押して優しげに世話をする従業員さんたちの姿があった。フロントをはじめ、働く人たちの物腰、人当たりが良い。 宿全体がこざっぱりとしており、大きすぎず、小さすぎず、旅館に期待するものは何でも一通り揃っていて、ジャストサイズの宿だなという印象。 露天風呂から先にいただく。これが、当たりです! 思いのほか開放感があり、遠近の山々と温泉街が見渡せ、爽快そのもの。 有名な湯元一條の素晴らしい建物も眺められる。 塩化物泉だが最上屋で出会ったあの濁った湯ではなく、無色透明。これが不思議。 階段を下りて、今度は内湯に入ってみる。 湯の入り口に、露天風呂もお楽しみくださいという立て札が立っている。普通なら日帰りの客など、汚れないよう一箇所だけにして欲しいと思うところを、2箇所入っていけというところに経営者の心栄えを感じる。 この風呂が金風呂というもので、広さは申し分ないものの、どうも落ち着かない。 浴槽も、壁も、柱も金のタイルづくめ。 私はなんだか「金歯の口の中」にいるような気がしてきた。 ここの湯も無色透明で、力強さがない。 うむー、内湯ははっきり言って、ぜんぜん好みには合わなかった。 すヾきや旅館さん、他がすごく良さそうなだけに、この金風呂がちょっと残念な感じだ。 でも「金風呂なんて豪勢でいいではないか、わっはっはははは」という方もいらっしゃるだろう。 私は、いっぺん泊まって、露天ばっかり入るのも悪くないかなーという気にもなっている。 接客がよさそうだし、部屋も快適だろう。 鎌先温泉 すヾきや旅館(すずきや)

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