2010/02/27(土)09:10
今も残る若人の活動拠点・青根温泉坊源
晴れているとはいえ、遠刈田から向かう道路はところどころ積雪が残っていて、スタッドレス頼みとしては少しひやひやしながら青根に向かいました。
相変わらず青根温泉は寂しい村です。
訪ねるたびに宿が少なくなっている気がします。
「大湯」のような素晴らしい公衆温泉を旅館専用にして、逆に巨額の投資をして「じゃっぽの湯」なぞを建てるというのは、まったく理解に苦しむことです。
そういうものができると、かえって旅館・ホテルの営業を圧迫するのではないでしょうか。
特に残念でならないのは、青嶺閣です。
以前紹介したブログはこちら。
旅館の人たちはどなたも感じがよく、レトロで風情ある内湯と眺望絶景の露天風呂は実に素晴らしかったのですが、もう再開されることもないのでしょう。
さて日帰り湯さがしは難航しました。
湯めぐり手形を購入、「旅館山の湯」に入ろうと思ったら
「すみません、今日は日帰りはやってなくて」
って、土曜日にやらなくていつやるのか・・。
とだ家さんは東北大のサークルの合宿で満室。玄関で呼んでも誰も出てこない・・。
そういえば坊源にはまだ入っていなかった。
玄関先も、観光地の喫茶店のような、独自の雰囲気です。
ここは日帰りOKでした。
入ってすぐ、急な階段、階段。ずいぶんと起伏の多い建物です。
そして脱衣場も狭いこと!天井が低くて、頭をぶつけそうです。私は175センチですが、髪の毛の先が天井についています。
露天に通じるドアは閉まっていて、入れたのは内湯のみですが、この木の香りに満ちた総檜造りの内湯はなかなかいいものでした。
どうやら、露天とこの内湯は男女で時間別になっているのでした。
動画はこちら
青根の湯は無色・無臭で特徴がなくつまらないという人もいると思いますが、ここの湯は強いアルカリ性で、したがってつるつるします。木の香り豊かな浴槽、かけ流される湯、とろみ感、どれもなかなか満足のいくもの。
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ちょっと立ち寄っただけの印象ですが、正直ホスピタリティはあまり感じられません。
施設の感じも若者の合宿所という感じで、蔵王、青根で活動する拠点と位置づけていただければと思います。
シニアの方や通常の家族旅行なら、やはり「とだ家」さん、「岡崎旅館」さんあたりが無難かもしれません。
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料理に定評のある岡崎旅館