|
カテゴリ:よもやま話
逮捕されたときの彼の老けっぷりにも驚きましたが、これほどまでに何度も法に触れることをして反省しながらも「やってしまう」というのは、どういうことでしょうか。
私はこれはメニンジャーのいう「焦点的自殺」ではないかと勘ぐっています。 焦点的自殺とは、「自己破壊の対象がある特定の部分に向かうもの。何回も外科手術を受けたがったり、一見偶発的な事故で何度も怪我をしたりすること」をいいます。彼の場合もこれにあたるのではないかと。 彼は記者会見のたびごとに、「これからは心を入れ替えて立ち直ります」というようなことを語り、おそらく心からそう思っているのでしょうが、深層心理の中では、池波正太郎風にいえば 「俺なんぞ、いっそ消えてしまいてえ・・」 という衝動があるような気がするのです。 彼の場合、まあノゾキについては被害者の女性には申し訳ないですが、基本的に他を害する行動に出ていません。 ひたすら、自分を罰し害することに血道をあげているようです。 だから何べんバカなことを繰り返しても、支えてくれる仲間がいるのでしょうね。 彼は人を傷つけるという衝動を強く持っている人(=真の悪人)ではない! その一点で、私はまだ彼には一縷の望みがあるように思えるのです。 私たちが真に撲滅すべきなのは、私たちに内在する、他を害する衝動ではないか。 ・・・甘いっすか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[よもやま話] カテゴリの最新記事
メニンジャーの言葉は今回初めて聞きました。
こういう人が最近多いような気がします。 ここ数年、摂食障害の方も入院してきますが、 何度も同じ事を繰り返します・・・。 医師は、そのような病気の人の周りには、必ず協力者がいる(下剤をあげたりするような人)とよく言っていましたが、 今回の田代まさしも同じようだと思いました。 彼らは(彼女らは)、協力者を得るために、嘘をつき、「劇団ひまわり」真っ青の迫真の演技をします。 今日は、お天気が良いですね♪ (Sep 18, 2010 06:45:37 AM)
「焦点的自殺」、鋭いですね。
わたしも、ほぼ同感です。 ただ、このままでは廃人まっしぐら・・に、突入しかけてる?してる?のが気になります。 (Sep 18, 2010 08:20:36 PM)
らっくび~1319さん
----- 精神科の現場にいらっしゃる方ならではの、貴重なお話をいただきました。そうなんですねえ・・。 ある勉強会で、とあるドクターがこうした患者にふれ、人間にはランクがあると私は思っている!と激していたことがあります。ナースにとっても、自己を害する人たちには遣る瀬無い思いをされるでしょうね。 (Sep 19, 2010 08:31:19 AM)
りと様さん
----- 私も映像をみてそう思いました。 この人すさまじい勢いで壊れていくなあ・・と。 何か、決定的なターニングポイントがあるといいのですが。 (Sep 19, 2010 08:33:10 AM) |