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オフミの温泉メロディ

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ピンク・フロイド解説

Sep 23, 2006
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亡・シド・バレットが在籍していた時代のフロイドの唯一のアルバムがこの「夜明けの口笛吹き」です。


1.Astronomy Domine
2Lucifer Sam
3.Matilda Mother
4.Flaming
5.Pow.R.Toc H.
6.Take up Thy Stethoscope and Walk
7.Interstellar Overdrive
8.The Gnome
9.Chapter24
10.Scorecrow
11.Bike

確かに2枚目以降のフロイドとは明確に違います。・・借り物作り物ではなく天然の狂気の原風景があります。

病んだ精神から出るウミ、それが一定理性のフィルタにろ過されつつ、それを通り抜けている成分が濃厚に匂いを放っています。

2枚目以降の作品は、残されたメンバーがこの成分を「秘伝のタレ」としてトリビュートしつつ、工夫を加えながら新しい味を再構築していったという感じがします。

いかん、ラーメンじゃない。

しかしシドの代わりにギターのデイブ・ギルモアが加入したのは天佑でした。これで演奏面でのスケールは飛躍的に拡大したからです。

★★★★

2.はベンチャーズを思わせるサウンドです。ギターソロのとことろが不可思議で、まるでマンドリンを聴いているよう。ベースが案外音数が多くてこれも後年には見られない特長です。

3.4.はビートルズ、特にサージェント・ペパーズとの近似性を感じますが、これは隣同士でスタジオ録音していた際になにか化学反応が起きたのでしょうか。

5.はフロイド流メディテーションサウンドシーンの第一号でしょう。
ケチャのような、民族的で呪術的なボイスがなんとも・・。

6.は普通のサイケデリック・ロック・バンドっぽい。
ここでのニックのドラムはあまりにヘタで聴いてられません。

7.フロイド流メディテーションサウンドシーンの第二号。ギターの単音の繰り返しから徐々に「あっち」に連れて行くあたり、はや「エコーズ」につながる萌芽のようなものが見え始めています。ビートルズはこの曲を聴いてア・デイ・イン・ザ・ライフを作ったのでしょうか。

11.圧巻はこのBIKE。短い曲なのですが、絶妙にミキシングされた鳥の声が頭にこびりついて離れません。不気味かつ蠱惑的なサウンドです。


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最終更新日  Dec 11, 2010 08:36:03 AM
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Sep 17, 2006

おせっかい

ピンク・フロイドの第7作目にして最高傑作(と、私は思っている)。

「おせっかい」という邦題も、なんともセンスがいい。

前作の原子心母に比べミキシングの機材が格段の進歩を遂げているのでオトの出来が違う。
むろん音楽性の向上もあったものと思うが。

1. 「吹けよ風、呼べよ嵐」はプロレスのアブドーラ・ブッチャーの入場曲で有名になった。

確かに、なんらかの壮大なものが徐々に姿を現してくるような感覚がある。

考えようによってはこれほど単調なコードもないが、そのカッコ良さとオトの玄妙さでこの曲は輝いている。

2.3.4.はちょちょいで作った感じの曲が並ぶ。
私もつい失礼ながらパスしてしまう。

このアルバムは5.の「エコーズ」に尽きる。

私にとってはプログレ曲のベストなんである。

この曲ほどわかりやすくなじみやすいメロディを用いて深遠な境地に到達しているものがあろうか。
渋谷陽一氏は、「ピンクフロイドの音楽は技術に依存しない」と評したことがあるが、まさに、このバンドは類まれなオトの鋭い感覚とイマジネーションだけで他の追従を許さない世界を成立させているのだ。

しかし中間部を聴いていると、魂が「あっちの世」に行きっぱなしになるのが困る。

私はいつも原田知世主演「時をかける少女」での深町君の「けっして時の亡者になってはいけないよ」というセリフを思い出してしまう。

そしてシンセの単音が遠くから聴こえてきたときには、ああ、もとの自分に戻ってきたんだな、と安堵の涙を流すのであった。

これだけの曲を一からもう一度作ってみろといわれても、いくら彼らでも到底できないことだろう。これは時と場所と魂とが絶妙なタイミングで交わって生まれた奇跡の曲なのだ。

あっ、ずいぶんと入れ込んでしまった。ほんの数日前はラーメンのネギがどうのと語っていたのに・・スマイル

結局エコーズだけが好きなのだが、それでもこのアルバムは★★★★★しかないであろう。








最終更新日  Sep 17, 2006 08:05:36 AM
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Aug 16, 2006


一曲づつコメント、という当初の意気込みも、最近息切れ気味・・。
これからはムリせずアルバムごとの構成としよう。
(よほど入れあげている作品は、別だが)

「清澄な境地と、老練な技量と・・」というのが私の第一印象だ。

非常に上出来だが、故・伊丹十三監督がモットーとしていた、「観客の要求するものを観客の予期せぬかたちで」という要素は希薄だったように思う。

印象に残ったのは、相変わらずのオケ上手がうれしいCastellorizon、美メロが頭にこびりついては自動演奏するOn A Island、潮風がほほをくすぐるよそれはよかったねの高中正義的 The Blue、もっとも映画の情景が浮かんできそうなA Pocketful of Stones。

ギルモアのギターは相変わらず泣きと引っ張りが絶妙で、ギタリストの方々の必修教則本として使える部分も多い。 ★★★★






最終更新日  Nov 21, 2010 08:51:49 PM
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Aug 12, 2006
原子心母

原子心母

価格:1,980円(税込、送料別)



「夜明けの口笛吹き」「神秘」「モア」「ウマグマ」に続く、フロイド5枚目のアルバム。
彼らの試行は確信に変わり、音づくりのノウハウも掌中におさめたといった感のある完成度の高い作品だ。
クラシックは、ロックという野蛮にして単純な音楽に<複雑系>を導入するのに格好のツールである。このことに気づいたフロイドはエラい!

パープルは野蛮に規律を共存させ、フロイドは単純に複雑を充てたということか。

ここでみられるメンバーの演奏レベルは、ギター5、ベース・キーボ4、ドラム2というところ。

大好きなアルバムだが5.がよくないので★★★★。

1,Atom Hearted Mother

私には 騎馬隊の出陣~誇り高き死~生物たちの営み~コミュニティの萌芽~なんて連想を呼び起こすオトなのだが、サブタイトルは
父の叫び~ミルクたっぷりの乳房~マザー・フォア~むかつくばかりのこやし~喉に気をつけて~再現
とある。ダメだ私には鑑賞眼(耳)がないのかあ~っ。
いやはや、「おせっかい」にもつながる、素晴らしい出来である。
ギルモアのギターはすでにしてオンリーワンの説得力をもって迫ってくる。

2. If

難解な1.の次にこういうホワーッとした曲が来ると救われたキモチになる。
ああ、これがフロイド流マインド・コントロールなのか。

3. Summer '68

牧歌性を感じさせるロックと、ストーリー性をもたらすクラシックの食い合わせがよい感触。キーボの繰り返し強調するリフが印象に刻まれる。いい曲である。
メロそのものはポール・サイモンにも通じるか。

4. Fat Old Sun(デブでよれよれの太陽)

ギルモアのストリングス奏法が曲全体をまろやかにしてますな。
たどたどしいドラムがチョイ気になる。
あっ!「デブでよろよろの」というテーマを表現しているのか。
本当にそうならいいんだが・・。

5. Alan's Psyhedelic Breakfast

ああっ、最後にアイデア倒れが・・。この曲をスピーカーでじっと聴く側の身にもなってほしかった。画像を消してTVドラマを聴くような感覚。この曲だけは、繰り返し聴く気になれない。






最終更新日  Nov 27, 2010 05:05:38 PM
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Feb 9, 2006
 1970~73の頃の短い間に、ロックの名曲、名盤が30年分位凝縮して出てきたという感じがしているのは私だけでしょうか。

 ロックのブレイクスルー期。ミュージシャンたちは互いに刺激を与え合い、憑かれたように創造活動を行いました。
 このアルバムなんかもとんでもない傑作で、この時期だからこそ生み出された作品かもしれないなと思います。

 二者の間である点からどのように資源配分をいじっても効用を損なってしまうことを経済学で「パレート最適」とかいいますよね。
 フロイドを聴いていると、厳密にはまったく違うことなのですが、いつもこの概念が頭をかすめます。誰が演奏しても、これ以外にないんじゃないか、と思わせるものがあるのだ。ドラムも、これがニック・メイソンじゃなく仮にもっとテクニカルなドラマーが叩いてもこういう風にしかしようがないだろうな、とか・(笑)。

 やはりこのバンドにはこの鈍器のようなドラムが似合うのです。

1.a)Speak to Me
b)Breathe


 わかりやすく、しかも瞑想感覚のある曲です。「トリップ感のあるポップ」の境地とでも言うか。

2.On the Run

 この曲になると機械とバンドの境目がわからなくなります。終始、音の使い方のうまさを感じています。

3.Time

 いいですね~。メロとボーカルのマッチング。
 歌詞も苦悩に満ちたものですがすばらしい。

You are young and life is long and there is time to kill today
And then one day you find ten years have got behing you
No one told you when to run, you missed the starting gun

君は若く、人生は長い、今日を無駄にするくらいの時間は十分ある
しかしある日君は10年が過ぎてしまったことに気づく
誰も君に走り出すべき時を教えなかった
君はスタートの号砲を聞き逃したんだ

And you run and you run to catch up with the sun, but it's sinking
And racing around to come up behing you again
The sun is the same in the relative way, but you're older
Shorter of breath and one day closer to death

君は太陽に追いつこうと走り続ける
しかし太陽は沈み、一周してまた君の背後から昇ってくる
太陽はいつまでも変わらない
しかし君は歳をとり息を切らし 一日一日死に近づく


4.The Great Gig in the Sky 
この曲の美しさには感動するなあ~。
 マチュリティを感じる女性ボーカルはCLARE TORRYとクレジットされています。

5.Money

 効果音や演奏に諧謔味を出しています。
 有名な曲ですが、このアルバムの中ではあまり好きになれないナンバーです。
 
6.Us and Them

 これなんかはプログレ、というフィールドで語る必要もなく、ひたすら心地良いものです。
 歌詞はやはりえらく重たいですが・・。
 
7.Any Color You Like

 いつの間にか7に移っているのですね。これなんかはデイヴ・ギルモアのギターのセンスで聴かせてくれます。

8.Brain Damage
9.Eclips


 狂気をテーマにした曲なのになぜか曲調が明るく不気味・・です。

And everything under the sun is in tune
But the sun is eclipsed by the moon.

すべては太陽の下に調和している
しかし太陽は月に侵食される


これは正気と狂気との関係を指すと見るのが普通でしょう。
8の明るさは「白日のもとの狂気」を表現しているのでしょうか。

【Rock/Pops:ヒ】ピンク・フロイドPink Floyd / Dark Side Of The Moon(CD) (Aポイント付)【Rock/Pops:ヒ】ピンク・フロイドPink Floyd / Dark Side Of The Moon(CD) (Aポイント付)







最終更新日  Dec 23, 2010 06:38:22 PM
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