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オフミの温泉メロディ

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スティーリー・ダン関連解説

Jan 3, 2007
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正月番組にもそろそろ食傷し、宣伝で流れる琴とか鼓の音とかが耳についてきます。

明日からは仕事、頭と耳を切り替えねばならぬ。そんなとき格好の一枚がこれ、NIGHTFLY。

わはは、やっぱり日本の正月に似合わないのなんの・・とほくそ笑むヘソ曲りであります。



 不世出の才人、ドナルド・フェイゲンが発表したあまりに有名なファースト・ソロでAORのお手本のような作品です。

 脳髄に浮かんだ楽曲を最高のミュージシャンのプレイと最高のオトで具現化するというアプローチはまったく変わらず、とにかくいいオーディオ・セットで聴くほど深い感動が味わえる名作です。

 もともとはまったく違うのですが、聴いているうちにバート・バカラックに似た闊達さと清涼感を思い浮かべてしまうのは私だけでしょうか?

 参加しているミュージシャンは以下のとおり。まったく、とんでもないメンツですが、曲を聴きながら、これは誰のギターだなとか、推量するのもまた楽しみのひとつではないでしょうか?

 ただし、どの曲をとってもそれぞれに至高の味わいがあるスティーリー・ダン時代の「Aja」にはやはり及びません。
 
 あのアルバムは演奏も凄かったですが楽曲それ自体が非常に練られていました。こちらはやや、「フェイゲン節」で流してしまったようなところも散見されるように思われます。 ★★★★☆

1.I.G.Y
2.Green Flower Street
3.Ruby Baby
4.Maxine
5.New Frontier
6.Nightfly
7.Goodbye Look
8.Walk Between Raindrops

1.は実にツカミの強いナンバーです。イントロからリスナーをぐぐっと引き込んで離しません。

2.ではクルセーダースを思い起こさせる小気味よいベースのリフがとても魅力的で、頭にこびりつきます。
私はどうしてもこういうスピード感のある曲に聴きいってしまいます。

このアルバムで一番私が気にいっているのは4.です。バーのカウンターから明滅する夜景を見下ろしているような気分になります。

5.はどことなくアルバム「Aja」に入っていそうな感じの曲です。

6.は美しくもつかみどころのなさが、まんまフェイゲンぽいではないでしょうか。
表情豊かなリズムセッションが印象的。

サンバ調の7.も一筋縄ではいきません。プレイ、コーラスともに味わいのるつぼです。

Guitars:Hugh McCracken, Larry Carlton, Dean Parks, Rick Derringer
Acoustic Guitars:Steve Khan
Bass:Anthony Jackson, Chuck Rainey, Marcus Miller, Abraham Laboriel, Will Lee
Piano:Michael OmartianElectric Piano:Greg Phillinganes, Donald Fagen
Keybords:Synthesizer:Rob Mounsey, Donald FagenSynth blues harp:Donald Fagen
Drums:James Gadson, Jeff Porcaro, Ed Green, Steve Jordan
Percussions:Starz Vanderlocket, Roger Nicholas
Trumpet:Randy Brecker
Alto Sax:Michael Brecker, Dave Tofani
Baritone Sax:Ronnie Cuber
Trombone:Dave Bargeron
Background Vocals:Valerie Simpson, Zack Sanders, Frank Floyd, Gordon Grody, Daniel Lazerus, Leslie Miller






最終更新日  Dec 12, 2010 09:00:00 AM
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Feb 7, 2006
 このアルバムは、一般にはバンドとしてのスティーリー・ダンからオールスター的スタジオプロジェクトへの「過渡期のアルバム」との評価を受けることもあるようですが、私は彼らの最高傑作のひとつだと思います。

★★★★+half。

1.Black Friday

 このノリノリのギターはベッカーが自ら弾いているそうです。

 これだけ弾けるのに、なおかつ自分のイメージを実現するために他のギタリストを起用するというのは・・凄い。
 このアルバムの製作にあたっては当時21歳のポーカロも自信喪失に陥ることが多かったらしいです。
 後年の彼の名声を考えると信じがたいことですが、このシャッフルの曲でも「自分よりジム・ゴードンのほうが、うまくできると思うよ!」と途中で癇癪を起こしたというエピソードがあるといいます。
 こういうシャッフルはポーカロのオハコだと思っていたのですが、当時のミュージック・シーンがうかがえて、面白いものです。

 このアルバムにベーシストは3人参加しており、Walter Becker(!), Chuck Rainey, Wllton Felderのうちこのテイクは誰の手によるものでしょうか。
 
軽やかなシャッフルのリズムに乗せて難しいフレーズを余裕で弾きこなしています。

2.Bad Sneakers

 名曲"AJA"にも通じる爽やかなイントロから始まるフェイゲンのひねたヴォーカル。
 ここのギターソロもいけます。

3.Rose Daring

 「可愛いローズ」なんてベタな邦題がついていますが、まあ、いいですか・・。

 どことなく古き良きアメリカのポップミュージックのエッセンスが感じられます。
 といってもその方面は全然門外漢ですが。

4.Daddy Do'nt Live in that NEW YORK CITY No More 

このギターのひねくれたリフ!いいですねえ。
 のたりのたりしたリズムが独特。

5.Doctor Wu

「オフィシャル・バイオグラフィー」にあるDonald Fagenのコメントはこうです。

 ちょっと訳してみると・・

「 "Doctor Wu"とは三角関係についての曲なのさ。一種の愛の麻薬の三角関係だ。
普通僕達がロマンティックな曲を書こうとするときにいつも思うんだ、ある良い関係にある相手方・・一人でもそれ以上でも・・が誰か違う生き方の人間を影響をすっかり受けてしまうと、普通(これまでの関係は)なんらかの妥協か分裂ということしかしかなくなっちまうということをね。
この曲では一人の女性が違う種類の人生を送る誰かに出会い、惹かれる。それから彼女はその誰かの支配の下に入る。それはある関係性の結末か、あるいは関係性の修復をもたらす。このような曲を書き始めると、いつもこうなってしまう。
この曲では「誰か」とは麻薬常習が擬人化されたドクター・ウーを指したものさ。「ハイチの離婚」では、それはホテルのジゴロ。"Through With Buzz"ではあいまいになっているが、パターンは同じものさ。」

 フィル・ウッズのアルト・サックスがすばらしいグルーブを出しています。

Are you with me Doctor Wu
Are you really just a shadow
Of the man that I once knew
She is lovely yes she's sly
And you're an ordinary guy
Has she finally got to you
Can you hear me Doctor


6. Everyone's Gone to the Movies

 ビートルズの'Sgt.Pepper's'あたりに入っていそうなちょこっとシュールなナンバー。
 そう、Being for the Benefit of Mt.Kateって感じ。
 こちらはMr. LaPageでございます。

 Kids if you want some fun
Mr. LaPage is your man
He's always laughing, having fun
Showing his films in the den
Come on, come on
Soon you will be eighteen
I think you know what I mean
Don't tell your mama
Your daddy or mama
They'll never know where you been


 なんか怪しげな映画なんだな・・。Cpme onのところのブラスも胡散臭さ全開であります(笑)。

7.Your Gold Teeth

 この曲もリズムセッション泣かせの超難曲で、OKがでるまでポーカロも相当練習させられたといいます。

 この曲とかはビッグバンドのジャズドラマーの方がとっつきやすかったでしょう。
 ハイハットプレイの音に、後年のポーカロ・サウンドの片鱗がうかがえますが。

 また、鋭く切れ込む左手2連のオカズなどは、さすがよくタイムが取れるものだと感心。
 ピアノ、ギターの演奏もまさに入魂。

8.Chain Lightning

 この曲ではジム・ゴードンがシャッフルをプレイしている "Pretzel Rogic" を思い浮かべていたとポーカロはのちに述懐しています。
 ハイハットシンバルがサクッサクッと入る、こういう曲を聴いていると、酒を飲みたくなってきますね(笑)。

 この曲をB.B.キングが弾いたらどういう感じになるかなあ、なんて思いながら聴きました(笑)。

 「キングさん・・、悪いけど・・使えないです」とはさすがの2人でも言えまいとか、くだらないこと考えてしまいました(笑)。

9.Any World

この曲だけドラムをハルがプレイ。
生真面目なコーラスがいい感じです。

10.Throw Back the Little Ones

 うむ~この独創性あふれるイントロで、すでに別世界に入りこみます。
 ギター、キーボード、ブラスなどが織り成す奥の深い世界・・。
 最後のピアノのクラシカルな響き。

何気ない歌詞だがアドウェアのように(笑)アタマに張り付いてしまう恐ろしい曲であります。


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最終更新日  Dec 11, 2010 06:34:18 PM
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Jan 28, 2006
 スティーリー・ダンという呼称はある時期から、特定のグループを指すのではなく、フェイゲンとベッカーという卓越した才能を持つコンビが、一流セッションミュージシャン達を曲ごとにとっかえ、ひっかえ、半ば使い捨てのように扱いながら、自分たちのイメージにある音をつむぎ上げていった、そうしたプロジェクトモデルを指すようになりました。

ま、この二人は「美食倶楽部」の「海原雄山」のような存在であります(ガクッ!)。

なかでもこのアルバムは彼らの最高傑作として知られます。
ドラムが曲ごとに入れ替えられており、私のようなアマチュアドラマーには「ドラム利き酒大会」も楽しめるのであります。

先日もGYAOでこの製作過程のビデオが流されましたが、彼らの音に対する感覚の鋭さ、記憶力のよさ、意見の一致することといったら・・。私は彼らの「フツーでなさ」に驚きの連続でした。

「これはもう一度きちんと聴きなおさねばならぬ!」

決心し、リマスターされたCDを買い求めたのでした。
 今はこんな素晴しいアルバムが1500円くらいで買えるようになったんだからいい時代です。★★★★★

1.Black Cow

 ライナーノーツにはディスコ調のファンク・ナンバーと書いてありますが、ちょっと違うかな(笑)。

ひねくれた歌詞はお約束としても、全体に何気ない毒が支配しております。
 こんな曲で踊れるかあ~~~!
 このころすでにベースの大御所だったチャック。レイニーが渋くかつ表情豊かにキメていまる。ドラムとギターは曲ごとに代えるのに、ベースだけは彼が独占しているのはなぜでしょうか。
 
2. AJA 

 バカラックの軽やかなラブソングのような横顔と遥か高くから鳥瞰するごときスケール感を持った不思議な曲。ドラムはスティーブ・ガッド。このころはまだ売り出し中だったか、場面によりかなり前面に出ますが恐ろしく数学的というか怜悧で的確なドラミングだ。
 最後のカップ打ち主体のソロはこのアルバム中の白眉です。

3. Deacon Blues

なぜかここのベースは監督のウォルター・ベッカー。
選手兼監督のハシリですな(笑)。
今後古田を見るたんびにDANを思い出すでしょう(笑)。 
あっ、何を言ってるんだ。さて、

ギターはリー・リトナー、ラリー・カールトンて、凄すぎないすかっ!こんなさもない曲に!(あ、失礼・・)。

4. Peg

 ここでのギターソロはラリー・カールトンのソロさえボツになったとか。キビシ~!!

有名な話ですね。リック・マロッタがハイハットを数泊ごとに髪の毛一本程度開いて叩いていたというのは。

さらにビデオで確認すると彼はクローズド・ロールで裏打ちの一回ごとに「チチチチチ・・」とやっているので、そのあたった数泊でも微妙に音色の変化がでるはずです。これは当時のレコードでは再現されないでいる可能性が高いのですが、サテそのレコードはどこにいっちまったかな~。私は正直、言われればそうかな~という程度であります(笑)。
 
5. Home at Last

メイキング・ビデオではドラムのバーナード・パーディが自信たっぷりに「ビートルズ、モンキーズ、フランク・シナトラなどのヒット曲は全部僕が演奏したのさ~」と吹聴していて、正直

「何だっこの高慢チキデブは!!」

と思わないでもありませんでしたが(笑)、
そのあとに「これがバーナード・シャッフルさ」とちょこっとプレイしてくれたのは、確かに凄かった。

 16ビートシャッフルというのは難しいもんですが、彼の叩くリズムには32、64くらいまで再分割できそうな余裕、奥があります。参ったわ、コレという感じ。

 あの鬼のフェイゲンでさえもまた、このハイハットサウンドをオリジナル・テープから再現し、「この推進力は素晴しいよ」と絶賛していましたっけ。


6. I Got the News

 ドン、チ、ドドというファンクのリズム。
 ミュージシャン達は恐ろしく緊張していたでしょう。しゃかしゃかっとしたドラムはエド・グリーンですが、なんか自分らしさを出せずに終わってしもうた感もあります(笑)。

 ディーン・パークスの、カリっと揚がったポテトチップのようなギターソロが彼らのお気に召したようだ。

7. Josie

 この曲、ゴキゲ~ンである。
 チャック・レイニーのベースラインが凝っています。
 「ドッデ、デデーデ。パオ~ン」てガキデカみたいです(古!)。

 ドラムはリンゴのお師匠、ジム・ケルトナー。
 キッチリ締め上げたタイトなスネア、
 修道院のように開け閉めの厳格なハイハット、
 ややラフで前のめり気味(良く言えばタイト)でのタイムのロール
が「彼」ですな~。
 16ビートで叩くところはゴミ箱の蓋とのことです。


【21%OFF】[CD] スティーリー・ダン/彩(エイジャ) ※再発売







最終更新日  Dec 12, 2010 09:01:47 AM
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