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カテゴリ:live talks
若者よ、青春を謳歌しろ!!
今回はメロコア界の“楽器を持ったカウンセラー”(by Takuma)10-FEETのライヴに行ってきた。彼らの音楽との出会いは3年ほど前だろうか。ひょんなことから聞いた”River”の虜になった。誰もが共感出来る歌詞と、まさに10-FEETにしか出し得ないサウンド。SUM41のオープニングでライヴを初体験した時も、軽快な爆笑トークとは裏腹に、マイクを通さず生声で何度も話しかけるという真摯な姿勢に心打たれた。 で、今回は単独ツアーの初日。個人的に前から行ってみたいと思っていた横浜Blitz。キャパは1,400。わりと正方形に近い形で、どこからでも観やすい。18:30過ぎに到着すると演奏していたのは6-FEETでも競演していたtick。フュージョン系のソフトなサウンドで、じっくりと聴かせるタイプのバンドだ。 でだ。こっからはとても個人的なレヴェルの話。 その時の精神状態とかいろいろあったんだと思うんだけど、彼らがやっている最中からとてつもない虚無感を感じてたのね。それは次のsmorgasでも同じ。まぁ基本的に音楽がボクの嗜好じゃなかったってのが大きいと思うんだけど、こういうメロコア系のライヴに来る若者の姿を見てて、得も言われぬ不安感に襲われたというか。何に対する不安か上手く説明出来ないし、当然、ここにいる彼らが何したワケじゃないんだけど。とにかく今まで散々ひとりでライヴに足を運んだけど、こんな虚無感を感じたのは初めてだった。その時点では(今の時点でもその気持ちに変わりはないけど)、もう邦バンドのメロコア系のライヴに来るのはやめよう、と思った。なんか、ここはボクのいる場所じゃないと思った。このレポも、本気で最初の一行だけ書いて終わりにしようかと思ったもんね。さすがに数日経ってから、そんなことやるガラじゃないし、格好良くも何ともないと思ったからやめたけど。まぁそんな感じで、変な雰囲気だったんだよね。読んでる人に伝わりにくいのはボクの表現力の至らなさで申し訳ないと思うケド、感じたことを感じたままに書きたかったんで。 とにもかくにも、とりあえずビールガバガバ飲んだり、普段吸わないのにタバコ吸ったりして、トリの登場を待った。 そして登場した10-FEET。いつものようにドラクエのテーマ曲がかかり、暗闇の中をメンバーが登場。それぞれのポジションにつく。そしてそのテーマ曲が終わりに近づき、観客からも大歓声が起きる。その時ba.のNaokiの横に黒い人影がふたつ。演出か?と思いつつ、テーマ曲が終わる。。。人影はまだ下がらない。どうやらアンプをいじっている。。。と、とらぶる?? そう、前代未聞のオープニングからのトラブルだ。当然暗転したまま。バンドも音が出せず、客はどうすることも出来ない。ツアー初日のしょっぱなにトラブルとは何とも運が悪いというかなんというか。 しかし、いっこうに回復する気配を見せず、Takumaがトークを始める。小声で“Naoki、起きてる?”(修学旅行の夜中風)とか“今度のアルバム2ちゃんで評判悪い”とか、相変わらずトークは面白い。ようやくスタンバイができたのは、10分以上経ってから。今のは見なかったことにしてくれというお願いと共にメンバー一旦下がる。そしてまたオープニングテーマが流れメンバーが再登場。あ、見なかったことにするんだから初登場か。 Just A False! Just A Hole!からようやくスタートした。スタートしたところでまた別の話になっちゃって申し訳ないケド、今回のアルバム、ひっじょーにビミョーなんdeath。俗に言う問題作。ライヴでは当然新作からも何曲かやったんだけど、今までの曲と明らかに毛色が違う。この感覚なんだろうって考えたら、そうそう、80年代のメタルブームが終わってグランジ一色になった90年代前半、今までメロディがウリだったバンドがこぞってダークでメロウなアルバムを出し始めた、みたいな感覚。分かるかな?Takuma自身は、最高の作品は問題作であることが多い。って言ってたけど、個人的には問題作は駄作で終わることが多いと思っている。で、次回作で原点回帰するパターンね。で、少数のマニアが、これは傑作だとか言うパターンね。まだそれほどじっくり聴き込んだワケじゃないから何とも言えないけど、特にライヴ映えしてるわけでもなかったから、一抹の不安を覚えたよ。そのへんの多様さ、雑食性が彼らの特徴のひとつでもあるんだろうけど、らしさは失って欲しくないね。 そんなこんなで、名曲Riverもやったり、湘南乃風が飛び入りしたりで、見所は多かったのですが、個人的には上記の理由で完全燃焼出来ず。疲労だけが残りました。おしまい。 こ、これは、、、ライヴレポでもなんでもないな。。。三十路を迎えるおっさんの将来への不安の吐露だ。。。 10-FEET are: vo/g. Takuma ba/vo. Naoki dr/vo. Kouichi 助けてのその一言はボクの存在を否定するもの そんな誓いとんだ勘違い誰も独りで生きていけない 助け求めた君に求めたそして自分にもまた求める まだ戻れるまた訪れるあのRIVER This report is dedicated to myself that is always feeling social unrest…still fucked up. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.09.07 18:06:53
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