翔(はばた)く女性を応援する会社を目指します

2020/07/23(木)19:02

サポーター客主催イベントを核とした地域密着型CSVマーケティング

平成27年7月に経営革新計画のテーマとして、5年間ひたすら、ひたすら 行動、実践を行い、微調整して会社経営をしてきました。 ロイヤルティの極めて高い常連客が主体的に主催する イベントと場の機会の企画・立案を通じてバックアップすることで、 地域住民の自己実現と街起こしを同時に実現することに取り組む。 この取組は、有力な見込み客の集客や街を元気にするブランド・イメージの醸成、 浸透につながるため、結果として当社の収益力を増強すると考える。 集まるマーケティング手法と考える。(集合客とも言える。) 経営革新の内容及び既存事業との相違点 当社のレディースアパレル専門店では、地域住民が気軽に立ち寄れるサロン型の店づくりを志向し、一般的な同業他社とは一線を画する業態で運営している。 買い物の場であると同時に、地域住民の社会生活の場としての側面を持たせている。 シニア世代と小さな子がいるママ世代向けの2つのコンセプトで品揃えをすることで、 親娘で来店できる店になっている。 (3世代のお買上げも近年になって、顕著な伸びがある。) ユニークな装飾、雑貨、グッズ等を充実させることで 本来ターゲットではない女子高校生や高齢者の男性たちも気軽に来店できる店になっている。 休憩スペースを充実させることで、長居ができる店になっている。 このような取組の結果、多くの地域住民が来店し、親しまれ、愛される店になった と自負している。 近頃は、水海道本店には、古河、牛久、龍ヶ崎、筑西、つくば、 守谷からも、集まるように。 県外からも、アパレルお買上げになる方も出てきました。 【経営革新の背景(経営環境の現状)】 当社は、サロン型の店づくりをさらに発展させ、本店2階を改築して住民が集い、憩えるコミュニティカフェ「R2カフェ」を開店した。 この憩いの場を提供することにより、 ロコレディブランドのさらなる地域浸透と新たな顧客の開拓を目指している。 水海道R2カフェでは、お客様同士やスタッフとの交流ができる店づくりを志向し、 フレンドリーな接客や来店客の共感や創造力を喚起する装飾・展示や アイテム等の工夫を施している。 また、R2カフェを拠点に、懐かしい映画の観賞会(シークレットシネマ)やフォトコンテスト等のイベントを多数開催し、住民に暮らしの充実と交流の機会を提供してきた。  さらには、 「常総ごじゃっぺ短期大学校」と称し、茨城弁講座、料理教室(地産・地消を基本) など。独自の講座を設けながら、受講者が興味や知見を広げられる機会を提供してきた。 これらの活動は、地域の街起こしや活性化にもつながると高く評価されている。 最近、このような事業展開の結果、当社の社会性の高い事業活動に深く共感し、自発的にイベントの企画やその集客を買って出る非常にロイヤルティが高い常連客(以降、このようなお客様を「サポーター客」と称する。)が出現してきた。 彼らは、当社のイベントに自発的に 参画する=これを場立てと言う。徐々に高い満足を得、 当社に愛着を持つ傾向になりつつある。 【経営革新の概要】 今回、当社はこのようなサポーター客の出現を好期ととらえ、サポーター客が自発的に主催するイベントを「ロコクラブ」と称し、積極的に開催促進、支援することで、顧客の自己実現と街起こしという社会的価値を創出しながら、結果として当社の集客力とブランド力の増強を図る取組を推進する。(これを当社流の社会的価値と企業価値の両立 クリエイティング・シェアド・ヴァリュー:CSV)によるマーケティング手法と位置付ける。 具体的には、 サポーター客に対し、直接またはR2カフェの据置きチラシ等で、活動の企画・主催を募集する。 内容には制限を持たせず、公序良俗に反しなければ、 応募者が自由に決めることができるものとする。 美と健康を軸にコミニティ型の「場立て」とする。 各活動の基本は、主催する各サポーター客が行うが、 他のサポーター客がこれを支援することもできるように、その仲介を当社スタッフが行う。 また、当社もR2カフェの掲示コーナーやロコレディの広告媒体にて情報発信し、 周客(しゅうきゃく)・衆客(しゅうきゃく)の補佐も行う。 この事業において、当社はコーディネーター役であり、これまで「常総ごじゃっぺ短期大学校」等で培ってきた運営ノウハウを提供しながら、イベントを主催するサポーター客の依頼のもと 周客(しゅうきゃく)・衆客(しゅうきゃく)の運営補助や企画を助ける人脈の紹介、 引き合わせ等を行う。 これが、きっかけで、結婚されたカップルも誕生した。 市民講座中心の「常総ごじゃっぺ短期大学校」 また、この事業は街起こしの側面もあるため、 自治体等の行政機関とも歩調を合わせていく。 自治体の進める地域活性化施策と関連がある社会性の高い活動については、 行政機関への情報提供を行い、また行政機関の協力を仰ぐなどし、 より地域活性化に貢献する活動へと発展させる。 開催されたイベントについては、SNSやプレスリリースを通じて積極的に 情報発信することにより、PR効果を増幅させる。 【経営革新の狙い(経営課題)】 飛躍的な周客(しゅうきゃく)、衆客(しゅうきゃく)力の向上(就客(しゅうきゃく)を目指す) 顧客が顧客目線で考える企画であるため、当社スタッフでは思いつかないような魅力的なイベントとなり、爆発的な集客も期待できる。また、イベント後にタイムリーに情報発信を実施することにより、さらに当社のPR効果を高めることができる。 ロコレディの見込み客の獲得(集客(しゅうきゃく)ではなく周客(しゅうきゃく)、衆客(しゅうきゃく)であり、結果的に就客(しゅうきゃく)になる。) 当社が掲げるコンセプトに共感しているサポーター客が企画、運営するイベントは、同様に当社のコンセプトに共感しやすい人が集まること。共感の連鎖になるため、イベント参加者は自ずと当社にとっての有力な見込み客になる。 来場者およびサポーター客の顧客満足度の向上 来場者だけでなく、主催したサポーター客にとっては、 自己実現の達成であり、顧客満足度が増し、当社へのロイヤルティもさらに向上する。 当社のマンパワーを超越した効率的なPR活動 サポーター客が主体的にイベント運営をするため、当社のスタッフの負荷が最低限で済み、多くの有力な見込み客が獲得できるので、販促面でも効率的である。 当社のブランド力の地域浸透 当社を拠点に街起こしが行われるため、当社の知名度があがり、地域を元気にするブランド・イメージが浸透すると考える。 【今後の展開】 この事業は表面的には単なる顧客主催イベントへの場の提供であり、表面的に模倣しても同じ成果にはつながらない類のものと考える。 成果に結びつけるために重要なのは、本質を理解したうえで、仕組みを仔細(しさい)に設計し、着実に実行することであり、そのため一連の施策をシステムとして標準化・公式化(見える化)する必要がある。(OODA,アジャイル式を導入する。) ロコレディは、試行錯誤を繰り返し、実績値を記録しながら、システムとしてまとめ上げる。 本店以外の他店でも高い精度で応用、再現できるようになるので、 全社展開により、さらに大きな周客(しゅうきゃく)力の向上と 当社のブランド価値の確立ができる。

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