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特急電車で行く事1時間半、ヴェクショー近くのアルヴェスタという町に着く。
彼女がホームまで迎えに来ていた。 天候に恵まれ、8月の下旬だというのに25度。太陽がとても眩しい。 この日から4日ほど、同じような天候が続く。 今年は過去150年のうち、一番暑い夏だそう。 (これには納得。私は8月は秋だと思っていたもの) 彼女のボルボで、アルヴェスタをぐるっと廻り、早速家へ連れて行ってもらう。 スウェーデンの一軒屋らしく、とても愛らしい家。 庭もとっても綺麗にしている。 彼女は先週、ゲストハウスのペンキを塗りなおしたらしく、それも自慢したかったみたい。早速ゲストハウスも見せてくれた。 下がゲストハウスの写真。(中にはシングルベッドが二つあるだけなんだけど、可愛いでしょ) 今日は彼女からちょっといい話を聞いた。 彼女には18歳になる娘と、26年一緒に暮らしている恋人がいる。 (同棲している人のことをサンボ(Sambo)というのだけど、彼女はいつも「私のサンボがね・・・・」という言い方をする。) 娘は彼らの子供。 彼らは結婚にこだわらない。 というより、結婚しない事にこだわっていると言ったほうがいいかも。 周囲もそんなにこだわらない。 (日本のように出来ちゃった結婚なんて言葉はない。今60歳ぐらいの人が若かった頃は結婚する前に子供が出来ると大変だったみたいだけど。) どうして結婚しなかったの?と聞いてみた。 「指輪(結婚指輪のこと)がなくても、お互いずっと愛していけると思ったし、(制度に)縛られるのは嫌だったから。友人で何度も離婚を繰り返す人を見ると、“結婚”のはかなさを感じたわ。私たちの生活もはかないものではあるけれど、よりはかないからこそ、2人の生活を大事にするのかもね。」という答えが返ってきた。 そのあとで、「もしかしたらもっと素敵な人が現れたりして」なんてジョークを飛ばしていたけど。 その日、彼女の若い頃(25歳くらい)の写真を見せてもらった。 若い頃の彼女は可愛いのだけれど、今の方がずっと綺麗だ。きっといい時間を、過ごしてきたであろう彼女。その時間を羨ましく思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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