広島・竹原 田舎暮らし

2019/04/17(水)11:11

葬式がなくなる

   新刊「ツボを刺激する脳トレ日本語事典」久保哲弘・千円   市役所で部長職を歴任し、退職後は市会議員、最後は地元の公民館長を務め、直近まで  グランドゴルフクラブの会長だった地区では有名人だったNさんが88才で亡くなったという  ことです。   ということです、というのは家族葬だったということで昨日まで知りませんでした。勿論、亡く  なってから1週間も2週間もたっているということではないと思いますが、訃報連絡や無線  放送が流れなかったので、家内が近所の人に聞くまで知らなかった。   私が公民館長をしている時もほとんど毎日公民館に来られ、一緒にコ-ヒ-を飲んでいた  のでよく知っています。よくしゃべられ、非常に活動的な方でイベントの時などにはいろんな  事でお世話になりました。   今時、有力者とか顔役とかいう時代ではないし、実際、選挙の時や自治会の総会等の時に  彼の発言で事が動いたという事はありませんでしたが、この300世帯程の小さな集落でNさ  んを知らない人はいないと思われます。そのN さんが家族葬。しかも息子さんが呉の海上保  安庁勤務で同じ敷地内に別棟だが隣に住んでいる。そういう人がこの地区で家族葬。   「うちが家族葬するのはもう当たり前よね」、と近所の人は話していたそうです。実際、この  地区の最近の葬儀状況を見ていると、今までのような葬式をするのは何か悪い事をしている   様な雰囲気さえ感じます。家族葬が当たり前。そのうち、葬式は、特別な人がする儀式という  時代が来るのかも知れない。  

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