社長室 業務日誌

2005/07/10(日)12:36

20050707超・基本的確認事項(9)

「こんなに家、近いのに、なぜ帰らないの?」 「どうして、寝ないの?」 と聞かれることが多い。 帰宅しない=その場から動きたくない、 その理由は、思考が途切れて、やる気失せて、 次にモワモワってくるのがいつかわかんないから。 寝ない理由は、寝る=脳みそ停止、 次に脳みそがブンブン動くのがいつかわかんないから。 ただでさえ、年とってきて、集中力が弱くなり始めているのに、 集中が途切れちゃう要因を自ら招き入れるのがいやなのだ。 だから、集中を阻害する奴には、相当強く噛み付いちゃう。 ―――――――――――――― 僕、今、何人かの人の子分みたいなもんなのだが、 恐らく、そのかわいがられている理由って、 素直なこと、と、集中力の2点だろう。 いや、少し表現が違うな。 素直は事象、集中力は要因だから、並列はおかしいな。 えーっと、だから、集中力を用いて生み出してる事象 =瞬時に調査・分析・仮説・報告・行動 =スピードならびに、大まかな正確性 ってことだろう。 陳腐な表現だが。 ―――――――――――――― だんだん、年をとると、集中力が失せてくる。 集中力を必要とする、下記一連の作業。 自分達の知らないこと・相手・現象・予測に対して、 手足を使って情報収集し、現状を捉え、 (=インプットする) 脳みその中で分析し、何個も仮説を立て、検証し、 それら一連の思考過程を親分に1分で説明し、理解させ、判断させる、 (=アウトプットする) 上記一連の作業が苦痛になってくる。 苦痛というか、その能力が低下する。 あと、年をとって偉くなると、勉強する時間もないし。 そもそも集中する時間がない。 だから、まあ簡単に言うと、 そういうことができる若いのにやらせると、 本当は、1人×20時間くらいかかるアウトプットを、 1分で説明・報告を聞く(=説明者の思考プロセスを追認する) ということができる。 20時間が1分に短縮できちゃった。遊びに行けるじゃん。 で、仮説に基づいて実行させてみる。 本当は、それには1人×4時間くらいかかる。 また、結果を報告させて、1分で済ませて、また遊びに行く。 若いのを周りに置いておく、ということは、 つまり、脳みそを買っているのではなく、時間を買っている。といえる。 ―――――――――――――― でも、僕、もう31歳だ。僕ももう若くないと。 年とったなあ、って思う。 理由は、集中力に衰えを感じるからだ。 徹夜も、その翌日に支障をきたすようになった。 いつまでも、いつまでも「子分」という役割を演じることはあり得ない。 嫁と子分はピチピチした方がよい、ということわざもある(ない)。 ま、最初からわかってたことだ。 ―――――――――――――― 親分は、ずっと親分じゃん。年をとっても、どんどん親分になっていく。 でも、子分って、年をとって、どんどん子分になっていく、てあり得ないじゃん。 あ、偉い子分になるっていうのは、あるかもな。 子分の子分をつくるってことか。 親分は、子分を変えればいいという考え方もある。 でも、子分が、親分を変えるっていう考え方はあり得ない。 あ、あるな。 隣に住んでる親分の元にいけばいいんだ。 でも、「武士は二君に仕えず」というしな。 あとは・・・、独立するって選択肢なんだろうな。 自分で事業を興します、とか、 友人と会社をつくります、とか。 ―――――――――――――― 確かに、僕の人生は、僕のものだ。誰にも邪魔はできない。 集中の邪魔をする、どこの騒ぎじゃない。 でも、誰かが怒ったり、泣いたりしちゃうのは、できる限り避けたい。 それはもうやだな。。。 避けようと努力をしても、それでも、多くの人が怒ったり、泣く。 親、家族、お世話になった人、前の会社の仲間。 しかし、しかし、僕は、だんだんと集中力が衰えてくる。 だから、子分や仲間、周囲の人、そして親分。 培った人脈に、これまで以上に助けてもらわないといけないはずだ。 そうでなければ、「集中力の落ちた、仲間のいないオジサン」にしか過ぎない。 ―――――――――――――― 今の親分が喜ばない選択肢って、なかなか選びづらいと思う。 だって、はっきりいって、絶交になると思うもん。 前のときだって、そうだったし。 でも、親分の期待が「お前は永遠の子分♪」だとして、 一方で、僕も親分になりたいんですぅぅ! ってなったら・・・、 苦しいとこだなあ・・・。 ―――――――――――――― 仕事で友情や人間関係を一義優先するのっておかしいよな。 だって仕事だもん。 最近になって、前の会社の仲間と仕事をする機会が増えてきた。 深い人間関係がない段階では、 人間・人柄という要因と付き合っているのではなく、 僕が生み出す事象=経済合理性と仕事をしている。 僕達が生み出す「経済」への期待があるから、組んでくれる。 僕自身じゃなくて。 しかし、前の会社の親分と仕事したり、酒を飲むのは、 まだないし、もうしばらくないだろう。 経済合理性のためには、 彼は、今の僕の親分と酒を飲めばいいわけで、僕と飲む理由は一つもない。 人間的に信用していた相手に、裏切られた記憶、 そんな簡単に乗り越えてこないと思うんだよね。 壊れた人間関係は、元に戻らない、と考えたほうがいいだろう。 ―――――――――――――― 一旦、絶交状態になるのを覚悟し、一生、絶交になる可能性だってある、 と腹をくくることが必要だ。非常に苦しい選択肢かもしれないが。 僕は、前のときは、 「あなたと縁が切れても、やりたい」と思ったし、伝えた。 就職(上京)のときと、お別れのとき、転職のとき。 だからこそ、それほどまでして、やりたいことなのか?  というのを全ての基準において、よいと思う。 以上

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