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社長室 業務日誌

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2005/07/15
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カテゴリ:カテゴリ未分類

R25ってスゲーな。
朝に一杯だったラックが昼前には完売してるし。
キヨスクに詰まれた週刊誌の総量を超えてるのに。

――――――――――――――

でも、あれは、別に新しい情報流通ではない。
つまり、流行ろうが、流行るまいが、どうでもいい。

情報流通には、4つの本質がある。
(1)出し手(who is the generater?)
(2)仕組み(what is the motivation for the generater?)
(3)掲載物(what type of packages?)
(4)流通(how to distribute? )

R25は(4)にメスを入れただけで、あとは変化ナシ。

過去のR社の各誌のように、
(1)(2)に革新的な変化を起こし、
かつ簡単にマネできない、確立された仕組みの上で集まったコンテンツ群、
ならびに、そのコンテンツが集まる仕組みに立脚したビジネスではない。
単純に、メトロのラックを先に取っただけじゃん。

よって、もう一度「スゲーな」を分解すると、
僕としては、
(4)の新たな仕組みを構築した”行動力”には感嘆するにせよ、
その本質には、何も感嘆する部分はない。

なーんだ、Rがやったから、相当スゴイのかと思っちゃったよ★

――――――――――――――

個人的意見だが、新時代の情報サービスは、

情報の出し手
   =掲載コストの担い手
      =直接的なベネフィット享受者
          (広告投資を通じた売上Up希望者 or 情報発信の喜びを享受する個人)

であるべき。

そうすれば、記者や出版社というプロのバイアスがかかってない、生の情報。
玉石混淆ながらフレッシュな情報流通が実現する。

農協と産地直送の対決、と似てるかな。

つまり、『地球の歩き方』に掲載された情報ではなく、
ボツにされた情報を読みたい。
そういう人もいるでしょ、って話。

そんな情報媒体でなければ、結局、何をどう変えようが、
その本質は、やっぱり、紙(paper)と同じ。

同じことをやっても勝てない。

つまり、同じ(1)(2)をネットに移し変えただけでは勝てない。
紙の可視性に勝てるわけない。
つまり、一生、傍流。

当たり外れの基準も多様化する中だから、玉石混淆でOK。
情報の要・不要については、消費者が自ら取捨選択すればよろし。
情報選択コストが低いインターネットなのだから。

――――――――――――――

まず、玉石混淆となった上で、
人々がもし望むなら、セレクテッド・コンテンツ(=インテリジェンス)
が誕生する、そんな流れが望ましい。というか自然な感じ。

紙の出版物の流れって、そうだったように思うんだけどなあ。

――――――――――――――

新しい情報流通の基礎が成立しないまま、
ネクストステップであるセレクテッド・コンテンツに走っても、
それは供給者の論理で勝手にやっているに過ぎない。

収益化も疑問だし、
ましてや社会に幾多とある情報流通手段のうち、確実に主流にはなり得ない。

傍流でいいなら、それでいいけど。
最初から傍流を目指しても、傍流の傍流程度で終わってしまうのら。
最初から傍流を目指すビジネスは、一流の人材が集わないからだ。

以上






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Last updated  2005/07/15 03:57:59 PM
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