カテゴリ:糖尿病&脂肪肝*予防や改善策と治療
毎年のこの春の季節… 寒い冬を乗り越え、年に1回1週間だけ咲く桜の花は、 4月生まれの姉や私には、 まるで自然からの贈り物のように…嬉しいものとなっています。 ここ数日続く春雨で…折角の桜の花も早々と散ってしまうかと思っていましたが、 幸いにも!?寒の戻りのような低気圧の気温の低さが… 桜を愛でる期間を長くし楽しませてくれているようです。 ![]() リウマチの状態は…低気圧やヒノキ花粉と共に、寝返りをするのも一苦労な程… 一昨日から痛みが出現し…むくみもひどく絶不調で、 ストックしていたタリオンやセレコックスやプログラフを服用して、 なんとか仕事に行き、暖房が利いていたせいか…少し薬も効いて…楽になってきました。 きっと皆さまも!?ご苦労されているのではないでしょうか…?? 先週は姪の入院する病院へ、何度かお見舞い兼付き添いに行っていました。 きっとその疲れや行き帰りは暑すぎてクーラーをかける程だったので、 その気温差や心理的な事も影響しているような気もするのですが…。 以前にも書きましたが、姪は、小学生高学年で1型糖尿病と診断され、 ここ数年…学校が休みになる夏休み春休みに、療養指導!?目的で入院し、 ペン型インスリン注入器ノボペンの使い方を習得したり、血糖コントールをしたり…。 そして今回は、新しい治療の"インスリンポンプ"…を新たに習得する為の入院でした。 …糖尿病等…関心ある方はよければお付き合いください…。 ![]() 日本では、2010年に認可された!?ばかりで、 "インスリンポンプ"と言っても聞きなれない言葉で… 輸液ポンプと同じく、持続的な点滴のようなものかなと思っていましたが… 簡単にいうと、万歩計のような携帯や携帯音楽プレーヤーのような… 医療機器を常に腹部に装着し、 持続的にインスリンが注入できる新しい機器!?新たな治療!?でした。 (ちなみに、従来"インシュリン"だった表記は2006年からインスリンに変わっているものの、 一般にはインスリンとインシュリンの両方の表記がともに頻用されているとか。 …私もずっとインシュリンと呼んでいました…。 また遺伝や生活習慣が原因とされる2型糖尿病でも、 内服薬では効果がなく、悪化すると…合併症の予防の為インシュリン治療が必要になります。 同じ自己免疫疾患だけあって…!?なんだか治療法までリウマチにも似ています…。) 毎食前と夕食前に1日に4回血糖自己測定の為の指先パチンの針刺し+ その血糖に見合ったインスリンを自己注射する事…1日に4回=計毎日8回もの負担が、 "インスリンポンプ"を装着すると…毎食前の血糖自己測定は必要ですが、 3日に一度針を刺すだけ(硬い針は抜いてカニューレだけ)なので、 インスリン注入の為の針刺しに関しては、これまでの12回に対し1回で済みます。 "インスリンポンプ"より 「インスリンポンプ療法」(CSII)は、 「携帯型インスリン注入ポンプを用いて、インスリンを皮下に持続的に注入する治療法です。 平成20年度の診療報酬改定で関連する点数が改定され、 ポンプの貸与システムも普及しつつあり、現在、改めてその存在が注目されるところです。 しかし、米国をはじめ、諸外国では、 糖尿病のインスリン療法の選択肢の1つとして広く認知されていますが、 日本においては、まだ認知度は低く、普及率も低いのが現状です。」 ![]() クイックとシルエットと云う2種類の針刺しの方法があり、どちらが安定しどちらを使用するか? "インスリンポンプ"へのインスリンのセット方法や 設定方法や血糖値により異なるインスリン量はどう計算するのか? インシュリンポンプを、学校や塾や家と…常時身に付け持ち歩く時には、どうするべきか? いざ上手く作動しなくなった時にはどうするのか?? 多くの疑問がある中で…姪の入院する病院(外来ではあり)で小児科病棟では、 "インスリンポンプ"に新たに取り組んだのは、初めてだったようで、 それを取り扱う業者の方に、直接操作方法等は訊きながら、 多くの医師や看護師とともに、習得していく形でした…。 多くの大人がいる中での設定や操作をすることも、姪にとっては緊張する場面で… 見ていてかわいそうでしたが、頑張って習得していく姿は…立派そのものでした。 案外本人は深刻にはならず…その時その事をしっかり理解し学んでいるようで、 大人でも難しい…アメリカ製の英語で書かれた機器も器用な指で上手に設定し、 カニューレを紙テープでループを作って抜けないように固定し、機器を設定したり、 また毎食に摂取する炭水化物(カーボ)量を1カーボ=15gで計算して、 (2型糖尿病の方が1日の摂取カロリーを計算し摂取するのとは違い、 1型糖尿病で"インスリンポンプ"利用時には、 炭水化物=糖の量を、毎食計算するようです。詳しくは➸☆) ご飯やおやつを食べる前に、それに見合った量のインスリンを計算し注入操作することも、 すべて自分で行い管理し…中学生活をするのですから、尊敬さえする程でした…。 ![]() いつもは昼食前に血糖測定やインスリン注射を保健室でしていたそうですが、 これからは血糖測定と"インスリンポンプ"を操作するだけで済むそうです。 またキャップをつけると、お風呂もプールも海にも入れますし… 常時インスリンが注入されるので、低血糖になる心配も少なく、 血糖コントロールもスムーズで、 学生生活も充実し!?思い存分友達とも病気であることを気にせず、楽しめるのだとか…。 「数学は好きだそうで…よかったです。」とインターンの研修医が言われたくらい 計算もきっちりと…まるで宿題や試験勉強をも早め早めにこなす… 英語も数学も好きな、しっかり者の姪ならではの頼もしい姿でした。 きっと大人の方が躊躇してしまう…新しい治療もスマホやSNSと、 なんでも器用に使いこなす年代だからこそ、受け入れられる治療法なのかなとも思いました。 ですが…共働きの姉夫婦に代わって、 姪の祖母にあたる母や叔母の私が面会や付き添いに行くのですが… 近くで見れば見るほど、泣き言ひとつ云わず、治療に取り組み、一人で入院し耐えている姿は、 その時は…本当にかわいそうでかわいそうで…人前では今回は泣かずに済みましたが、 実際は…帰ってからの私の泣きスイッチも入りっぱなしでした。 ![]() また姪のような病気の小児の一型糖尿病のインスリンの治療に比較したら、 私のような大人のリウマチ患者の毎週や2週に1回の自己注射は、 経済的な負担を除いては、(子供には療育があるので…市町村にもよりますが実質的な負担は無し) 大したことではないようについつい感じてしまいました…。 前回の姪の入院では、その日の報告で、姪の母である姉に電話をかけるや否や泣けてきたので、 今回はあまり電話では話さずメールや、中学生になりしっかりし、 自分で言える姪に任せて報告するようにもしていましたが…。 少しでも強い口調で指導されていたり、グッと泣きたい気持ちを我慢している姿や、 大人の中に1人囲まれ、いろいろそれぞれの立場で言って来る大人の言動に、 腑に落ちないながら!?振り回されながら!?気を遣いながら… 独り入院し弱音も吐かず、新しい治療に取り組んでいる姿は…本当に見ていられない… けれど…冷静に対応しているその姿に、どれだけ安心したり励まされたかは分かりません…。 少し淋しがるところがあり、ちょくちょく今回は時間があれば見に行っていましたが… きっと不安や心配に感じている私たち… 周囲の大人の気持ちも分かって、気を遣っていたからかもしれません。 ![]() 1型糖尿病でも悲観することは一切なく… 姪のように…将来の夢に向かって、希望の高校や大学も絞って、 塾や部活に学校生活も遊びも時々!?頑張っている、"スーパー中学生"を姪にもち、 同じ自己免疫疾患ともいえる病とと共にまた頑張ろうとも思いました。 (実際は、実母も高血圧&糖尿病で、姉や姪にも心配をこれ以上かけたくないので、 私の直属の家族には、ずっと私の病気の事は隠しているのですが…。) また世界にはこんなに元気に生きている、大勢の人がいるそんな思いで、 こんなトピックスや画像を送ってみました。➸☆ 長々と書いてしまいましたが… 現在は退院もして、なんとか"インスリンポンプ"の使い方もマスター!?して、 新学期を頑張って過ごしているようなので、少し安心なような心配なような…。 これからの一生をこの医療機器を装着しながら生きていくのかと考えると、 また泣きそうにもなり、かわいそうにも感じるのですが…、 いつかきっと内服薬やもっと簡単な方法での… 最新のインスリン治療が開発されることを信じています…。 ここに一通り、先週の涙の原因を書いて…気持ち的にも整理がつきました。 あまり考えすぎると…また私自身の体調も悪化していきそうなので…。 最後まで読んでくださって…話を聴いてくださって…ありがとうございました!! 暖かい春に向けて… もう少し…!?花粉あり、季節の変わり目で、 体調がくずしやすい季節を、温かくして乗り切りましょう。 ![]() ![]() よろしければ、記事更新の励みになりますので、 ぽちっと…コメント代わりのクリック↑もよろしくお願い致します。 また少し追記しておくかもです。
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2015/04/09 04:18:29 PM
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