カテゴリ:住*災害の備え&防災グッズ
7月6日(金)から8日(日)の 先週末に起こった記録的な大雨による…西日本豪雨の被害。 土砂崩れや河川の氾濫により、 西日本の各地で多くの被害が起こり…多くの方がお亡くなりになり、 ニュースを見る度に…心が痛みます。 お亡くなりになられた方には…ご冥福を、 安否不明の方々は…早く発見されることを祈っています。 そして、家屋だけでなく…家族が被害に遭われたり、 避難を余儀なくされておられる多くの方々にお見舞いと、 1日も早く…日常の生活が取り戻されますように祈っています。 今回は、記憶に残しておかないといけないと感じた… 西日本豪雨の被害の事や、 私の拙い体験からの…浸水防止対策について記しておきたいと思います。 かなり長くなってしまいましたが、 お時間&関心ありましたら、おつきあい下さい。 暑い中…家屋や道路の泥を掃き出す被災地の方々に、 テレビの取材でインタビューを受け答えられる言葉の中に、 「想定外に備えて…早く逃げるべきだった…。」 「数年前には…2階に逃げただけでよかったけれど、 今回は…避難すべきだった…。」 「ここだけは、大丈夫だと思った…。」 …という声が多く聴こえました。 台風でもなく…梅雨前線の停滞による集中豪雨 (線状降水帯(せんじょうこうすいたい)により、 夜中の避難勧告や避難指示も多く、 避難のタイミングが本当に難しいと思いました。 「逃げるは恥だが 役に立つ」 「無駄に終わっても 避難することが大切」 …と、よくコメンテーターの方々も言われていましたが、 その教訓は…大切だと分かります。ですが…実際は…。 金曜日は、地震の時と同じように、 JRの電車が止まり…仕事から帰ってくるだけで、 迂回等で数時間かかり…大変だったという方が多く、 私自身…夜には、スマホから頻回に鳴り響く…緊急災害情報や、 雨音の激しく…聞き取りにくい…市町村防災行政無線が流れる中、 ドキドキしながらも…夜中では暗くて動けず、 避難に踏み切れない…現実を感じました。 私の住む市内でも…避難指示は出ましたが、 よくよく避難指示のあった地域を確認すると… 河川沿いの数軒が対象で、 我が家は入っておらずホッとしたもので… いざという時の避難場所を夫と確認しただけでした。 これで…もし停電でもしていたら、 今後…予想される降雨量や雨雲の配置を確認できる レーダー解析が…テレビでも確認できず、 明確な避難指示地域といった…情報も分からず、 より不安を強く感じたかもしれません。 調べている中で…役立ちそうなサイトを見つけましたので、 リンクしておきます。 スマホのブックマークにも…保存し、 停電でテレビがつかなくても… 雨量が確認できたり…気象情報がわかるようにしました。 ➼『気象庁-リアルタイムレーダー・ナウキャスト(降水・雷・竜巻):全国-』 避難のタイミングは、 自分が住んでいる場所の特性を知って、 危機感を感じることだと言われていて…その通りだなと感じます。 ➼『国土交通省ハザードマップポータルサイト ~身のまわりの災害リスクを調べる~』 我が家では、以前から土砂災害を心配していましたが、 ハザードマップ上では、上の道路で…その被害は食い止められるようで、 土砂災害の地域には入っていませんでした…。 けれど、油断は大敵で…避難指示のあった時点で、 既に避難しているのが…常識と考えられる状況でないと、 助からない…危機的な意識を持つ必要があるのかもしれません…。 また土砂災害以上に…心配なのが、 我が家の住む地域は…断層の近くにあることで、 大きな地震があれば…震度も大きく、 マンションそのものが崩壊しないまでも…一部損壊や半壊に… ライフラインの遮断があり住めない危険があり、 早い避難が必要だと実感している事です。 先月の地震で…つくづく恐怖を感じ、 まだ毎週のように…余震がある度にビクッとなる感覚が蘇ります。 ➼「大阪北部地震と余震の恐怖体験からの教訓…」 他人事ではなく…自分の身に起きることとして、 考えたり…確認して、備えておく必要性を感じます。 今も尚、被害に遭われた地域では、 停電・断水が続いている状況で、 情報も入らないままでも…目の前の事から片づけていこうと、 泥を掻き出し…家屋の中を片付けたり掃除をされている姿が… 印象的で、後ろを振り向かず…前を向き生きる力を感じます。 自宅の2階にまで…水位が上昇し、 隣の家のベランダへ移って救助を待ち、 自衛隊の方に…ボートで救出された方や 土砂で埋もれかけた自宅から…ヘリで救出された方が、 「生きていれたことが…1番…」…と、 おっしゃられていた言葉の一つ一つが、 教訓のように心に突き刺さりました。 今は…道路の寸断などもあり、 ボランティアも地元の方に限られていますが、 必要な支援物資や支援金の募金募集や ふるさと納税(返礼品なし)の寄付金の支援が始まりました。 13府県の59市町で災害ボランティアセンターが設置されています。 それぞれの地域でのボランティア情報は… ➼『全国社会福祉協議会 平成30年7月豪雨(第5報)-災害ボランティア情報-』 何もできないもどかしさを感じる中、 多くの方の応援したい気持ちが伝わってきます。 自分ができることでいいので…協力していきたいと思っています。 ■浸水防止対策 水害は、海の近くに起こる津波や 河川沿いに住んでいる住宅だけに関係する問題ではなく、 山の麓では…今回の土砂災害による土石流や砂防ダムからの排水に、 都会では…異常な降雨量による排水の機能不全や 排水溝の詰まりからも、浸水の被害に見舞われます。 今回の大災害とは比べ物にはならないかもしれませんが、 水害の被害の恐怖を感じた経験から… 浸水防止対策について、少し書き残しておきたいと思います。 10年以上前に働いていた職場は、 住宅街の中でも丘の傾斜地にあり、 雨量が増すと…その職場の建物の前の小さな側溝に、 すべての雨が集まり…排水量が増えて、 側溝から水があふれだし…建物内に浸水する被害に遭っていました。 台風だけでなく…雨量が多いと予測される雨が降る前には、 建物入り口に、土嚢を積んで帰るのが…日課のように度々です。 その時、土嚢は水をかぶると細かな砂が流れ出て、 翌日、勤務すると…まずは重い土嚢を運ぶ作業に…砂を掃き出す作業と、 テーブルの上に避難させたものを…元の場所に戻す作業付きです。 スタッフ皆がしんどいながらも、 毎回の浸水防止の為に…労力を使っていました。 私が勤務していた時にも、その浸水被害を経験しました。 始めは、玄関マットが…しんみり水で濡れるところから… スロープのような坂のある床の下から上へ床上と… 海の波が押し迫ってくるように…じんわり向かってきて、 気がつくと…あっという間に床下5-10cm。 沢山の新聞を重ねようが…要らない布を山隅にしようが、 隙間から…水は忍び寄ってくる浸水の恐怖でした。 以前にも…何度か浸水の経験があった職場なので、 上司に電話すると、「機器類は、(ブロック)上に揚げてあるし、 明日、みんなで片づけるから…そのまま鍵かけて帰って…。」 …と慣れたもので…頼もしい一言に救われました。 その時は…エレベーターも玄関近くにあったので、 浸水して地下にも水が溜まってしまい…使用中止になり、 翌日には業者に来てもらい…給水ポンプで水を引いたり泥を洗ったりと、 1回…100万くらいの経費が掛かったそうです。しかも2回目…。 その後は、市に掛け合い…側溝を広げる等の工事をお願いし、 浸水被害に遭う事がなくなったとは聞きましたが…。 その度重なる水害対策に、その頃は… もっと軽くて…楽に…完全に浸水を防ぐいいモノは無いのだろうかと… 頭をひねっていましたが、 今回の豪雨災害のTV番組で、水のうという方法↑がある事を知りました。 ビニール袋を2重にして、内側の袋に水を入れて… 段ボール箱等で…固定して置いておくだけです。 (これは、停電=断水の時に、 給水車から自宅へお水を移動させる時にも…応用できる方法です。 以前我が家でも断水の際に…飲料や洗面やトイレ用の水を運ぶ時に、 滑車のついたクーラーボックスに、ビニール袋を2枚重ねて水を運んでいました。 水を浴槽に入れておいて、そこからバケツや洗面器で掬って利用したりも…。 現在は、多めのペットボトルをストックしています…。) 職場での浸水の経験は…私の小さな恐怖として心に残り、 マンションの大規模修繕工事が行われてから、 バルコニーの排水が悪くなって…大雨が降る度に、 大きな窓から…浸水してこないかを心配するようになりました…。 その為、定期的な掃除はもちろん…台風や大雨の降る前には、 必ず枯れ葉や土埃を取り除いたり、小雨の際にも…デッキブラシで掃除したり…。 この水のうとレジャーシート等で、 2重に浸水を防止することも… 被害の拡大の防止に役立つかもしれないと思いましたし、 いざという時に…少し備えがあれば安心な気もしました。 また、そんな経験から十年も経ち…調べてみると、 簡単に出来る…多くの浸水防止グッズが販売されていました。 「給水土嚢」↑↑は…一般的には使い捨てが多いようですが、 少し時間は掛かるけれど… 繰り返し使える「吸水土のう『エコクリーン』」↑がありました。 「水ピタ防水シート」↓は、 何度も洗って使えるようで… しかも軽くて…収納量も少なく…安心だとか。 シャッター会社が開発したという止水板↓も有名なようで、 マンションやガレージや施設等にも利用できたり… 最近では、駅等でよく見かけるようになりました。 ➼株式会社 LIXIL鈴木シャッターの防水板「アピアガード」 写真↓は、我が家のベランダ庭(ルーフバルコニー)で… 今年も…2年続きで実った"ラズベリー"(木苺)。 大阪北部地震で収穫するのが遅れた…6月24日に撮影したもので、 これまでにも記事にしてきましたが… ➼「心配続きから…ベランダ庭で初夏に実るラズベリーと鳥に驚く?!2018」 ➼「北欧の器+ラズベリーのスイーツ≒マンドフルネス&ヒュッゲな暮らし」 6月中に実った実は…計400個と大豊作で、実成は終了しました。 他の実のなる植物たちは…今年は不作の年のようですが、 また機会があれば、そんなことも書きたいと思います。 昔から…「地震 雷 雨 霰」と、 日本に起こると災害を比喩して表現されてきましたが、 無くなるモノだけでなく…人をも呑み込む、 普段はおとなしい自然の脅威を感じました。 荒れ狂う自然の災害に… 人間はいかに無力で為す術はないのだろうかと感じながらも、 復旧や復興を何度もし成し遂げてきた… 人の気持ちの強さや人同士の繋がりの優しさで、 今回のこの災害も乗り越えられるように祈りながら、 早い復旧と復興を祈っていきたいと思っています。 西日本の豪雨が過ぎ去り、 近畿地方でも…昨年より12日も早く、7月9日に梅雨明けを迎えました。 毎日汗だくになったり…貧血症状を感じて、 作業することがこのところ多いのですが、 身体は…夏本番の気候に慣れていない為、 熱中症を予防しながら…過ごさなければと危機感を感じます。 どうぞ皆様も…ご無理されませんように。 住宅リフォームの事やリビングの模様替えや、 先日の地震の備え等書こうと思っていた事はいろいろありましたが、 またの機会に…。 最後までご覧いただき、聴いて下さってありがとうございました。 更新のない間も…お1人お1人の優しさのクリックが、 更新の励みになりました。 クリックをいただき、ありがとうございました。 myblog『journey』 *okinawa *hospital 旅の別ブログ↑では、更新がまた中断中…。 かなり長いので、お時間のある時に… 関心あるスポットだけでも…ご覧いただけると嬉しいです♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018/07/13 02:00:46 PM
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