おめでとう、常総学院
夏日今年一番暑い日,甲子園では高校野球の決勝戦が行われ常総学院の木内幸男監督は23日の東北戦に勝ち、取手二(茨城)監督時代からの甲子園通算勝利数を40(春13勝)に伸ばした。歴代1位は中村順司元PL学園監督の58勝、2位は高嶋仁監督(智弁和歌山)の46勝。勇退を表明している木内監督は、歴代3位の記録で甲子園を去る。「最後の甲子園」で老将が宙を舞った――。優勝戦は今大会を最後に勇退する木内幸男監督(72)が率いる常総学院(茨城)が東北(宮城)に逆転勝ちし、史上最多タイの全国4163校の頂点を極めた。試合は、好投手・ダルビッシュを先発マウンドに送った東北が序盤の長打攻勢で先行。しかし、常総学院は四回に4長短打を集中して逆転し、2番手・飯島の好投で逃げ切った。茨城県勢の優勝は、木内監督が指揮を執った第66回大会(84年)の取手二以来19年ぶり2度目で、常総学院が優勝した01年春を含め3回目の全国制覇となった。春夏34回目出場の東北は、東北勢悲願の初優勝を目指したが、またも優勝旗の「白河越え」はならなかった。