Two to Tango
ボールルームダンスのタンゴではなく、アルゼンチンタンゴ。情熱と官能のダンス、大人の踊りのイメージが強く、大きくスリットが入ったドレスや絡み合うような仕草を思い出す人も多いだろうと思う。タンゴの魅力は、Two to Tangoという言葉に表されているように、男女二人が呼吸を合わせ、男性のリードで即興的に踊ること。その中に、人生の悲哀を含めていくらしい。絡み合うダンスのように見えても、男女の間にはしっかりとした空間があり、それが二人のバランスを作っている。ひじを外に開き、あわせた手の平を押したり引いたりすることで、次の動きを伝える、まさにボディ・ランゲージ。社交ダンスの姿勢と違い、二人の上半身が寄り添うように、Aラインを作るのがアルゼンチンタンゴの特徴。これによってバランスが拮抗し、わずかな動きが新たな動きを生む。上半身はゆるやかに、でも大きくは動かさず、女性は足で表情を作っていく。高いヒールを履くので、かなりつま先で立ちになる。胸郭をそらせることでまっすぐ中心を取っていくのだが、これがまずは難しい。バンドネオンの物悲しい音調には、ラテン音楽が持つ情熱が秘められている。音にあわせ、流れるように二人がフロアを滑っていくのだが、ここまで来るには相当に熟練している必要がある。足を交差させながら踊っていくタンゴ。ステップが難しく、息が合わないと相手の足を踏んづけてしまう。初めてタンゴを踊ったのは、今月始め、竹芝で行なわれたTango Night。若手が主催するイベントとしては異例に大型で、数々の協賛がついた。リムジンでの送迎など、洒落た演出も多く、非日常の夜を堪能した。主催のJoe&Takamiのアルゼンチンタンゴに寄せる熱い気持ちに、似たものを感じる。ダンスが上達してきたら、タンゴとムーブメントを絡めて書いてみようかななんて考えているところ。この場を借りて、お知らせ。丸の内にて、タンゴのイベントがあります。「丸の内Tango Night 2006」< 日程>2006年 4月7日(金) 5月12日(金) 6月16日(金)< タイムスケジュール>18:00~開場19:00~スタート19:30~TANGO初心者向けステップレクチャー21:30~TANGOダンスエキジビション23:00 終了*18時よりアルゼンチン料理&ワインがお楽しみいただけます(別料金)< 会場>「MARUNOUCHI CAFE倶楽部21号館」東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル1F TEL:03-3212-5025<料金>3,000円(1ドリンク付)、<アクセス>東京メトロ 千代田線「二重橋前駅」B7出口より徒歩3分。東京メトロ 有楽町線「有楽町駅」A2出口より徒歩5分。JR 山手線「有楽町駅」丸の内口より徒歩5分。JR 京葉線「東京駅」6番出口より徒歩1分。新東京ビル内に有料駐車スペース有り <ドレスコード>男性:ジャケット着用 女性:それに準ずる服装< お問合せ >丸の内 Tango Night2006運営事務局TEL:03-5704-2644(Joe Tango内)・ 主催 Tango Night運営事務局・ 協力 MARUNOUCHI CAFE倶楽部21号館・ 後援 アルゼンチン共和国大使館・ 協賛 TERRAZAS de los Andes注意!!本イベントは、事前登録制なので、下記アドレスにメールでお申し込みください。メールタイトルに“丸の内タンゴ登録希望”と明記しお名前を送信してください。tango@tangonight.comもれなくばう犬の、おっかなびっくりのリードの様子が見られます。話しのタネに、ぜひどうぞ。