はがきは出しません。
「10セッション終了後、何ヶ月かしたら、定期健診みたいに葉書が届いたらいいわね」とクライアントさんからアドバイスをいただきました。そのときは「そうですね」なんてスルーしましたが、そうするつもりはありません。それはなぜか。私は、セッションを受けに来てくださったクライアントさんは「自己管理能力が高い」と信じているからです。そうじゃない方が、興味本位で長い期間をかけて、10セッションを受けてくれるとは思いません。それなのに、セッションが終わった途端に「そろそろメンテナンスセッションの時期です」なんて葉書を出すのはおかしいと思うのです。いきなり「私の判断」を押し付ける関係性にもっていくなんて。自分のからだをよく知っているのはクライアントさん自身でしょうから、その判断を無視するなんて、私には納得いかないのです。これまでつちかってきたクライアントさんとの対等な関係も揺らぐでしょう。「忙しいから行けない」それはクライアントさんの判断です。私がお尻をたたいておいでいただくことはありません。「忘れていた」それなら、心配するほどのことでもないでしょう。サービスって、なんだろうと思うのです。おせっかいすることがサービスなのか。ゴミになる可能性の高いDMを送ることがサービスなのか。きれいごとだと言われるでしょうが、ロルフィングを「商売」にしたくない思いがあります。以前、あるクライアントさんに「弱者を狙わなければ商売にならないでしょう。身体に不調のある人を狙うべきですよ、10セッションが終わっても来させなくちゃ」といわれたことがあります。会社を経営している方の言葉でしたが、それに強い反発を覚えました。アイダロルフは、10回でセッションが一旦終了するのはいいことだ、クライアントがロルファー無しで進めるようにするのに最適だ、と言っていたそうです。定期セッションのDMを送っていらっしゃるロルファーの方もいるのかもしれませんが(そういう方の話は聞いたことがないのでここで書いているのですが)、個人的にとらえないでいただきたいと思います。あくまで私の考えです。アットワードのブログはこちら http://www3.atword.jp/rolfingopenpath/