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ロルファーサイトウのつれづれ日記

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M Saito

M Saito

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2006.01.11
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カテゴリ:音楽・詩
「目標に向かって」  ヘルマン・ヘッセ

いつも私は目標を持たずに歩いた。
決して休息に達しようと思わなかった。
私の道ははてしないように思われた。

ついに私は、ただぐるぐる
めぐり歩いているに過ぎないのを知り、旅にあきた。
その日が私の生活の転機だった。

ためならいながら私はいま目標に向かって歩く。
私のあらゆる道の上に死が立ち、
手を差し出しているのを、私は知っているから。




「困難な時期にある友だちたちに」 ヘルマン・ヘッセ

この暗い時期にも
いとしい友よ、私のことばを容れよ、
人生を明るいと思う時も、暗いと思う時も、
私は決して人生をののしるまい。

日の輝きと暴風雨とは
同じ空の違った表情に過ぎない。
運命は、甘いものにせよ、にがいものにせよ、
好ましい糧として役立てよう。

魂は、曲がりくねった小道を行く。
魂のことばを読むことを学びたまえ!
今日、魂にとって苦悩であったものを
明日はもう魂は恵みとしてたたえる。

未熟なものだけが死ぬ。
他のものには神性が教えようとする。
低いものからも、高いものからも
魂のこもった心を養うために。

あの最後の段階に達して始めて
私たちは自己に安らいを与えることができる。
その境に至って、父に呼ばれつつ
早くも天を見ることができる。




「さすらいの途上」
          -クヌルプの思い出に-

悲しむな、やがて夜になる。
そしたら、あお白い野山の上に
冷たい月がひそかに笑うのを見、
手を取り合って休もう。

悲しむな、やがて時が来る。
そしたら、休もう。私たちの小さい十字架が
白っぽい道のべに二つ並んで立つだろう。
そして雨が降り、雪が降り、
風が去来するだろう。


****************************
ヘッセの詩を読んでいると、どこかへ到達するまでの長い、長い、夜の一本道に一人ぽつんと佇んでいる自分が思い浮かびます。
酒場の喧騒のなか、安酒に酔いながらも頭の芯は覚めたままで、自分が行くべき場所を探している旅人の詩。それが、ヘッセの詩に対する印象です。
最後の詩が、一番好き。
やがて時が来れば、今の困難は全て静寂の中に呑み込まれ、二人(二人きり)の平和が約束されているのならば、信じて生きていける。そう思います。



あ、それからこの場を借りて仲良しEへ。お誕生日おめでとう。





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Last updated  2006.01.11 23:17:22
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Comments

M Saito@ Re[1]:動くゴミ箱(08/24) Carlfingさん >何ですか? それ! > …
Carlfing@ Re:動くゴミ箱(08/24) 何ですか? それ! 読まれていた本…
M Saito@ Re[1]:今年の夏(08/19) Carlfingさん >暑いことに気を取られ…
Carlfing@ Re:今年の夏(08/19) 暑いことに気を取られすぎていると 夏…
M Saito@ Re[1]:ああ、恥ずかしい(携帯使用不可)(07/21) 幸せなoppaiみたいなふくらはぎですさん …
MSaito frm携帯@ Re:ああ、恥ずかしい(携帯使用不可) 携帯再開です。

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