仕事のできないホテルウーマン

2011/04/09(土)05:52

L'AUMENTO DELLE TARIFFE POSTALI

なぜじゃイタリア(50)

イタリア郵政といえばその無能さと非情さが 数々の在伊邦人のブログで悲しい被害状況とともに語られてきました。 わたしは数年前から 「日本の便利さを反面教師を見て自覚しよう!日本人一億総イタリア留学制度」 をこっそり提唱していますが、同時に「イタリアの郵便局員、日本の優秀な郵便局に総インターンシップ制度」も やったらどうかと思います。そのイタリア郵政が、 またまたわたしたちをあっと驚かせることをやらかしてくれちゃいました。 これもお友達のブログなどで既に書かれていますが、 郵便料金の横暴な値上げです。例を挙げますと、 20グラムまでの郵便物、絵葉書などもこれに含まれますが、これがなんと 今までの85セント(本日のレートで104円)から一気に 1.60ユーロ(同じく196円)となってしまったのです。 オーストラリアなどオセアニアに送るに至っては2ユーロ! 世界共通どこでも70円ぽっちの日本に比べたら ぼったくり以外の何者でもありません。 ホテルのパンフレットを送る時に利用するのがこの枠、 50グラムから100グラムまでですが、 今まで1.85ユーロ(約227円)だったのに対し、4ユーロ(約490円)。 倍額以上です。とこべえちゃんのブログも是非お読み下さい。 その他、ググって出てきた方々の怒りも拝借します。 その1 その2 イタリア人も書いています。わたしは端から信用していないので、 郵便で実家や孫に物を送ることも少ないですし、 送ってもらうことなどまず有り得ません (皆さん!わたしには郵便送らないでいいからね!)。 日本には頻繁に帰るし、 お友達に頼んで持ってきて頂いたりするし(皆さんいつもありがとう)、 だいたい一人身のわたしは別に日本の物が無くたって平気。 でも、滅多に帰国しなかったり、 異国での子育てを一人で頑張ったりしているロマ友たちは、 どんなに日本からの小包を待ちわびていることでしょう。 それから、今、どんなにわたしたちは 日本に乾電池やら蝋燭やらを送りたいと思っていることでしょう。わたしは日本ではよく郵便局に行きます。 混んでいてもフォーク並びが徹底されているし、 局員さんたちの手際はいいし、応対も丁寧だし、 オープンスペースでみんながしっかり働いているのが見えるし、 局内は明るくて綺麗で、いつも気持ちがいいです。 逆に、こちらの郵便局では、 怒ったり、悲しくなったり、絶望したりすることばかりです。 いつも行きたくなるような郵便局になってくれればいいのにと思います。 あ、間違えた。それは無理だろうから、せめて行きたくなくならない郵便局になって。ちなみにわたしが切手を買ったり、 ガス代を振り込みに行くのは、 郵便局ではなくタバコ屋です。

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