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Romance夢紀行

Archangel's Enigma/ナリーニ・シン あらすじ


Archangel's Enigma【電子書籍】[ Nalini Singh ]
※ ※ ※ ネタバレあります ※ ※ ※ 
辞書で確認せず、記憶に頼っててきとーに書きなぐっていますので、
内容が間違っていても笑って読み流せる方だけ読んでくださいね

リージャンは宮殿の奥深くで密かに傷をいやしています。自分の部下に命じて、古詩を探し出させます。おそらくラファエルを思わせるようなくだりもあります。その内容から銀の羽をもつ大天使を殺すようにと部下に命じていました。

アマナットに戻って7か月。ナージルは、古天使キャリエーンの能力が強大に高まり、安定してきたということで任を解かれてNYに戻っています。アッシュに宣言した伴侶探しは続いています。どこに隠れているんだ、俺だけの彼女は。

ナージルはエレナとラファエル、ドミトリとオナー、アッシュとジャンヴィエールの関係をみて彼らだけの秘密の合言葉をもつ関係をうらやましく感じて伴侶探しを思い立ったのですが、突然伴侶探しに熱心になったナージルをラファエルは内心面白がっています。

ナージルはドミトリやオナーという自分にとっての家族、そしてアッシュやジャンヴィエールといった自分らしくいられる家族同様の存在そして忠誠を捧げるラファエルに、よいスパーリング仲間で、疲れたらゴロっと並んで横になり美しい羽根を自分の胸に差し出して自由に撫でさせてくれるほど無防備になってくれるエレナたちから離れたくないからNYにいたいと希望しますが、ラファエルはそうはいってもお前のなかの野生の部分が都会では寛げないだろうと指摘して新しい任務を与えます。

リージャンの宮廷に潜入しているスパイマスターの報告から、眠りについているアレキサンダーの殺害命令をリージャンがくだしたのではないかという疑いを抱いたラファエルは、リフュージの司書でもあり幼い天使たちの教師でもある天使のジェサミーの弟子で大天使の眠りについて研究しているアンドロメダを守り、彼女が大天使アレキサンダーを発見するのを助けるようにと命じます。

ナージルはアレクサンダーが眠りについたころにはまだ幼く、子供での視点でしか彼の記憶がありませんが、ナージルが自身の銀髪と同じ銀の羽をもつアレキサンダーに羽をくれるように頼むと、彼がくれたことを覚えていました。彼は弱い者や子供には思いやりを持ち、昔からのやり方を通す人物で、若く新しいやり方に挑戦するラファエルとは衝突寸前となりましたが、その直前に眠りについたという経緯があるようで、ラファエルは立派な人物で、なおかつ当時はリージャンよりも強力な大天使であり、彼女の息の根を止めるのに必要な人物という印象を抱いているようです。

飛行機からバイクに乗り換え、さらに山に隠されたトンネルをくぐり、天使の力によって隠されているリフュージに移動したナージル。ラファエルの警備隊長のガレンとリフュージの司書であり若い天使たちの先生でもあり、ガレンの妻でもあるジェサミーが彼を温かく迎えてくれます。

護衛の対象の天使アンドロメダは大天使カリセムノンの一人しかいない孫で、レフュージの図書室で母からのメールを受け取っていました。彼女が生まれたときにカリセムノンとと両親が交わした500年の従属契約を果たしに貴女が400歳になる15日後までに宮廷に帰国するようにと。契約を無視してリフュージにいたことは多めにみて、学者として宮廷に仕えさせてやるとカリセムノンは言っているけれど、彼の恩情は永遠に続くものではないからと警告も付け加えられていました。

彼女は暴力にあふれ知識は軽蔑されるカリセムノンの宮廷の雰囲気に耐えられず、小さな荷物と剣だけをもってリフュージにきました。大天使から契約を免除されているとジェサミーに嘘をいって受け入れてもらい、いまその嘘が重くのしかかっています。15日後には、彼女自身が望んでいる生活は終わりをつげ、ここで得た静けさや日々がこれからの残酷な500年を生き抜くよすがとなるだろうと考えています。

図書館でアンドロメダをみた瞬間、彼女の香りがかぎりなくかぐわしい伴侶の匂いに感じられ、そばによって匂いを確認します。アンドロメダを困惑させつつもしかしたら彼女が伴侶かもしれないとナージルは感じますが、彼に強く惹かれるものの、両親の関係などをみて自分は何かを懇願しなければならない立場にはならないため非婚でいたいという意思を脅かす存在だと思われ、彼とは心理的に距離を取ろうとします。そんな彼女の気持ちには頓着せず、身体を寄せ、香りをかがれたり、からかわれることにイライラしたアンドロメダは、きちんとしたふるまいをしてちょうだい!とはねつけてしまいます。そのとたん、ナージルは自分のありのままの姿を受け入れられない女性は伴侶のはずがないと、礼儀正しい対応の下に自分自身を隠してしまいます。

夕食後、眠れないナージルは外にさまよい出ますが、どこからかアンドレロメダの香りがしてきて、引き寄せられてしまいます。訓練場ではアンドロメダが剣の練習をしています。大天使ダニエラの恋人でもあり冷酷な戦士でもある天使のダハリエルに密かに剣を師事していたようです。ダハリエルは自分にある善い部分は君に武術を教えるということですべて使い切ったと、見返りなしにアンドロメダを指導していたようです。

「臆病者じゃないなら相手をしてよ」と見過ごせない挑発にのせられてナージルは相手をしますが、思いがけずアンドロメダが善戦するものの、最終的には手を取り押さえられてしまいます。アンドロメダは、さっきのことはあの場だけちょっかいをかけるのをやめてほしいという意味で、違うことで苛立っていたから言ってしまったことだったと謝ります。君は俺に惹かれている、とナージルは誘惑しますが、アンドロメダは自分は理由があって非婚の誓いを立てていて軽い決意ではないけれど天使や生き物の秘密が書かれているという伝説になっている古い天使の魔術書を見つけてくれた人となら希望することをなんでもさせてあげると言い、その場の誘惑から逃れます。ナージルは必ずその魔術書を見つけだす決意です。

翌朝、人気のない静かな庭をアンドロメダは散歩に出ていたところを、リージャンの将軍イクシィと彼の部下たちに網で捕獲され、リージャンの宮廷のある中国へと連れ去られてしまいます。偶然その様子を天使の子供サムが見ていたため、サムはナージルの部屋へ飛び込み、アンドロメダが攫われた!と知らせます。ナージルはガレンと、ダハリエルに急報し、天使たちは飛行隊でサムが確認していた誘拐犯たちの飛び去った方向へ追跡しますが捕まえることができません。

ナージルは日本まで飛行機で飛んでから、中国に密かに侵入し、スパイマスターのジェイソンと合流し、二人で協力してアンドロメダを取り戻す算段をします。ジェイソンは、彼女を取り戻したかったら、敵を傷つけて騒ぎを起こしてはならない。飛行隊が総力をあげてきたら逃げきれないし、ナージルが捕まればリージャンにとってアンドロメダやラファエルを傷つける恰好の道具となる。本能を抑えて静かに忍び込み、そっと抜け出してくることだと助言しました。もしもアンドロメダがその場で傷つき、悲鳴をあげていたとしても、好機を待て、と。ナージルには承服しがたいことでしたが、彼女を取り戻すために承服し、さらに領土の奥深くの宮廷へと潜入します。

アンドロメダが戦士でもあることを知っている人はほとんどおらず、無力な学者という仮面をつけて、リージャンの宮廷に足を踏み入れます。頭の中では逃亡の手段を探りながら、監視者を警戒させないように、注意深く行動し、時をかせぐアンドロメダ。リージャンと面会すると、大天使アレキサンダーを見つけるようにと命令されます。アンドロメダは誓いを破ることになるのでよく考えさせてほしいと応え、リージャンに一晩返答を猶予してもらい、部屋に下がるとさりげなく宮殿内を散策し、脱出路を探りますが、糸口がみつかりません。宮殿内はあまり人気がないように見え、庭に出て空を見上げても天使の姿は近くには確認できませんでしたが、歴史家として観察者としての眼力を磨いてきたアンドロメダは芝生に落ちた羽に気が付きます。リージャンの将軍のひとりの羽の色に思えたため、あくまでも外出を自然にみせかけ、部屋に戻りました。途中、スーインというリージャンの宮廷を建設した伝説的な芸術家の部屋を通りかかります。彼女はリージャンの姪ですが、癒えるたびに羽を半分切り取られ、逃げ出せないように1000年以上監禁されているとのことでした。

ナージルは厳重な警備をすりぬけ、宮殿内に忍び込みアンドロメダの匂いをたどります。特に匂いが濃いように思えたのはリージャンに罰せられ、犬に全身を食いちぎられて死にかけている天使のそばでした。アンドロメダへの見せしめと警告のため、大天使ミカエラに誘惑されて宮廷の情報を流した罪でアンドロメダの目の前で罰を受けることになりました。おそらく彼の慰めのためにそばにとどまっていたんだろうとナージルは推測し、その優しさを好ましく思います。宮殿内にはあまりにもあちこちにアンドロメダの匂いがあり、彼女の居室までの道をたどるのが難しくおもえたところ、イクシィが部下のヴァンパイアにアンドロメダの報告をさせている場面にいきあいます。どうやらイクシィもアンドロメダに興味を抱いているようです。

アンドロメダはあてがわれた部屋の扉をあけるとナージルがいることに驚きますが、逃げるならスーインも一緒にと頼みます。スーインは羽を切られていることで立った時のバランスが悪く、動きが悪くて足手まといになると一度は逃亡の誘いを断りますが、ナージルはもう1本の羽も折って身体に縛り付ければ問題ないということで、スーインは痛みに耐え、3人は逃げ出します。

スーインは自分が建設した部屋のなかの隠し通路に二人を案内しますが、そこに仕掛けられた罠をナージルが感じ取り、通路の扉をあけいったんは追っ手をその部屋のクローゼットでやり過ごしてから、宮殿の外へと逃げ出します。

追っ手は空ばかりを追跡していましたが、3人は走ったり歩いたり地面を利用して逃げ続けます。途中、リボーンの追撃にあいますが、撃退し、最後にはスーインは力尽きて気絶してしまいますが、そこからはナージルが彼女を背負い、できるだけ宮殿から離れた場所までたどり着きます。ジェイソンが彼らを見つけてくれ、スーインを急ぎリフュージまで運んでくれることになりました。二人は引き続き地上での逃亡を続けます。

リボーンの血や匂いを落とすために池で水浴びをしたり、アンドロメダが昔の言い伝えをナージルに話したり二人は親しくなっていきます。アンドロメダはナージルにこのゴタゴタを乗り切ったら、両親も出席する私の400歳の誕生日パーティで自分をエスコートしてほしいと頼みます。ただそのパーティが終わったら500年はカリセムノンの宮廷からは出られないということは話せませんでした。

夜にまぎれて移動するため、ナージルは無人の狩猟小屋をみつけ、ウサギを狩り、そこで休息することにします。食べるために獲物を狩ることを騒ぎ立てずアンドロメダが率先して料理してくれたことに感謝してせっかくの美味しい生肉を火であぶってまずくさせられてしまうことには我慢したナージル。アンドロメダが周囲を警戒の番にあたりナージルが眠っている様子を観察していると、どうしても我慢できなくなり彼の銀色の髪の毛に指を通してしまいます。「何をする」と即座に手首をつかまれますが、「髪に触りたかっただけ」というと「君にならいい」とまた眠ってしまいます。

リージャンの領土の桟橋から船に飛び乗り、そこからアンドロメダはナージルの指輪を入場証代わりにネックレスに下げ、アマナットへ飛んでいきます。ナージルはアンドロメダを見送ると海に飛び込んで別のスピード艇に乗り換え、鹿児島につき、そこからアマナットに向かいます。一足先にアマナットに送られ、治療師のケルに看護してもらったスーインはアンシャラーに入っていました。肉体はいずれ回復するだろうけれど、目覚めた後の精神の状態はわからないという診断のようです。

アンドロメダはキャリエーンに会い、アレキサンダーのことを尋ねます。彼らは同国人で、アレキサンダーは腕白な子供でキャリエーンは人形遊びが好きな女の子だったらしく共通点は少なかったものの、夫はアレキサンダーとは知り合いで、キャリエーンが夫を亡くした時には心から同情を寄せてくれたと問わず語りに話します。アレキサンダーは金属との親和性が高い天使だから、おそらく固い金属に守らられた場所で眠っているのではないかと教えてくれました。

ナージルとアンドロメダは、彼の旧領土の中で、中心からは距離があるものの、鉱山や洞窟などが複雑に入り組んだ地形などに彼が眠っている可能性があるのではないかと予測し、調査にでることになります。リージャンの兵士の追跡を避けるため、飛行機で飛んで途中でパラシュートで目的地近くに降り敵をかく乱することにします。途中ナージルは過去の話をし、アンドロメダも子供のころは周りに子供がおらず、周囲の動物たちだけが友達だったと教えてくれます。彼女の祖父カリセムノンはアフリカの大天使で、あるときはキリンが窓から彼女のおやつを食べたこともあったとか。ナージルは幼いころから動物が身近にいたことで、彼女がすんなり自分の野生的な面になじんでくれたのかと納得します。また自分を見るたびに心を痛めているその秘密を早く明かしてくれないかとも思っています。

ニューヨークでは、イリウムが空を飛んでいるとアオドハンの羽のきらめきで彼が近くにいることに気が付きます。彼に合図を送った後、突然羽が効かなくなり空からまっさかさまに落ち始めます。彼が生き抜けなければ母のハミングバードとアオドハンは二度と立ち直れなくなってしまう。なんとかもがこうとしますが気絶していましました。ふだんの墜落の真似事と違うものを感じたアオドハンは「サイア!」とラファエルに心話で助けを求め、自分も急下降しイリウムに追いすがろうとします。ラファエルもリージョンを伴っていたエレナも、最初はまたイリウムのおふざけかと心配せずに眺めていたものの、アオドハンの叫びで異変に気付きます。急いでも到底間に合う距離にはいなかったのですが、ラファエルはなんとかイリウムを地面近くで受け止め、アオドハンはエレナとリージョンが横から体当たりすることで地面への激突を避けることができました。

セブンの心の要であるイリウムの墜落はすぐに他のセブンへも伝えられ、ラファエルをはじめタワーの面々は心配し、イリウムの母のハミングバードやタワーに来れるメンバーはかけつけることになりました。どうやらラファエルのあたらしい能力が目覚めたようで、おそらくリージャンの肉体離脱と同じような能力で、ラファエルの羽は炎に変化していつも以上のスピードを出すことができたようです。その後イリウムは意識も戻ったようです。

洞窟などを調査していると、二人は大量の虫か鳥の不穏な羽音を聞きつけます。逃げ切れないと悟ったナージルはすぐさま地面を掘り始め、穴にアンドロメダを放り込み土をかけて埋めます。彼女も自分が隠れなければナージルも隠れないだろうと素直に従い、ナージル無事に逃げ切れたことを祈りながら羽音がしなくなるまで我慢しますが、その後土から出てナージルを探し始めます。彼は近くに見当たらずオアシスまで戻りますが気配もありません。彼はとても素早いけれど、ほとんど隠れる時間もなかったはずで、水の中に隠れているのかと潜ってみるとなにか手に触るものがありました。急いで飛び込んだ時に池の底で頭を打ったのか、意識を失ったナージルを見つけました。衣が何かに絡まり、苦労しつつ引き上げ見守っていると、息を吹き返しました。

NYを襲ったときのようにカリセムノンの先鋒かと、最初は考えますが、ひょっとするとアレキサンダーの休息所を守る仕掛けの一つかもしれないとナージルは言います。そしてこのあたりに住むよく知られていない部族というのは、アレキサンダーを守っている彼の民なのではないかと思い至ります。また彼らがいるということは、アレクサンダーが眠っているのはこの地域に違いないと二人は確信を深めます。

彼らに忍び寄ってくる気配がしたので警戒を強めると、村の戦士たちでした。彼らはアレキサンダーの休息を乱さないために帰れ! と言いにらみ合いになりますがますが、そこにリージャンの追っ手が現れます。ひとまず彼らをやり過ごし、アンドロメダはリージャンがアレキサンダーを殺そうとしている、彼を起こさないと手遅れになる、そのために来たのだと戦士たちに説明しますが、アレキサンダーを目覚めさせる同意は得られませんでした。ナージルの銀色の髪はアレキサンダーの血筋を感じさせるものなので、戦士たちが反応すると、ナージルは自分はアレキサンダーの子供ではなく、彼の兄オシリスによって作られたキメラだと話します。オシリスは子供を虐殺し、気に入らないという理由だけで一つの種族をせん滅するような行いからアレキサンダーにより処刑されたようです。

二人はアレキサンダーの戦士たちをかわしつつ洞窟に入り込み、話をしながら先を進みますが、アレキサンダーの罠が作動しはじめました。次第に内部へと入り込みますが、あるところには入口の中と外に戦士が歩哨に立っている場所がありました。彼らを傷つけるとアレキサンダーを敵に回すかもしれないとアンドロメダが指摘し、彼らを気絶させたあとは衣類を割いたひもで猿轡をかませ、縛り上げることにします。首尾よく歩哨を突破したあとも、罠は続きます。マグマの近くまで落とされ吹き上げてくる強風で羽ばたきもできず、アンドロメダがこのまま二人とも落ちて一瞬のうちに死ぬのかと覚悟して、無駄を承知でアレキサンダーに語り掛けます。「起きて!」と。ナージルはもっと乱暴な言葉で話しかけると、彼らは強い風に吹き上げられ、違う小部屋へと飛ばされました。おそらく目覚めはじめたアレキサンダーの仕業だと思われましたが、苦労して出口の仕掛けを探し出し、外への道をたどると村の戦士たちに会うことができました。

リージャンはアレキサンダーの息子でやはり戦士であり大天使ファヴァシの領土の一部を守っているローハンのもとに向かいます。あらかじめナージルから警告されていた彼は徹底抗戦しますが、戦闘員の大部分を殺され、生きてリージャンのもとに引き立てられます。父親の場所を教えるようにと言われますが、彼の忠誠心は小動もせず、息子を殺せば居場所のわからないアレクサンダーも自分から現れるだろうと考えたリージャンの黒い剣で殺されてしまいます。

息子の死を感じ取ったアレキサンダーは覚醒が強まり、空にはオーロラがかかりはじめました。村の戦士たちはアレキサンダーの目覚めを感じ取って喜びに興奮する一方で、力が万全ではない状態のアレキサンダーが正面から戦ってもリージャンに殺されてしまいます。経験豊かなセブンとしてナージルも村の戦士たちにアドバイスし、なんとかラファエルが応援に駆け付けるまでリージャンの軍隊を弱体化し、時間をかせぐことにします。飛行隊を効率よく排除するためにミサイルやクロスボウなどをかきあつめ、また木々の間に罠を張り巡らすなどの作戦をたてます。

リージャンが彼の戦士たちの村に黒い雨を降らせ始めるとアレキサンダーが現れますが、ラファエルと違い彼には黒い雨に耐性がありません。弱っているアレキサンダーは雨をかわしきれず、雨が当たった場所から肉がとけ、羽が折れるなど傷ついていきます。一瞬でもリージャンの気をそらそうとアンドロメダが彼女に向かってクロスボウを放とうとし、それに反撃しようとリージャンが向いたところでラファエルが現れ、リージャンの無防備な背中側から心臓にエンジェルファイヤーを注ぎ込みます。さらにもう一撃というところで交わされ、逃げるリージャンを追跡したいところでしたが、放置したらアレキサンダーは死んでしまうため、ラファエルはその場に残って彼を治療することを選びます。アレキサンダーは息子ローハンをリージャンに殺されたことで激怒していますが、自分の知らない間に孫ができていたことをラファエルから知らされ、一瞬喜んでいました。ローハンの妻はローハンと共に戦って亡くなったそうですが、孫は200歳と若く、大天使ティタスに預けられ戦士として訓練しているそうです。

ひとまずリージャンは追い払ったものの、アレキサンダーはまだ弱っていて、彼が眠っていた間に彼の領土を収めていた今では10人衆の一人でもあり大天使でもあるファヴァシとのこともあります。彼女はアレキサンダーがいない間そこを治めていた自負がありますが、アレキサンダーははるかに長く自分と結びついているこの土地を返してもらいたいようです。ファヴァシは10人衆の話し合いにのっとって今後のことを決めましょうとだけ話します。ファヴァシは一時ローハンの恋人だったようで、ドミトリのようにもっと力のある存在を欲していたために彼との関係は終わったようでしたが、ローハンは恋人の間も、友人に戻ってからも彼女を笑わせてくれた存在で、もう私を笑わせてくれる存在はいない。彼を選べばよかったと後悔しているようです。10人衆のなかでは立場を明らかにしていなかった彼女がリージャンの完全な敵に回ったようです。

アンドロメダのことをナージルはリフュージまで送っていきます。アンドロメダは宮廷に戻る前に少しでもよい思い出が欲しいと彼を誘惑しますが、アンドロメダの誓いを尊重するために、ナージルはすぐに星の魔術書をみつけに出掛けてしまったので、アンドロメダはカリセムノンの宮廷に戻ることにします。

とうとう彼の記憶にどこかひっかかっていたグリフィンの表紙の魔術書がどこにあったか思い出したのです。彼は混ぜる能力をもっていたオシリスに、当時人間だった彼と唯一の友達だった虎の子供と混ぜられてしまったそうです。彼の外見や行動がねじれたかたちで混じっていないのはお互いが大好きで、一緒に生き抜くという気持ちがあったからではないかとナージルは話していました。いまでは彼の一部となっている虎の子供が星の魔術書をみたのは、彼らが合体されてしまったその日のことだったので、両方の記憶が混然としている時期のことで、なかなか思い出せないでいたのでした。

彼はオシリスの南極にある実験のための屋敷跡に向かいます。誰にも知らせずに向かったのですが、彼を心配したジェイソンがどこからともなく現れ、天使の能力で明かりをともしてくれたり、雪でふかく埋められた屋敷の入口まで掘り起こすのを助けてくれました。苦労しながらたどりつくと、そこはナージルが離れたときのままで、オシリスに殺されたり壁に閉じ込められてしまった幽霊たちがナージルを迎えてくれ、自分が伴侶を得たこと、伴侶のために魔術書を取りに戻ったこと、今度はアンドロメダを連れてくると約束して、彼らのために用意したオルゴールを部屋に置きます。部屋からでると氷漬けされた魔術書がおかれていて、外にでるとオルゴールの音が漏れ聞こえてきて彼らがそのプレゼントを気に入ったことがわかりました。

カリセムノンの宮廷に戻ったアンドロメダはこの数日を暗澹たる思いで過ごしており、これが500年続くのかと辛い気分でいます。ナージルとの再会の日を迎え今日だけは彼のアンディとして楽しむと決めて、彼のために特別な生肉料理を用意し、ピクニックに出かけます。なかなか現れないナージルにやきもきしはじめたところナージルが現れます。アンドロメダは熱烈に歓迎しますが、ピクニックバスケットをみるとそこに魔術書がありました。すぐにページをめくりはじめるアンドロメダ。間違いなくそれは彼女が見たいと願っていた魔術書だとナージルは確認させると、約束通りに二人は愛を交わします。

星の魔術書はグリフィンに関する書籍でした。なぜオシリスがその魔術書を持っていたかというと、彼が幻獣やまじりあったものに特に関心を抱いていて、むしろグリフィンを作り出したいと願っていたからではないかとナージルは説明します。アンドロメダは自分が魔術書を見たいと言ったことがキメラとして作りだされたナージルを傷つけていたのではと驚き、心配しますが、アンドロメダの純粋な好奇心とオシリスとは分けて考えることができるから大丈夫だと言っていました。

晴れて伴侶となったからには、どこへ行くにもずっと一緒だと言い切るナージルに、とうとうアンドロメダは家族の血の誓いのことを話します。彼に500年待ってほしいとは口に出せませんでしたが、ナージルは「君は他の男とつがうつもりなのか」と追及してくるので、アンドロメダは驚いて私が愛するのはあなただけと話します。ただし血の誓いは神聖で、もしも逃れようとすれば一生追っ手から逃げ続けることになりそんな人生にはナージルを付き合わせられない。でもあなたを一生愛すると誓ってもいいと話すとナージルは機嫌を直します。なんとか道を見つける、君はとにかく生き延びるんだとナージルは話します。

失敗すれば拷問が待っている残酷なカリセムノンの宮廷で一日一日をやり過ごす日々でしたが、カリセムノンから呼び出され、「古天使アレキサンダーから連絡があり、お前と会いたいと言ってきた。リージャンとの関係も大切だが古天使とよしみを通じておいても悪いことはないから、お前が関係を取り持つように」と指示されます。両親の家でアレキサンダーと面会すると、彼は彼女を宮廷に迎え入れたいと話します。古天使の宮廷に迎え入れられるというのは大変名誉なことで、若い天使への申し出は珍しいことなので彼女も両親も驚きますが、アンドロメダはすぐにナージルのアイディアだと気が付きます。自分は血の誓いをカリセムノンに立てているので彼の許可がないとお返事できないのですが、意向を確認してよいでしょうかと断り、別室でカリセムノンを映像で呼び出します。事情を話すとカリセムノンは自分の血脈のものをアレキサンダーの宮廷においておけばよいスパイになると判断し、進んで血の誓いから解き放ってくれます。念のためアンドロメダはアレキサンダーにも立ち会ってもらって再度彼女を血の誓いから解放する旨を祖父に宣言してもらいます。

アレキサンダーは自分の土地の再建のため忙しくしていて、すぐに戻りたいということだったので、アンドロメダも小さな荷物一つをもってすぐに一緒に飛び立つことにします。意外にも母が『自分は無理だったけれどあなたは檻の外に出て自由に羽ばたきなさい』と心話で祝福してくれます。アレキサンダーの飛ぶスピードに若いアンドロメダはついていくことができず、カリセムノンの領土を出ると、彼は先行することになります。別れたアンドロメダは自分のペースで進み、暗くなってきたところで以前ナージルと過ごした村の集落を見つけます。村人たちはアレキサンダーの宮廷にうつったようで、人気はなく、家も壊れたままでしたが彼らが使わせてもらった家だけはきちんと修理されていました。ナージルをしのんでアンドロメダはそこで休むことにし、シャワーを浴びてでてくるとドアには黒いバスローブがかかっていて、そのポケットには星の魔術書が突っ込んでありました。星の魔術書はリフュージのジェサミーに渡してほしいとナージルに預けてあったはず・・・。ローブを羽織ってベットに向かうと、そこにはナージルがいました!

どうやって今回のことを計画したのかと聞くと、アレキサンダーは君のことが好きだし、命の借りがある。まずアレキサンダーを探し出して、アンドロメダを連れ出してくれるように言ったようです。下手をすれば彼の怒りに触れて殺されたかもしれないのにと心配するアンドロメダに、彼は俺のことも気に入っているからな、と。彼女はこれから対外的にはアレキサンダーの宮廷の代表としてリフュージで過ごすことになりますが、実質的には今までと同じように過ごせばよいということで、アンドロメダは幸せいっぱいです。彼らは今後ナージルの秘密の木の上の家で暮らすことになりそうです。

エピローグ エレナとラファエルが話しながらマンハッタンを飛んでいると、遠くにイリウムとアオドハンが見えました。突如、イリウムが墜落を始め、ラファエルが駆けつけます。地面に激突する前に捕まえられましたが、イリウムは身体から目から力があふれ出てきています。ラファエルは大天使への進化が始まっていることを見て取りますが、イリウムの身体が大天使の力を受け止める準備ができておらず、このままでは進化へのパワーで身体がはじけてしまいそうです。

ラファエルはリージャンが将軍たちへ力を分け与えていたことを思いだし、イリウムからあふれ出るエネルギーを自分の中に取り込み、大天使になろうとする進化は妨げないよ程度に力を吸い取ろうとします。その横でエレナが「無礼は承知! キャリエーンに電話をつなぎなさい!」とキャリエーンを強引に呼び出し、イリウムが早すぎる進化で死にそうだと訴えます。キャリエーンは彼とラファエルの間に血の絆があるならあふれ出るエネルギーをすべて吸い取るように、そうすればイリウムは落ち着くでしょうと教えてくれます。以前にもキャスケードの時期には大天使の周囲で有力な人物が突然大天使に進化を始め、身体が受け止めきれず爆発して周囲の人が何千人も亡くなったことがあったようで、そんなとき大天使と血の絆がある場合は助かったケースをキャリエーンは知っていたようです。

タワーの部屋に運び込まれたイリウムは、サイヤ、私はまだ大天使になる準備ができていません。セブンでいたいですと話すと、ラファエルも私もまだお前を手放す心の準備ができていないと返します。弱い大天使は他の捕食者たちのターゲットになってしまうため、外部に隠しきれない今回の出来事には説明を付ける必要があります。ドミトリが、リージャン同様にラファエルがイリウムにパワーを分け与えようとして力があふれ、イリウムが雷や光を生み出したということにしたらどうかと提案しました。400歳の若い天使が大天使へ移行しようとしているとは普通は思いつかない上にこれならイリウムが弱いという印象を与えなくて済むということで、そういった噂を流すようラファエルが指示します。

ラファエルが取り込んだエネルギーはそのまま彼の中で満ちていて、エレナは彼の進化と、さまざまな力がいいほうにも悪いほうにも大きくふれるキャスケードがこれからこの世界にどんな影響を与えていくのか、もっと暗い世界がやってくるだろうという予感に不安を抱いているようです。

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【The Guild Hunter Series】英語のほうは人気好調のようでどんどん出ていて、いま本編9作と短編がいくつか発表済のようです♪

1. Angels' Blood【電子書籍】[ Nalini Singh ] 「青の瞳をもつ天使(早川イソラ文庫)」
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