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Romance夢紀行

[番外]Angel's Judgment/ナリーニ・シン あらすじ

2019.11.6 更新

<ギルドハンターシリーズの短編集 全346ページ>
Angels' Pawn(55ページ) アッシュとジャンピエールの話。彼らがメインになった本編以前の話で、恋愛未満。他のハンターたちが、あいつらの関係ってどうなってるんだ?と不思議がっている時期のエピソード。
Angels' Judgement(75ページ) エレナの親友サラとディーコンの出会いの話 ←いまここ
Angels' Wolf(84ページ)
Angels' Dance(131ページ)羽が生えたばかりのエレナに親切にしてくれたリフュージ司書のジェサミーとラファエルの戦闘隊長ガレンのお話。本編の400年前。なんちゃってあらすじは​こちら

※ ※ ※ ネタバレあります ※ ※ ※ 
辞書で確認せず、記憶に頼っててきとーに書きなぐっていますので、内容が間違っていても笑って読み流せる方だけ読んでくださいね

カードレ・オブ・テン、大天使10人衆が、人間やヴァンパイアたちが来ようと思ってもこれない世間から隔絶された場所にあるスコットランドの塔に集まっています。老齢のギルドディレクターのサイモンが地位を譲りたいと申し出たために、招集されたようです。ウラムだけは自分の領土での緊急のトラブルに対処するために欠席でした。サイモンはイリウムによって隣室まで運ばれてきたようです。

サイモンは大天使たちの部屋に通されると、サラという優秀なバンパイアハンターの一人に跡を譲りたいと申し出ます。一番優秀なハンターではないのかとラファエルが問うと、その者はハンターボーンのため、ギルドディレクターには収まらないのですと説明します。ラファエルはその人物のことを調べること、と心の中でメモをしていました。

ヴァンパイアハンターのサラは3歳のヴァンパイアを捕まえたところでした。車に乗り込ませようとしたところ、強く抵抗され、そこに「手助けしようか」と声がかかります。振り向くとギルドのメンバーらしき大柄の男性でした。苛立った彼女がコントロールチップのついた弓をヴァンパイアに向けると、怯えたヴァンパイアは進んで車に乗り込みます。このヴァンパイアは首を怪我していたので、その事情聴取をしたいと男性が言っています。私はサラ、というと彼はディーコンと名乗ります。

首を切ったのは覆面をしていた男性だったことがわかり、ヴァンパイアの主人である天使に引き渡してサラが報酬をもらうと、彼女は宿泊先のホテルに向かいます。ディーコンもついてきていました。上司のサイモンに狩りの守備を報告して、ディーコンについて尋ねると、彼はスレイヤーだと教えてくれます。また重要な決断についてはすぐに結論を出さなくてもよいと言ってくれます。

ディーコンはサラの部屋に入ってきて、普段は武器を作っている職人で、時々はおかしくなってしまったギルドハンターを狩るスレイヤーだと認めます。サラの武器も彼の作った品でした。知り合い相手に狩りをするのは難しくなるから、わざと他のハンターたちとは交流しないようにしていると話していました。

ディーコンはサラに強く惹かれるものを感じていましたが、サイモンから彼女の護衛を命じられていて、ディレクターの彼となったら日陰の存在ではいられなくなるから、彼女に手を出すことはできないと考えています。サイモンは、大天使たちに彼女を指名することを話したから、大天使のひとりが彼女の実力を試したいと思ったときに備えておきたいと考えているようです。彼のときは5人の高齢のヴァンパイアを差し向けられて、瀕死の重傷を負ったが、偶然その後妻になったハンターの女性が居合わせて一緒に戦ってくれ、命が助かったのだと話してくれます。大天使たちの襲撃の意図を尋ねると、ゲームなのだ、とサイモンが応えます。ギルドの機能を止めたいわけではなく、自分たちがお前たちを見ているぞ、ということを忘れさせないための。

サラはシャワーを終えると、エリーに電話します。ワンコールで出たエレナは、聞いて、3フィートの陶磁器の壺を割らないで持って帰ってこれたなんて、私って天才じゃない?と興奮気味です。サラはヒッピーの両親に育てられ、9回も学校を変わったこともあり、安定した家を必要としていて、常日頃道路をうろつく職業としてのハンターが巣を自分の満足いくように飾りたい本能をよく理解していました。見せてもらうのが待ちきれないわ、といったあと、スレイヤーに会ったの。とエレナに告白します。ヴァンパイアを殺して回っているハンターがいるからスレイヤーと一緒に彼を狩らないと。エレナは次の飛行機に乗って手伝うと言いますが、サラは断ります。大天使が次のギルドディレクターに注意を向けてるから、本当に気を付けてとエレナは警告します。私はそのうちの一人に10フィートだって近づきたくないわ。スレイヤーがあなたのそばにいるのはいいことよね。何かあったときに助けてもらえるかも。

サイモンがあなたを送ってきたのね、とサラが問い詰めるとあっさりそうだと認めるディーコン。一石二鳥を狙っても構わないだろう。

殺人ハンターについては3人の容疑者がいるようです。一人ひとりハンターを訪問していこうとディーコンは提案します。サラに今まで何人のハンターを殺したのと聞かれ、5人と答えていました。二人はバイクで出かけることにします。

ティモシー・リーというハンターをまず訪問することにします。彼はハンターボーンではないものの、狩りを使命のように感じていて、仕事に打ち込んでいたようです。彼の家を訪問すると留守でしたが、飼い犬のルシファーズガールが飛び出てきて、サラにとびかかってきますが、ディーコンが鎮静剤を刺して、気絶させます。家のなかにあった靴に発信機をつけて次の人物を訪問することにします。

シャー・メイヤーは、仕事はするけれど他のハンターとの交流が見られない人物だ。誰かさんみたいね、とサラに茶化されますが、ディーコンは無視します。5件のVPA(ヴァンパイア保護局)から過剰防衛の訴えを受けているものの、訴えた人物は一人だけ。サラがパイプを伝って部屋に忍び込むと、本人がソファに座って待ち構えていました。ディーコンが来るかと思っていたが。釈明させてほしい、外で話し合おうと提案され、サラは受け入れます。

彼はギルドの情報部門の人間だと釈明し、ディーコンは彼のシャツを脱がせると、怪我のあとがなかったため、容疑がはれます。

駐車場に戻ってきますが、7人のヴァンパイアが潜んでいるようだったので、その場を離れ、次の容疑者マルコがいるゲイバー”インフェルノ”にやってきます。彼は店の地下に住んでいるようです。お店にいた他の客からモーションをかけられてサラの後ろにさりげなく隠れようとするディーコン。笑いをこらえるサラ。ハンターが同僚の様子を見にやってきたというふりをする二人にマルコは挨拶にきます。そして雑談のなかで近々ハンターを引退してこのお店の経営に専念しようと思っていると話します。

一連の事件を起こした容疑者は尻尾を掴ませておらず、用心深いので、たぶん失敗したばかりの今日次の獲物を探すことはしないだろうというのが二人の読みでした。ホテルに戻り、サイモンが送ってくれた3人の調査結果をチェックします。ティモシーは狩りが悲惨なことになって、公の場で見かけなくなったけど生きていたし、シャーはスパイ、といっても殺人者じゃないってことにはならない。マルコは安定した個人的な人生を送るしっかりした人物だし、家族にヴァンパイアもいて幸せそう。

君はヴァンパイアに惹かれたことはないのか、とディーコンが聞いてきます。魅力的だけど、真夜中のスナック代わりにされるのはちょっととサラは答えます。

伸びをしてリラックスしたサラに、ディーコンが覆いかぶさってきて、いいかな?と誘ってきます。一夜限りの関係をハンターと結んだことはないサラでしたが、一目で彼に惹かれ、ディーコンも彼女に熱くなっていることがわかったので、ディレクターになったら命令を聞いてもらわなくてはならないけど抵抗はない? それに特別扱いはできないわ。と確認します。俺は未来のギルドディレクターとベッドにいるんじゃなくて、サラとベッドにいる。とディーコンが言ったのでサラが受け入れ、二人は熱い時間を過ごします。

サラが、あなたはたぶん恋人と長い関係をもったりしないんでしょと聞くと、ディーコンはストレートに俺はギルドディレクターの恋人には向かないと答えます。サラはギルドは重要な存在だから、誰かが組織として成り立ち、強くあるために献身して、ハンターたちをヴァンパイアからも天使からも守らなくては。ハンターとしての仕事はやめれば懐かしくなるかもしれないけど、親友のエリーがこの仕事を必要とするほどではないってわかってるから私が引き受けると話します。そしてディーコンも、スレイヤーとして前任者に指名されてから、誰かがやらなければならない仕事をやってきたのです。

数時間後、サラはマルコのボーイフレンドの写真がないことに気付きます。一連の事件はひょっとしてヴァンパイアへの憎悪犯罪ではなく、マルコに夢中になったヴァンパイアの仕業とかの痴情のもつれの可能性もあるかもと気づきます。ディーコンは、被害者のタイプがブロンドや黒髪、白人黒人入り混じっているから可能性は低いかもしれないが、その線も捨てないでおこうと話します。外見上の類似はないが、彼らは普通のヴァンパイアよりも人間と良い関係を築いている。犠牲者の二人は伴侶が人間だ。

翌日、サイモンから彼の様子を確認してほしいと連絡をもらったという口実で二人がティムの家にいくと、番犬の気配がなく、高齢のヴァンパイアの集団が待ち受けていました。サラはサイモンから指示された内容を思い出します。「反撃してもよいが、できるだけ殺さないようにしろ。ギルドディレクターが力を持っていることは示さないとならないが、天使にとって脅威となったら排除されてしまうだろう」
ディーコンは本当に有能なハンターであることを証明して、小柄なサラの足幅に自然にあわせて、背中合わせに戦い始めます。

ヴァンパイアは血まみれになり、最終的にはヴァンパイアリーダーが降伏する、と宣言します。サラがこれ以上の力試しはないと考えていいの? と確認すると、大天使には試験には合格したと報告するといって去っていきます。

サラとディーコンがキスをしていると、咳払いが聞こえて新しい人影が現れました。白っぽい金髪をポニーテールにしたエリーです。この件にはかかわらないでといったのにとサラがいいますが、放っておけなかったのといって抱きしめてきます。

エリーがティムの家に踏み込むと、酔っぱらったティムが銃を構えて中で待っていました。どうやら彼はバーで酔っぱらって過ごしていて、証明してくれる掛け帳もありました。そうなると・・・怪しいのはマルコです。

現地に向かう途中、先ほどのヴァンパイアのリーダーが道で待っていました。降伏した筈でしょ!次は殺すわよとサラが怒ると、助けてほしい、と言われます。シラスというハンターの元恋人が、2週間前に破局した相手にバーの地下に監禁されたと数分前に連絡があったというのです。恋人の名前はマルコ・ジャルデス。

なんで自分で助けにいかないんだとディーコンが聞くと、彼らはラファエルの部下ではないため、大天使がサラへの攻撃を知ったら不愉快になるだろう、彼は自分の領土内での行動を禁じていたから。本来なら自分の主人の大天使に助けを求めるべきなのだが、彼はシラスのことは構わないだろう。

この話から、今回の腕試しはラファエルにちょっかいを出そうとした他の大天使の仕業だろうとサラは考えます。ただラファエルがタイムズスクエアで罰したヴァンパイアのことを考えると、彼にも自分に関心を持ってほしくないし、接触もしたくない。でも立場上そうはいかなくなるだろう。たぶんエリーのほうがラファエルに会うチャンスは多いかも。そんな気がする。

サラとディーコンはマルコのところに向かいます。狩りで血にまみれてしまったのでシャワーを貸してほしいという口実で閉店したバーにいれてもらうと、店の中はめちゃくちゃで、マルコの眼のまわりには黒あざが浮いていました。

説明を求めると、マルコが自分がバカだった。遠距離恋愛している恋人のシラスともっと一緒にいたいと思ったから、彼の主人の天使とこちらの天使に掛け合って契約を一緒の地域で過ごせるように融通してもらえないかと頼んだり、自分がハンターであることが嫌だというから仕事を辞めることを考えてもいたのに、彼が実際には現地では遊んでいたようで先日自分から言い出して別れた。自分の仕事用の特別な剣を持ち出して、よからぬことをしでかしたことに気が付いたために、地下に閉じ込めたと話しました。

助けを求めてきたヴァンパイアと同僚のハンターと、どちらの言い分を信じていいのか判断は下せませんでしたが、犯罪の証拠は必要です。警戒しつつ、サラがマルコを拘束すると抵抗せずに捕まり、手錠をかけられました。

二人は、どうしたらどちらの犯行なのかを証明できるのかと考え、襲われた犯人に襲われたという3歳のヴァンパイアに証言してもらうことを思いつきます。天使に電話すると、この件には自分も興味のあるところだからすぐに連れていく、といって応援を求めてきたヴァンパイア、被害者の3歳のヴァンパイアを連れて来てくれます。

疑惑をかけられた二人とも別の部屋に閉じ込めた状態で、襲われたヴァンパイアをサラがそばに呼び寄せます。彼は天使がそばにいて怯えた様子でしたが、まずサラがマルコに「ヴァンパイアを脅して頂戴」というとドア越しに恐ろしい声をだして見せますが、怖いけど彼じゃなかったと言います。次にシラスに同じことを頼むと、シラスはやりません。天使が言われたことをやらないとどうなるかわかっているだろうなと脅すと、言われた通りにします。若いヴァンパイアは犯人はこの人です、と証言しました。

地下室から引き出されたシラスは、自分の殺人を恋人になすりつけるなんてとマルコをなじりますが、マルコは背を向けています。助けを求めてきたヴァンパイアが嘘つきめ、おまえを信じていたのにとシラスをなじります。シラスは数年前にも同じようにヴァンパイアを数人殺したことがあったようですが、ブラッドラストに陥っていただけで改心するからと懇願されてその時はことを荒立てなかったようです。

処分はギルドディレクターの君の希望も聞くが、どうしたいと天使に聞かれます。シラスに待っているのは死しかありません。サラは慈悲を、と口にします。拷問はなし。ひ弱すぎるな、と天使は言いつつ、その願いはかなえられると言って、犯人や一行をひきつれ去っていきました。天使の見せた感情の感じられない底知れない冷たさに100年耐える契約は自分にはできないとサラは感じていました。天使はディーコンが気に入ったようで、人間のままでいたいという決意がかわったらいつでもヴァンパイアにしてやるから部下になってほしいと言っていました。

2か月後、サラはギルドディレクターとしての訓練期間に入っていて、、サイモンに連れられて街の実力者たちの集うパーティに出席しています。

ディーコンが会場に現れ、スレイヤーの後任を見つけたと話してくれます。秘密の関係を続けるのは、注目を集める公職のギルドディレクターのサラには負担が大きすぎるし、自分はサラとの関係を全世界にオープンにしたい。武器職人一本で生きていこうと思うと話していました。サラはあなただけが全部を諦めるなんてと言いますが、君を得られるとディーコンはあっさり言い、サラは感情の塊を喉の奥でぐっとのみこんでいました。

ティムの番犬ルーシーが子供を産んだらそのうちの1匹をもらうことになっていて、ディーコンって呼ぼうって思っていたんだけど、とサラがいうとディーコンは笑い出します。仔犬は真っ黒で茶色い目をしていて、将来彼のお母さんと同じくらい、とてつもなく大きくなることを約束している大きな足を持っていました。一つの家にふたりのディーコンがいると混乱を招くので、彼らはその子をスレイヤーと名付けました。(終)

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