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カテゴリ:洋書あらすじ
2018年4月にブログに数日にわたって掲載したサイチェンジリングの短編Texture of Intimacyのなんちゃってあらすじを今日の日記にまとめて再掲載します。一昨日とは違う短編集に収録されていたものです。まとめページへの掲載はまた時間のあるときに作業します。 フェリクスの話は明朝。 ※ ※ ※ ネタバレあります ※ ※ ※ 辞書で確認せず、記憶に頼っててきとーに書きなぐっていますので、 内容が間違っていても笑って読み流せる方だけ読んでくださいね 。<Wild Invitation サイチェンジリング短編集>
収録されている短編は4つ(Psy-Changelingシリーズ番号) 0.5 Beat of Temptation タムシンとネイト 3.5 Stroke of Enticement 豹チェンジリングの戦士ザックとヒューマンの女性教師 9.5 Declaration of Courtship 狼チェンジリング副官のクーパーと狼チェンジリングのエンジニア女性 10.5 Texture of Intimacy ←この作品 4作目のTexture of Intimacyは「雪の狼と紅蓮の宝玉」で伴侶の絆を結んだスノーダンサーの治療師のララと亡命してきたローレン家のひとりのウォーカーの短編です。 雪の狼と紅蓮の宝玉の直後くらいのお話のようです。 ======== ララが目覚めると伴侶のウォーカーが横で眠っていました。子供たちは親友のアヴァが面倒を見てくれているようなので、親密な時間を過ごそうとしていると、群れの未成年の女の子から連絡が入ります。邪魔はしたくないんだけれど、避難先から巣穴に一足さきに戻った男の子が、両親がいないと大泣きしていて、その子はララに懐いているから来てくれないかという応援の要請でした。ララたちはすぐに現地に向かって男の子を慰め、じきに両親たちも駆けつけてきました。 ウォーカーは未成年たちの父であり母であり、教師でもあり、メンターでもあるような指導役をホークから任されているようで、子供たちが心に大きな傷を負うことなくこの時期を乗り切れるように見守っているようです。彼はチェンジリングほど愛情深くみえないようですが、子供たちは彼が一緒だと安心みたいです。 見回りの任務についたウォーカーですが、そこにジャッドがやってきます。そこはかとなく幸せそうな様子をみてどうしたんだと聞くと、ブレンナがウェディングドレスを試着しているのを見てくれというんだ、と。ウォーカーも密かにララと彼女が喜ぶ時間を持とうと考えます。 エイデンを覚えているか? とジャッドに聞かれ、ウォーカーはアロー候補の子供たちの訓練係だったころに会ったガリガリだった子供を思い出します。認定されているよりもはるかに危険な能力を持っている子だとウォーカーが一目見て気が付くと「話すんですか?」と老成したまなざしで聞いてきた子供のことを。 ウォーカーは自分の姉や弟、ひいては自分の子供や親族に感じる絆をサイネットからひた隠すため、テレパシーを強く磨いてきました。それで得た知識や技術を、怪我をして泣いている子供、恐怖で夜眠れない子供に心を守るすべを教えたり、彼らを守り、尽くしていました。それで自分自身の心が壊れそうになったとしても。 今ではエイデンはアロー部隊を率いていて、立派に部隊の面倒をみていると聞き、ウォーカーは誇らしく思います。そしてエイデンからの教わった技術で自分も同僚も命を救われて感謝しているという伝言と、これからの局面で思いがけない事態が起こったときのためにとアロー部隊のメンバーの情報のはいったクリスタルを預かります。それは貴重な信頼の証でした。 先日の戦いで大怪我を負ったリオーダンを探していたララは、ようやく彼を巣穴のそばでつかまえました。リオーダンはララと話したくなくて逃げ回っていたようです。ララは主導的な狼は自分の弱さを認められないこともあり、おおむね怪我は回復したといっても彼の心の傷を心配していました。ところが話してみると、リオーダンはこれで死ぬかもしれない、そうしたら二度と彼女と喧嘩できないと攻撃された瞬間に考えたと言って落ち着いた大人のまなざしでララを見つめます。第一、自分の中に鬱屈したものがあって、彼女がそれを無理やりでも話させないわけないだろ?と。 彼女は豹チェンジリングの女性のようで、いま狼と豹は仲良くやっているし、副官たちがペアになったこともあって異種族カップルにも寛容ではあるけれど、そこまで地位の高くない人物たちが恋人になるときのルールがないので、どうしたらよいかわからないと相談を受けます。ララは自分がホークに話そうかと提案しますが、いまは自分たちはそっとしておいてほしいので、関係が十分熟したら自分からホークに告げたいと言われ、ララは了承します。幼児のころから世話している彼には群れとしての愛情を抱いていて、唇に軽い気持ちでキスをしますが、それを見ていた人物がいました。 ウォーカーは、ララがリオーダンにキスしていたことが気に入らなかったようです。ララは数年狼の群れと暮らしていて単なる愛情表現だとわかっているでしょ?と言いますが、ララが治療師として広い心で群れをいたわることは許容できるけれど、キスは嫌だというウォーカー。彼が唇のキスを赦したのは彼女だけだと気が付き、愛情表現は唇へのキスでなくてもできると考え、彼の気持ちを尊重することにします。 二人がピクニックにでかけ、お弁当は例によって群れのコックでもあるララの母とウォーカーの協力によりララのお気に入りのお料理ばかりがつまっています。ララは少し前に群れのメンバーの粉砕骨折の治療を行ったにもかかわらず、自分がそれほど消耗していないことに気が付き、ウォーカーにローレン一家も溶け込んだ新しいウェブで自分の様子を確認してくれないかと話します。実際、治療師のララには優先してパワーが送り込まれる仕組みになっているようです。 近くに担当する群れの子供たちを連れで出かけているはずのウォーカーの気配が伴侶の絆の先から突如消えたように思え、恐怖でララの狼もララもパニックになります。救急箱をもって巣穴の外に飛び出すと、少し先にウォーカーが倒れた子供のそばにかがみこんでいるのが見えます。 どういう理由かはわからないものの、元気にしていた子供が突然倒れたと、虫に刺されたか、何らかのアレルギーかもしれないとウォーカーは説明します。ウォーカーは年上の子供たちに小さい子供たちの面倒を見るように指示しララのサポートにまわり、ララはすぐさま治療師として治療を始めます。チェンジリングには強いアレルギー反応はめったに起きない出来事ですが、レアケースのようで、かなりひどい状態です。Mサイには説明しにくいことですが、彼女はその子の免疫反応を探り、変化させることで同じようなショックを起こさせないように治療しました。 帰宅後に、ウォーカーは「大丈夫?」とララに聞かれて「大丈夫だ」と答えます。どこかララの様子が変なことに気付き、手を差し伸べますが、ララに無視されます。ララは伴侶の絆にガードをかけられて激怒していました。 ウォーカーは自分の庇護下にあったアローの訓練生たちが傷つけられ、時には助けられないほどで彼の腕から奪われていったことに深く傷ついていました。もう二度と自分の庇護下の子供が傷つくことはないと思っていたのに、突然の事態に動揺したようです。 ウォーカーはサイレンス上で家族に強い庇護意識と愛情を抱いている自分自身を隠し守るために、無意識に、自分自身の感情をテレパシーで習慣的に覆い隠していて、わざとでなければ、とララも納得し、また自分が肌で触れ合う特権を拒絶したことは彼を傷つけることだったと謝り、仲直りします。 伴侶を披露するパーティでは、群れ全体で二人をお祝いしてくれました。君は暗闇のなかで輝く私の星の光だ、というウォーカーにララが応えると、ウォーカーが家の外では見せない満面の笑みを見せます。ウォーカーの心の声が伴侶の絆でララに届くようになったようです! ウォーカーは私の家族、私の群れをずっと大切にしていくと強く思います。ララ、君は私のすべてだ。(終) 雪の狼と紅蓮の宝玉(上)【電子書籍】[ ナリーニ・シン ] ========== サイチェンジリングシリーズ ========== 1. Slave to Sensation・・・黒き狩人と夜空の瞳1.5 "The Cannibal Princess" - free short story 文庫に収録 2. Visions of Heat・・・冷たい瞳が燃えるとき 3. Caressed By Ice・・・氷の戦士と美しき狼 4. Mine to Possess・・・気高き豹と炎の天使 5. Hostage to Pleasure・・・封印の獣と偽りの氷姫 5.5 "A Gift for Kit" ~ free short story・・・文庫に収録 6. Branded By Fire・・・燃える刻印を押されて 7. Blaze of Memory・・・遠き記憶が輝くとき 8. Bonds of Justice・・・裁きの剣と氷獄の乙女 マックスとジャスティスサイ?のロマンス 9. Play of Passion・・・藍色の瞳の女神と戯れて 狼チェンジリング インディゴのロマンス 10. Kiss of Snow・・・雪の狼と紅蓮の宝玉 お待ちかね!!! ホークのロマンス 11. Tangle of Need (2012)・・・金眼の黒狼と月下の戦姫 12. Heart of Obsidian(2013)・・・黒曜石の心と真夜中の瞳 あのお方と失われていた片割れのロマンス 13. Shield of Winter (2014)・・・冬の盾と陽光の乙女 14. Shards of Hope (2015)・・・アロー部隊エイデンのロマンス 15.Allegiance of Honor(2016) 16.Silver Silence(2017) 17.Ocean Light(2018年6月) いま公式HPからタイトルを拾ってリストを更新してみました。 シリーズ番外編は今読んでいる本に加えてもう1冊2016年にWild Embraceという短編集が発売されています。なんちゃってあらすじ まとめページ (まだ日記にだけあって、まとめページを作っていない作品がいくつかあります。) こういったあらすじなどのご紹介は、どこからも報酬を得ないで、完全にブログ管理人の趣味で投稿しております。 当ブログは楽天のアフィリエイトプログラムに参加しています。このブログを応援してもよいとお考えの方がいらっしゃいましたら、お買い物前に当ブログ内の記事やリンクをクリックしていただき、楽天市場の品をお買い上げいただきますと、その一部が楽天より報酬として支払われます。実績は更新の励みになりますので応援よろしくお願いします。(どなたが購入されたかなど、個人情報はこちらでは一切わからない仕組みです) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 30, 2019 08:37:36 PM
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