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カテゴリ:洋書あらすじ
SEALS隊員を引退したヒーロー。2017年9月ごろ読んでいたリサ・マリー・ライスの作品ですが、なんちゃってあらすじをこちらのページにまとめます。
※ ※ ※ ネタバレあります ※ ※ ※ 辞書で確認せず、記憶に頼っててきとーに書きなぐっていますので、 内容が間違っていても笑って読み流せる方だけ読んでくださいね狙撃の任務で、標的は仕留めたものの瀕死の怪我を負ったマックス。主治医からはSEALへの復帰は難しく、歩行も困難という宣告をうけたものの、2年にわたる必死のリハビリでなんとか立ててゆっくり移動できるようにはなってきました。自殺を考えていた間は看護関係者が目を配っており、まだ早いと引き止める主治医を振り切って自主退院した今は歩けることを自分の任務と考え取り組んでいます。 元上官のメルが、夏のバカンス用の別荘の鍵を貸してくれ、そこで療養していると隣の家から「よければクッキーどうぞ」とあいさつにきた女性がいました。メルの名づけ子どものペイジでした。彼女は彼女のいうことをちっともきかない雑種のマックスという犬を飼っていて、マックスが海でリハビリを兼ねて泳いでいると突然犬がふざけてとびかかってしまい、慌てて犬を引き離そうとするペイジとの交流が始まりました。 仕事に行かないといけないペイジが「戻るよ」と犬のマックスに声を掛けますが、砂に引きずられる跡がつくほどいやいやの様子をみせていて、マックスは自分が預かるよと申し出ます。メルからは彼自身のことは詳しく聞いていないものの、連続殺人犯ならそういうでしょと彼を信じることにし、ドックフードその他を預けてペイジは会社へ出かけていきました。 ペイジがいま会社で手掛けている仕事は奇妙なもので、いまチームでは研究しているのは3毛作できて、1回あたりの収穫量が2倍という遺伝子操作された作物ですが、同じ研究チームのメンバーで、現地のアルゼンチンで研究をしている同僚が音信普通になり、ペイジは心配しています。社交的な子で普段は週に3回くらいはフェイスブックに投稿したりツイッターをしたりしているのに、全く連絡が取れないのはおかしい・・・。彼女からの資料がないと、研究がすすめられず、ペイジは職場で手持ち無沙汰です。 学生時代に知り合ったオタクが彼女の気を惹くためにくれた特別のアプリを使って彼女が同僚から届いた壊れたデータを解読させてみると、・・・がん という単語だけが読み取れました。癌? 誰かに相談しようにも信頼できる上司はクロアチアに出張中で、その下の部下は人間性のスケールでいくと10段階中のマイナス5。もう一人は持っているのがインターネット大学の学位としか思えない専門知識の欠けた人物。ともすれば自宅で待っている人間と犬のマックスに思いがめぐってしまいます。 犬のマックスのお世話をひきうけてくれたお礼に、ペイジはマックスを夕食に招待しました。ペイジが自分が科学者で大抵は門外漢には退屈にしか思えない地道な作業の連続に取り組んでいるけれど、時々は危険な場所への出張もあることを話し、マックスは兵士としての仕事を話せる範囲で説明して、和やかな時間を過ごします。ふとペイジはマックスに凝視され、求められていることを本能で感じ取り、沈黙が生まれます。普段はセクシートークを求められているのか、ロマンチックなささやきを求められているのか、相手によって口説き文句をかえる余裕のあるマックスですが、思考がとまってしまい「君が欲しい」としか言えません。「いいわ」と普段なら考えられない答えがペイジの口をついて出てしまい、二人はめくるめく時間を過ごします。 知り合ってからの短い時間でも、マックスにはもうペイジのいない人生は考えられなくなってしまいました。ペイジと出会う前の自分とは人生も違って見えます。彼女にその点を念押ししておきたく、「俺たちって・・・付き合っているってことだよな?」 とおそるおそるペイジに確認すると、私たちはカップルね、と彼女も賛成します。 それから4日後、医師の診察をうけにマックスはサンフランシスコまで出かけていて18時には戻ると言って出かけています。彼の不在にペイジは物足りなさを覚えていますが、犬のマックスは大好きな女主人と長いお散歩にでかけて、ごはんももらい幸せいっぱいです。考えることと言ったらマックスとの熱い夜のことと、連絡がこない出張中の同僚シルヴィアのこと・・・。 携帯にシルヴィアから連絡が入ります。「時間がないの、聞いて! ツイッターにデータを送るわ。私は道で誘拐されそうになって、振り切って逃げたら家も荒らされていて、それを見た途端逃げたの。安全な場所に移動しているところ。FBIに連絡しようかと思っている」と言っているところでぷつっと通話が切れます。 ペイジは急いでツイッターにログインし、データを確認するとそこにはアルゼンチンで進んでいるプロジェクトがとんでもない内容だということが書かれていました。会社の誰が信用できるのかもわからず、まずはシルヴィアの命を守ることを優先にしなくてはならないけれど、誰を頼ったらいいの。そうだ!マックスよ! 運転の邪魔をするといけないのでマックスに携帯メールテキストでSOS/P と簡単に送信し、ハードディスクとUSBメモリにデータをダウンロードしました。 相談するにはやはりFBIがよいのかと考え、サイトにアクセスし、メールを書こうとしていたら知らない男2人がキーボードから離れろ! と武器を突き付けてきます。シルヴィアとの電話を盗聴してかけつけたようです。パソコンのハードディスクのデータはすぐに削除され、止めようとしたペイジは男の一人に殴られますが、それをみた犬のマックスが歯をむき出して男の一人にとびかかり、噛みつきます。怒った男はマックスに発砲し、マックスはぐったりとしてしまいます。ショックをうけるペイジ。シルヴィアからは他に情報を受け取っていないかなど尋問されますが、厳重な警備がされていて部外者のいない研究所のひとつがある孤島へ連れて行ってゆっくり聞き出そうとペイジは連れ出されてしまいます。 マックスは怪我を負ってから初めて幸せをかんじながらSUVを走らせています。ペイジに早く会いたくて、美しい夕焼けを一緒に楽しめたらとアクセルを踏み込んでいます。医者には、何だか知らないけれど驚くほどの回復ぶりだから今やっていることを続けるようにとアドバイスを受けたようです。彼は小さいころから海軍に入りたくて、SEALになりたくて、もう二度とSEALには戻れないと聞いた時には人生の目標を失っていました。ただがむしゃらに痛みを乗り越え、日々を乗り越えていたのですが今は違います。リハビリとしては、毎日部屋からみえる島まで泳いでいますが、少しずつ距離を伸ばして年末までには往復できるくらいにはなれたらいい、泳ぎ終わったら犬のマックスとフリスビーをして、笑いあってそれが精神と気持ちのリハビリになっていて、とにかく幸せいっぱいです。 とにかくペイジの声が聴きたくなったので、携帯で電話をかけますがかかりません。もう一度かけますがかかりません。どうしてもかからないので、おかしいと思っているところにメールが着信します。「助けて/P」全速力で帰宅しますが、玄関ドアは閉まっていて「ペイジ! 」と叫んでも誰も出てきません。パニックで汗ばみますが、こんな自分をみたら昔の指導官は何というだろう、蹴とばされると無理に自分を落ち着かせ、とにかく情報を得ようと書斎のほうに回り込むと血を流したマックスが小さく鳴くのがみえました。 すぐに部屋に入り、犬のマックスの様子をみてあげます。必死に震える足で立ち上がり、マックスを居間の椅子まで案内します。人間のマックスは部屋の様子を観察して侵入者が2人いておそらくその椅子にペイジは座らせられていただろう、彼女の右手があたるあたりになにかふくらみがあるのをかんじてUSBメモリがあることに気が付きます。 更に犬のマックスは出口のほうへ向かい、さかんにマックスのことを外に誘いますが、やみくもに飛び出して行っても徒労におわるため、とにかく情報を得ようとUSBファイルを開き、ざっと内容を確認しますがデータやスプレッドシートについては専門的過ぎて理解できません。もう一度見返して、シルヴィアからの手紙を見つけることができました。以前他機関との交流で知り合ったコーリーという元特殊機関の隊員でイラクで足をなくしたけれど特殊な情報収集能力を活かして他の隊員の役にたっている人物に連絡をとります。 研究所に勤める女性が攫われたことを話すと、様々な手段で攫われた経路や行き先、到着時間、現地の警備状況などわかる限りのことを調べてくれます。ただし孤島にある施設の中については全くわからないということでした。 マックスははやる心を抑えて自宅に戻って装備を整え、犬のマックスと共にペイジを救い出すことにします。怪我をする前は何ということのない距離だった3マイルですが、現在はまだ練習でも泳いだことのない距離、でも彼女を生きたまま家に連れ帰るには、装備と犬を載せた筏をひっぱりながら自分も生きて泳ぎ切らなくてはなりません。足をなくすことになるかもしれないけれど、ペイジがいなくては自分の人生は生きられない、固い決意で辛い3マイルを泳ぎ切ります。 ペイジは椅子にくくりつけられ、研究室内のどこかの部屋に監禁されていました。時計などもないため何時間たっているのかもわかりません。しばらく紐が外せないかもがいていたものの、体力を失うばかりと気づき、現状を分析してなんとか逃げ出す算段を思いつこうと努力しますが、難しい状況です。マックスは傷ついたマックスを見つけてくれたかしら、たぶんその後の面倒も見てくれるはず。シルヴィアはまだ見つからないでいられるのかしら。知る手段はありません。 そこに同僚のラリーがやってきました。「助かったわ! すぐほどいてちょうだい、大変なことになっているの」と話すと、近寄ってきて胸を触り、キスをしてきます。誘拐した二人は彼に指示されたようです。ラリーは問題のある薬を問題点を隠したまま高値で発売し、真実が発覚する前に売り抜けてしまい、大儲けしようと考えているようです。そのためには自分の求愛を退けた忌々しいペイジと難点に気が付いたシルヴィアとの2人が邪魔なようです。 ペイジにはシルヴィアの場所を吐かせたかったようですが、知らないと応えると殴られたり、痛めつけられます。ラリーの顔に唾を吐いてやると、「もう終わらせろ」とあとの二人に指示します。これで人生が終わるのか、愛しているわマックスと思った瞬間、視界が真っ白になり、轟音がとどろきました。 マックスは途中、警備員を排除しつつ、施設の中にはいってからは犬のマックスがペイジの匂いをたどり、人の声のする部屋までたどりつきました。 視界がはっきりしてくると男たちが倒れていて、犬の吠え声が聞こえてきます。まさか。誰かが自分の紐をほどいてくれています。マックス、来てくれたの! 1年後、オレゴンでペイジとマックスの結婚パーティをシルヴィアやコーリーたちが企画してくれているようです。部屋で支度をしている二人は熱いキスを交わしています。マックスは行方不明者の捜索の会社を立ち上げ、コーリーにも共同経営者になってもらって先日も4歳の男の子を救出したばかり、ペイジも自分の会社を立ち上げました。仕事は順調、そして・・・ペイジは双子を身ごもっているようです。マックスに告げると驚いていました。(終) ============= なんちゃってあらすじ まとめページ (まだ日記にだけあって、まとめページを作っていない作品がいくつかあります。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 21, 2020 07:00:12 AM
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