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カテゴリ:洋書あらすじ
※ ※ ※ ネタバレあります ※ ※ ※ 辞書で確認せず、記憶に頼っててきとーに書きなぐっていますので、 内容が間違っていても笑って読み流せる方だけ読んでくださいね 。進捗 74%あたり ザイラはサイネットや顔判明アプリなどをフル活用してペルセフォネを探し出すよう指示し、またヴェニスにいる間に構築した情報網にも情報を求めていることを流しますが、足取りは掴めません。ヴェニスでは、ザイラはあの怖いアローの女として知られていて、きちんと取引すればフェアに扱ってもらえるが馬鹿にするようなことをすれば、川に浮かぶことになると噂になっているようです。ザイラは足取りを掴みにくいブラックシーのメンバーたちの動きもかなり掴んでいて、この日アルファが宿泊予定の部屋に忍び込むと、寝室に入り込みます。殺すつもりなら2時間前に殺してたとザイラがいうと、マリアンは布団の下で構えていたピストルを下し、コーヒーでもどうと起き上がって、二人は居間へ移動します。ザイラが自分に似ているように感じられたから、もっと知り合いたかったとマイアンに言われ、驚きます。チェンジリングは感情の豊かな世界に生きているのに、と思いますが、私たち水中動物は、個々にかなりちがいがあって、感情といっても猫族からみたら理解しにくいものもあるかもと説明します。ザイラも、身内のペルセフォネを救おうとする彼女の気持ちと怒りが痛いほど理解でき、自分たちは共通項があるように思え、少なくとも少女を救出するまでは同盟を組み、情報を交換することにして、詳しい話し合いと情報交換を行います。 ペルセフォネの手掛かりが見つからないなか、ザイラはベアトリーチェのことも気になっていました。自分の性には似合わないと思いつつ、訓練生たちを少しでも褒め、彼らがゆっくりと彼女に反応するのを感じ、小さな思いやりが人生を変えると思います。訓練生のレッスンを指導したあと、さりげなく話があると誘います。ゆっくりと周りに人のいない場所まで来ると、誰に殴られたのと優しく聞きます。ザイラは殴られたあとに動く辛さ、動きずらさをよく知っていました。ベアトリーチェは知られてしまったことにショックを受けますが、科学者から秘密を聞き出す任務に失敗してしまったからですと言い、ザイラはなぜ訓練生が実務に駆り出されたのかと、すべて把握しているはずの任務には該当のものはないはずとすぐにエイデンにテレパシーで確認を取ります。誰にやられたの、と聞いても口を閉ざすベアトリーチェに、あなたが失敗したんじゃないの、訓練官の過ちなの。私たちは訓練のときに拷問を使用しないとルールを変更したけれど、これは訓練官側にも言えることだわ。過ちを拷問で罰したりしない。あなたは私にとって重要な存在なの。あなたはエイデンと私に家族として迎えられることになっているのよと伝えます。私なんて、あなたやエイデンみたいに特別な存在じゃないのにというベアトリーチェに、一人ひとりが特別なのと伝えます。 ベアトリーチェは役不足だったのではないか、不安定過ぎると疑っていたブレイクは、自分に監視がいることにも気づいていて、ザイラが彼女に近づいたとたん、自分の身が危うくなるかもと判断し、若いテレポーターのアローに命じてニューヨークへ高跳びします。 誘拐された女性のところにザイラがエイデンやヴァシックたちと到着すると、怪我は命にはかかわらないものの、水を与えられておらずこのままでは明日にも死んでいたかもという状態でした。ベアトリーチェに殺させるために生かしておいたんだわ。怒りに震えるザイラをエイデンは支え、エイデンの頬に手をあてるザイラの仕草で、その場にいたアローの大人も若者も、ザイラがはっきりと二人の関係を宣言したことに気づきます。彼がやったこと、そして彼のような存在がいることがわかれば、今後のアローの存続も危うくなるため、アローが全力をあげてブレイクを追跡することになります。 アンソニー・キリアクスは娘のフェイスから緊急の連絡を受けます。「25人いるわ!」彼女はミン・ルボンが工作員をある人間の家族全体を襲撃させる予知を見て、対応してほしいと頼みます。昔、何人もの予知者が自分の予知がありながら助けられなかった命があり、自責の念で苦しみ、精神を病んでしまったことから、ビジネス関係の予知しか行わないことになったのでした。アンソニーは娘の心を傷つけさせるわけにはいかないと思い、何とかする、といってミンに電話をかけます。あなたが襲撃を予定していることはわかっている。無辜の市民の血を流すことはあなたの支配権を脅かすことにならないか、と指摘します。ミンは娘のフェイスが予知で予見したに違いないと思いますが、どうやら自分の部下が自分と敵対する人物へ情報をリークしていて、ターゲットは敵対する人物の家族でした。家族の命を餌に、裏切り者を見つけ出すつもりでしたが、この人間を直接尋問するとロッカーを介して送られてくる情報を受け取って行動しているだけで、何も知らないようです。裏切り者はまだ泳がせることにして、この情報をアローに流すことで、断ち切られたアローとの絆をなんとか取り戻し、便利なヴァシックを手元に取り戻すことができたら、シェンナを片付けることも容易になるはず。もちろん、なぜか低いテレパスに緊急医療の医師という低い能力でリーダーという立場におさまっているエイダンは排除する、と決めてミンはエイダンに電話します。君が興味を持つのではないかと思われる有効な情報が手に入ったのだが・・・ エイデンはレインファイヤーのアルファのレミに連絡し、ある提案をすると、ある日レミはジョジョを連れて谷に現れました。エイデンとヴァシック、ザイラが10人のアローの子供をそれぞれ数人受け持ち、精神的にうっすらとガードをかけ、弾みでジョジョに怪我をさせないように遠巻きに注意深く見守るなか、ジョジョは楽し気に遊び始めます。 キャッチボールしよ! ジョジョの誘いにとまどい、エイデンの顔を見あげるアローの子に、エイデンは見本を見せて、ボールを受け取って見せ、ジョジョに優しく投げ返します。ジョジョが彼に投げると、ボールを取りこぼしてしまいますが、おっと! とジョジョに笑われ、失敗しても怒られないことがわかり、次にジョジョが受け止め損ねて、おっと! とジョジョが自分のことを笑うと、次第にリラックスし、楽し気に遊び始めます。ジョジョが10人の子供をリードしながら遊ぶ様子に、エイデンはジョジョは将来のアルファだなとザイラに心で話しかけると、ザイラも間違いないと同意します。 エイダンはレミにティーンエイジャーのことを相談します。エイダンはひとまずはルールを決めればある程度は大きな問題は起こらないのではないかというと、ルールを決めるのもいいが、ホルモンで暴走することもある年代で御しがたいぞと言われます。若者たちの見本・・・そうだ、シェンナはカーディナルの能力者でありながら、アルファのホークと伴侶の絆を結んでいる。彼女なら若く、10代の子たちの指針になってくれるのではないかとエイダンは思い付き、連絡を取ります。シェンナは喜んで依頼を受け、エイダンの構想に共鳴します。レミの群れは聞くところによれば小規模で10代の子は少ないけれど、スノーダンサーには沢山いる。そしてダークリバーには人間のメンバーもいる。いまは若い10代の子たちも数年たてば大人になり、もしこの交流が活性化して続けば、数年たったら、3つの種族にお互いに関係を保っているメンバーが多くなるということだと気付きます。ルーカスからエイダンに電話があり、ダークリバーの若いメンバーをこの交流に参加させてもいいと言われます。エイダンはこれは、おそらくチェンジリングたちへの子供たちへの愛情が広がったもので、アローの子供たちへの配慮でもあることに気づきます。 エイダンが作戦司令部にいると、ザイラがやってきました。自然と抱きしめると、彼女は背伸びしてエイデンの顎にキスをして、彼のみていた資料に目を落とします。このところ起こっているチェンジリングと人間、サイとの間の問題の起こった地点は、あちこちに散らばっていますが、ザイラはまだ関係の浅い種族に不和の種をまくことで亀裂を入れ、お互いに戦力を削らせ、自分は何の戦力も使わず、敵陣営を細らせる巧みな戦術だわと分析します。 エイダンがニューヨークでデヴに会ってくるというので、ザイラが警備面を心配し、一緒に行くといいついていきます。テレポートしてもらい、ホテルから出たところでザイラに「エイデン、伏せて!」と言われとっさに地面に伏せると、身体を銃弾がかすめていきました。怒りに燃えたザイラが襲撃者にとびかかり、地面に打ち付け鼻を潰すと、エイデンは親友を呼び出し、自分たちを砂漠に送ってもらいます。 暗殺者の後始末は自分に任せろ、迎えが欲しくなったら連絡してくれ、とヴァシックがあとを引き受けてくれ、怒りで我を忘れたザイラの攻撃をエイダンは防御し、受け流し続けます。彼女を絶対に傷つけないという幼いころの誓いを破りません。ザイラ、俺はエイダンだ。 ザイラは我に返ると、自分を押さえつけているのがエイダンで、顔にはあざが出来、口から血を流していることに気づきます。自分がやってしまったことにショックを受けますが、エイダンは殴られたくらいでだめになるようならアロー失格だ。大丈夫だといい、ザイラに逃げることを許しません。私の中には狂気がある、いつかあなたを傷つけてしまうと主張するザイラに、自分たち二人のために頑張ってくれ、君が闇に落ちるなら、俺も一緒に行く。若いメンバーに、希望を与えてあげよう、と説得します。俺は君のものだ、でも君は本当にその意味をわかっているのかといってエイダンは自分の心を開いて、ザイラに心を結合させるようにいいます。そんなことをしたらもう戻れない、自分の独占欲を留められない、もし私がいなくなったらあなたの心に傷を残すと躊躇するザイラに、君が俺にとってどんな存在になったとしても、いま君がいなくなったら俺は傷つく。以前と同じ自分ではいられないと言われ、ザイラは心を重ね合わせます。彼との心の絆が絡まり合い、距離が離れても、以前のようにテレパスが遠くならずそばに感じられるようになり、いつも感じていた彼への思い、満たされない焦燥感や怒りの棘が抜けていくのを感じられます。 ザイラは大きな変化であまりにも強い疲れと虚脱感を感じ、身体から水分が出ていくような気持ちが沸き上がってきました。これはなんなの? エイダンと知り合って21年で初めて、ザイラは涙を流していました。いったん洪水が決壊してしまうと、もうとまりませんでした。エイダンは今までにたまったストレスや我慢が毒のようになっていて、身体から流れて行っていると思っていて、何時間も泣き続けるザイラを無理に止めようとはせず、彼女に寄り添い、頭を撫で、ただ見守っていました。 ヴァシックがエイデンの心をノックしてきて、ニキータ・ダンカンが狙撃されたと連絡してきます。いま手が離せないから代わりに指揮してほしいと頼み、ふたりをザイラのヴェニスの部屋へ送ってもらいます。 数時間後に目覚めたザイラは、エイダンのそばにいることに気が付き、のどの痛みを覚えますが、エイダンが手を当てると痛みが薄らぎます。私、泣くのは好きじゃないわ。エイダンが君にあげようと思っていたものが上着のポケットに入っている、というとザイラが起き上がって探しに行きます。ポケットを探ると指輪でした。真っ赤なルビーが中心に据えられ、ダイヤモンドがリング部分に輝いています。ルビーは君の心の炎、ダイヤは君の魂のきらめきだと言って、彼女の左手の薬指にはめてくれます。アイヴィがこの指にはめているだろうとエイダンが説明すると、ヴァシックも指輪をはめているわとザイラが指摘します。俺が指輪をはめるには、君がプロポーズしてくれないと。さしあたっては君のくれたブローチを代わりにするとエイダンが言います。 ヴァシックは部隊をすべてに優先させてきてくれたエイダンのため、いまは彼の唯一のプライベートである大切な関係を守るために、責任を一手に引き受けます。すぐニキータのオフィスに飛ぶと、クライチェク、警備責任者のマックスもやってきて、現場を確認します。暗殺者は雇われで、何も知らない、ニキータは警備用の硬化ガラス越しの狙撃だったために銃弾の勢いは弱まっていたものの、割れたガラスなどで首や上半身にかなりの怪我を負っていて、緊急手術中だということです。銃弾はエイダンを狙ったものと同型のものだということがわかり、ますます事件の背後にいるものが狡猾にたくらみを廻らせていると感じます。ミンかショーシャーナか、と名前が挙がりますが、二人には鉄壁のアリバイがあるようです。クライチェクは自分も確認してみるとコメントして去ります。ニキータは重体のようで、ソフィアがサッシャに連絡したようです。タフな女性ではあるが、ひょっとしたら最後のお別れに間に合わないかもとマックスは考えているようです。 ============= お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 31, 2021 10:53:04 AM
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