Romance夢紀行

2021/11/05(金)18:07

龍の国幻想1 神欺く皇子 読了

読書感想(1194)

​​ 送料無料【中古】龍の国幻想1 神欺く皇子 (新潮文庫)​<あらすじ>海に浮かぶ央(ひさし)大地には一原八洲と呼ばれる九つの国が存在し、巨大な龍の上に存在すると信じられている。その一国・龍ノ原(たつのはら)で皇尊(すめらみこと)が崩御し、皇位の座を巡り競う三人の男がいた。その中の一人、日織皇子(ひおりのみこ)は実は女だった。この国では女は龍の声を聞く力を持つが、生まれながらにその力を持たない「遊子(ゆうし)」は命を奪われる宿命を持つ。遊子ゆえに殺された姉の復讐を果たすため、日織は国を変えるため男として皇尊を目指す。一方、女にしか聞こえない龍の声を聞く能力を持つ男は禍(まがつ)皇子として処刑される。──「もたざる者」と「もってはならない者」が、命の尊厳を守るため、運命に翻弄されながら闘い、生き抜く様を描く壮大なる男女逆転建国宮廷ファンタジー。 書籍発売のタイミングに出たのかな、新聞広告で表紙をみかけて、龍♡と思い、入手していました。男女逆転というのも「ざ・ちぇんじ」を小学生のころ読んでから大好きな設定☆ 一気読み。 神の眷族である龍の声を、聞けない女は排除される。皇尊は男でなければならない。定められた規則は本当に神の意思なのか、人が決めたことなのか。身近な人の死と自らの境遇から、差別をなくしたいと主人公は即位を目指します。弱いものにつけこむ超ゲスキャラ出現~。さらに差別していない振りして、自分の我を通そうとする別のキャラもいて、悪役の悪辣さが際立ってました。作品から伝わる不条理さ、無力さに胸が痛みました。 いまのところロマンス要素はなし。今後は「ざ・ちぇんじ」的なオチがあるのか、気になる・・・。次巻は11/27発売ということで、たぶん読みます。 ブログ管理人のその他の読書感想​記事一覧​​

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