公爵と百万ポンドの花嫁 ジュリアン・マクリーン
公爵と百万ポンドの花嫁<あらすじ>1881年ロンドン。ニューヨークの成金を父に持つソフィア・ウィルソ ンは、英国貴族の結婚相手を探すため、母に付き添われて海を渡った。ロマンティックな恋愛結婚にあこがれるソフィアは、ある夜会で“危険な公爵”と呼ばれ るウェントワース公爵ジェイムズと出会う。両親から愛情を受けずに育ったがゆえに人を愛するということを知らないジェイムズ。彼は結婚する気などなかった が、友人から「結婚はビジネスと同じ」とそそのかされ、爵位を求める裕福な女性と結婚するのは意味があるのでは…と考えた。莫大な持参金つきの美しい花嫁 をめぐる恋の争奪戦が始まった。果たして、情熱的な米国出身の令嬢と愛を信じない公爵との結婚は?そして、次第に明らかになっていく公爵家の秘密とは。き らびやかな恋と深まる愛を心ゆくまで味わえる極上のヒストリカルロマンス。 オススメ度:★★★★☆ 二人の気持ちに丁寧に書かれているうえに、二人の関係がずっとフォーカスされているので、とても話に引き込まれました。すごく読みやすく、面白かったです。一気読みでした☆ ロマンスとしては王道かと思うので、「ロマンス本ってどんな感じ? 軽く読める作品でオススメある?」なんて普段はベストセラーなどをメインに読む友人に聞かれたら、すすめてみるかも。日本に紹介されるのは本作が1作目ですが、RITA賞候補作が何作かあるとのこと。話としてはきれいにまとまっているのですが、贅沢をいえばあと一歩、話の深みまたはキャラクターのエグミ、家族関係のヒネリのようなパンチがあれば、次はRITA賞受賞かも~。romance_holicの最近読んだロマンス本ランキングはこちら(久しぶりに更新しました♪)