美味しいワインと出会う旅

2010/02/19(金)03:55

シャサーニュ・モンラシェ レ・ショーム 2001 ミッシェル・コラン・ドゥレジェ

モンラッシェ系(116)

[2001]シャサーニュ・モンラッシェ・1erクリュ・レ・ショーメ/ミシェル・コラン・ドレジェCP92蔵出し古酒です。ただ蔵出し古酒にしては微妙なヒネもあって古酒化が進んでいます。まあ美味しいので問題はないのですが、スッキリ・クッキリ系の白がお好きな方にはお勧めできません。非常に多彩にグラスの中で変化して行くワインです。個人的にはこの程度のヒネワインは好きなので良いと思います。グラスに多めに注いでじっくり常温近くまで温度を上げて行くと面白いように変わって来ます。冷えている時は、ヒネを感じません、温度が上がるとヒネが出て蜜も出て来ます。最後は本当に蜜感が強くなります。色は薄めの黄金色、香は石英、オレンジピール、ナッツ、味わいは、豊かなミネラル、柔らかい酸、熟成感があって軽いヒネが出てきています。蜜の感じも強く楽しめます。これで蝋感やバター感があるともっと良いのですが、まあ価格的にはこんな物でしょう。コラン・ドレジェももっと酒質を上げないと一流生産者から取り残されて行くように思います。モレを飲んでいるとシャサーニュはピュリニーに負けないと思いますが、コラン・ドレジェを飲むとシャサーニュの方が繊細でミネラル感やバター感で負けていると思ってしまいます。販売店資料より   最もピュリニーよりの斜面上部に位置するショーメ。非常に薫り高く、花、ミネラル、スパイスの香りがはっきりと現れます。その個性が余韻として長く続くミネラルに富んだエレガントなワイン。 ミシェル・コランさんと奥さんの実家にあたるドレジェ家がひとつになって誕生。 畑はシャサーニュ・モンラッシェ村の1級畑を中心に約19ヘクタールの畑を持っています。ステンレスタンクでの発酵、発酵途中に小樽に移し変え、マロラクティック発酵が始まるまで、2週間に一度のペースで酵母を攪拌させます。その後、樽でおよそ10ヶ月ほど熟成し瓶詰めされます。 現在は、ミッシェルさんは引退し、フィリップさんとブリュノさんという二人の息子さんたちに引き継がれています。 ロバート・パーカー氏も5つ星をつける素晴らしい生産者です!

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