美味しいワインと出会う旅

ビアンヴィニュ・バタール・モンラッシェ［2007］ Bienvenue Batard Montrachet 750mlポール・ペルノPaul Pernot CP92

これもイマイチ開いて来ません。湿度のせいでしょうね。

届いた時に飲んだ印象だとトロトロ感は当然若いので出ませんが、案外早くから飲めると思ったのですが・・・暑さと湿度ですね。

まあバタール作らせたらこの人と、ルフレーヴ、ラモネの3人がトップだと思います。ソゼやカリヨンより上を行っていると思います。

ビアンヴニュ・バタールは300本と僅かな量しか作っていません。値段もバタールと大きくは違いません。

色は薄めの麦藁色、香りは白い花、フェンネル、ジャスミン、軽い火打石、新鮮なオリーブオイル、味わいは鋼の様な強いミネラル、キレの良い酸、オイル感、繊細な果実感、余韻はこのクラスのワインとしては短く感じる。

冬にもう一回飲んでみます。

ピュリニーの王座をルフレーヴと争うドメーヌになるだろう

ブルゴーニュワインの専門家マット・クレイマー氏がこのピュリニーだけでなく、
[最も偉大なシャルドネの作り手]の一人と評されるルフレーヴと比肩すると評する。  

ポール・ペルノは素晴らしい評価を得ているドメーヌながら生産量の6～8割を「ジョセフ・ドルーアン」社に販売しているため市場に出てくる本数はごく僅かなんです。

『バタール・モンラッシェ』600本、所有するもう一つのグランクリュ『ビアンヴニュ』一樽分300本のみ。

バタール・モンラッシェをはじめ、シャルドネまでの完成度は驚異的、所有するバタールの区画は、『モンラッシェ』に隣接する最高の区画から造られ、このグランクリュの中でも最高傑作と言われます。

マット・クレイマー氏 「ペルノの上を行くバタールは思いあたらず、頭をかかえてしまう」

一級の「フォラティエール」も長期熟成型の素晴らしいワイン、ブルゴーニュ・シャルドネにいたっては並みのピュリニーなんて足元にも及ばない傑作です！ 優良生産者の村名クラスと比べても決して引けを取らない、超ハイコストパフォーマンスワインです。ACブルゴーニュクラスでも今後、数年の熟成でさらに美味しくなるのは必至です。

所有する畑
バタール・モンラッシェ（0.6ha）、ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェ（0.37ha）、
ピュリニーのピュセル（0.28ha）、フォラティエール（3ha）、A.C.ピュリニー（6ha）、
そしてA.C.ブルゴーニュ（2ha）となっており、赤ではボーヌ、ポマール、ヴォルネー、
サントネー、ブラニー、A.C.ブルゴーニュに畑。

畑では化学肥料を用いず、土に腐食質を送り込むために若枝の粉砕を行っています。葡萄は手摘みによって収穫され、白は空気式圧搾機を用いた大変穏やかな圧搾、樽での発酵＆オリ沈澱、人手による攪拌、マロ・ラクティック発酵、樽熟成、オリ引き＆清澄、そして軽く濾過を行った後ビン詰めしています。

白の樽熟期間は1年で、新樽はグラン・クリュに30％、プルミエ・クリュと村名に25％をあてがい、A.C.ブルゴーニュには旧樽を使用しています。

ポール・ペルノ

ドメーヌ・ポール・ペルノは絶妙な白ワインをつくる。とりわけ秀逸なのが、ピュリニ・モンラッシェ・レ・ピュセルとレ・フォラティエール、ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェ。だが、これらのワインがどれほど並々ならぬものなのか。気付いている人は少ない。畑は多くの異なるアペラシオンにわたり、計12ha。生産量の4分の3はボーヌのネゴシアンに売り渡す。ペルノは極端に収量を抑え、最上のワインは樽発酵させたうえ、最低は14～15ヶ月はたっぷり新樽を用いて樽熟させることにしている。その結果、ブルゴーニュの白の傑作が出来上がる。

彼に願うことは、他のブルゴーニュの白とのブレンド用にまわってしまうネゴシアン向け販売量を減らし、もっと輸出市場にまわして欲しいものです。付け加えておきたいが、彼のバタール・モンラッシェ1986は、かって味わった最も偉大なブルゴーニュの白のひとつに数えられる。
　　　　　　ロバート・Ｍ・パーカー　   

2007 Domaine Paul Pernot Bienvenue Batard Montrachet

eRobertParker.com # 186

Dec 2009 David Schildknecht 94 Drink: 2009 - 2019 $119-$190 (200)

Musky, decadently floral, nose-wrinkling spice, and ripe pit-fruited notes rise from the glass of Pernot's 2007 Bienvenues-Batard-Montrachet. Almond paste, lightly toasted hazelnut, poached peach, candied orange rind, and brown spices inform a rich palate, whose impressive persistence preserves the senses of refreshment, energy, and lift characteristic of the best wines of this vintage. Nor are myriad mineral notes missing here, either. It will be fascinating to compare this wine's evolution with that of the next-door Les Pucelles over the coming decade.