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2012/06/08
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カテゴリ:ポイヤック


シャトー・ラトゥール[1979]

ご案内では1977年の予定だったのですが、間違えて79を開けてしまいました。

073.jpg

79は70年代では70・71・75・78の次に良い年です。

このワインも79らしい力強さを感じます。

無駄なタンニンがそぎ落ちて、豊かな果実味と綺麗な酸が引き立ちます。

香りも素晴らしく熟成感を感じます。

日本人の舌からするとまだまだ若くもっと古酒的な要素を求めたくなる味ですが、ある程度のラトゥールらしい凝縮感を感じるには一つの限界点に来ていると思います。

ラトゥールの素晴らしさを堪能できるワインでした。

79は買って飲んでも美味しいと思います。4万円以下で買えればお買い得でしょう。

販売店資料より

1979 Latour

Jan 1998 Robert Parker 88 Drink: 1997 - 2005 $300-$642
This wine has been difficult to evaluate, as evidenced by mutiple tasting notes that varied greatly in terms of the wine's style and quality. In most examples, the 1979 Latour has been backward and astringent, with medium body and reasonably good fruit. Two examples have been quite rich, with noticeable acidity, medium body, and the classic Latour mineral, walnut, and black fruit character. As I have said before, this wine is a light-bodied version of the outstanding 1971 Latour. Anticipated maturity: Now-2005. Last tasted 1/97

Wine Advocate #88
Aug 1993 Robert Parker 86 Drink: N/A $300-$642
I have always felt this wine had the potential to be as good as the 1971, but in this tasting it did not perform as well as I had hoped. It exhibits an earthy, tree bark-scented nose, with a vague, undefined black fruit character in the background. Medium-bodied and surprisingly light for a Latour, the flavors possess huge tannins and crisp acids, without the balancing fatness and richness to suggest harmony will occur. This atypically coarse, unusual wine tastes awkward and disjointed. Last tasted, 7/93.

ロバート・パーカーJr.「ボルドー第3版」
ラトゥールはポイヤックとサンジュリアンの境という印象的な土地、壁をめぐらしたレオヴィル=ラス・カーズのブドウ畑のすぐ北に位置。クリーム色のいかめしい塔が立ち、道路からでもすぐ分かる。ラベルにもなって有名なこの堅牢な塔は、17世紀、もとはイギリス人が15世紀に海賊の攻撃から身を守るために建てた要塞のあった場所に建造され、以来、ブドウ畑とジロンド河を見下ろしている。
ボルドーのメジャーなシャトーでは一握りしかない、外国企業に経営されてきたシャトーの1つだった。1963年から1994年までラトゥールを所有していたのはイギリス人で、1994年にフランソワ・ピノがこの土地を買い取り、フランス人の元に戻った。

ワインは非の打ちどころのない古典的なもので、素晴しいヴィンテージも凡庸なときも、また出来の悪いときでも、一貫して秀逸な品質です。並、または貧弱なヴィンテージにもボルドー1のワインを産出するという評判は、1960年、1972年、1974年については立証されているが、、最近の貧弱なヴィンテージ(1977年、1980年、1984年)には、ワインは驚くほど、ほかのシャトーより見劣りしている。

また、頑固なまでに時間のかかる熟成でも有名。20年~25年、瓶熟成し、かなりのタンニンを流し、その素晴らしい力強さと深み、豊かさを示すようになる。「勇壮」とか「男性的」「頑強」と言われるが、1983年~1989年の間にかすかだが、それと分かるほどにやわらいだようだ。スタッフは強く否定するのだが、私のテイスティングではより穏やかで、とっつきやすいスタイルと感じた。幸い、このような不真面目な傾向は、ラトゥールが1990年から再び傑出したワインを生産し始めると、消えてしまった。

1982年と、やや劣るが1986年が優れた年であることは否定できないが、際立った10年間ではない。1983年、1985年、1986年の大豊作を処理するのに発酵所(キュヴェリー)が足らなかったのは公然の秘密。ブドウを収容するべく発酵槽を早く空ける必要があった。地下のセラーやキュヴェリーを広張し、ボルドー最大の豊作年の1989年には何とか間に合った。1983年、1985年、1988年、1989年の試飲では、客観的に、今世紀のそれまでのどの年代と比べてのはっきりと軽く、力強さが薄れ、凝縮感の落ちたワインとなった感がある。1990年や1994年、1995年、1996年のラトゥールは元の状態に戻った。
 
平均年間生産量:20.000本
畑 面積:65ha(シャトーの周囲の47haは「ランクロ」と呼ばれ、グラン・ヴァンに含まれる)
平均樹齢:40年(ランクロ)と37年(その他)
密植度:10.000本
ブレンド比率:カベルネ・ソーヴィニョン80%、メルロー15%、カベルネ・フランとプティ・ヴェルド5%

 

●テロワール


*場所
ボルドーより北へ約60km 。ポイヤックにシャトー・ラトゥールはあります。サンジュリアンにほど近いポイヤックの南に位置するシャトー・ラトゥールの大部分の畑は、ジロンド川の河口を臨む砂利質の丘にあります。

*気候
大西洋に近く温暖な海洋性気候が特徴。ジロンド川よりほど近い畑は数々の寒波・春霜の害から守られています。
夏の気候の特徴は、通常は晴天の日が多く続き、7月中旬までは雷雨もあります。(雷雨は6月に多い雨不足を補います。)
また、8月前半には暑く乾燥した日が多く、8月中旬以降は、昼夜の気温差が大きく、この温度差は雷雨の影響により一段と大きくなることもありますが、ブドウの成熟を早めます。

<排水システムについて>
ランクロのブドウ畑には、19世紀以降排水システムが設置され、収穫の時期に品質を損なう余分な水分は素早く除去。

●ブドウ畑


現在、ラトゥールが所有するブドウ畑は76haで、中でもシャトーを取り囲む「ランクロ」と呼ばれる48haの畑が、グランヴァンになります。
「ランクロ畑」は、ジロンド川の水位から16mの高さの丘からなり、南北の2つの支流、また東部のジロンド川沿岸の「パリュ」に囲まれます。

ラトゥールの畑では、栽培密度が1haあたり1万本と非常に高く、質の高いブドウを収穫するため生産量は抑えます。
また、毎年、枯れたり痛んだ苗木は若い樹に植え替えています。この技術は「コンプランタシオン(Complantation)」と呼ばれ、区画の生産量および品質維持のために行います。
そして、植え替えられたこれらの区画では、樹齢の異なる若い樹に印がつけられ、収穫は古い樹とは別に行われます。

区画の平均樹齢が高くなり過ぎた場合や区画内の樹齢のバラつきが増えると、全面的な抜取りや植替えを検討し、区画全体を植え替える場合には、樹を引き抜いた後、土壌に再び活力を与え、ブドウの捕食動物を追放するために、5年間休ませます。
現在では、ブドウ害のあるもの(捕食動物の算出、病気のサイクル等)を正確に分析し、リュット・レゾネ(対処農薬栽培)を実現。
土壌では化学的な除草剤は一切使用せず、ブドウのつる、植物の堆肥、厩肥などの有機肥料のみを使用しています。

●収穫と醸造


通常9月中旬頃より、15~20日間かけ、収穫時には毎年臨時で約150人の収穫人を雇い、全て手摘みで行います。収穫には8kgほど収容できるカゴが使用され、ブドウが潰れないようにします。
収穫後は区画毎にカゴは直接醸造所へ運び、エレベーターで醸造所の2階へ運ばれ、余分な水分を取り除き2段階で選別します。

1)不要な部分(葉や葉柄)や衛生状態がが悪い実などを除去。
2)ブドウに傷をつけ、品質を損なう恐れのある花柄部分(茎や軸)を除去。

その後タンクに運ばれ、ゆっくりと圧搾。そして、アルコール発酵が始まります。タンクを水での冷却し温度調節しながらワインは約3週間ほど過ごします。
そして、ワインからマール(=搾りかす。主にブドウの皮や種)を除き、清澄をした後、タンクに移し替えます。
翌月には第2次発酵(マロラクティック発酵)が行われ、ワインは柔らかくなり、まろやかさとフィネスを持ちます。
マールは空気式圧搾機でプレスされ、抽出されたヴァン・ドゥ・プレス(圧搾ワイン)は保存されます。
2001年に全面的にリニューアルされた醸造施設には、現在ステンレス製醸造タンクが66個あります。この数は以前に比べ3倍にも及びます。
タンクの数の増加によりブドウを区画毎に発酵させることが可能になったことはもちろん、樹齢、ブドウの種類、テロワール、区画の面積に合わせて、12hl~170hlまであるサイズのタンクで醸造が可能です。

●熟成


熟成する樽には、アリエ県とニエーヴル県のオーク材が使用されています。
新樽はシャトー・ラトゥールに100%、レ・フォ-ル・ドゥ・ラトゥールに50%、ポイヤックに10%の割合で使用されています。
熟成の始めの数ヶ月は、シャトー・ラトゥールを造る最高のアッサンブラージュ(ブレンド)を選ぶためのテイスティングが繰り返されます。
ワインは1年目のセラーで6ヶ月間熟成されます。樽は密封されずに、ワインと大気の間でガス交換が行われるようにガラス製の栓でふさがれます。
樽熟成中のワインは、わずかずつ蒸発してしまうため、週2回ワインを補います。
次に、樽は10~13ヶ月熟成させる為に、2年目のセラーへと移ります。
樽は密封され、温度差から守られた樽の中で熟成を続けます。
この段階ではウィヤージュの必要はありませんが、3ヶ月ごとに澱引きが行われます。
樽に入れてから1年後に清澄されます。この清澄作業の約45日後に最後の澱引きが行われ、澄み切ったワインと澱を最終的に分離します。

●瓶詰め


瓶詰めを行う日程は、テイスティングによって決められます。ワインのバランス、ポテンシャルを確認して瓶詰めをする前に、大きなステンレスタンクの中でブレンドされます。
現在では、新設のステンレスタンクで、一度に全てのワインをブレンドすることが可能となり、ワインの質を限りなく一定に保つことが可能になりました。
ブレンドされた後、微生物分析に再び各ステンレスタンク(12hl~170hl)に入れられます。
この作業は通常6月半ばに[ポイヤック]から始まり、[レ・フォール・ドゥ・ラトゥール]、[シャトー・ラトゥール]へと続きます。






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Last updated  2012/06/12 04:06:15 PM
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