美味しいワインと出会う旅

2012/09/15(土)03:42

ドメーヌ・ド・シュヴァリエ ブラン   1972 

ボルドー左岸(87)

【希少ヴィンテージです!】[1989] ドメーヌ・ド・シュヴァリエ ブラン   750ML 1972写真右です。この頃のワインは730mlが多く、この瓶も730です。まあこれも奇跡の瓶ですね。ワインと言うのは良いセラーに入れておけばかくも丈夫な物か・・・呆れます。我が地下セラーでこれだけ持つのですから、フランスの大きな自然の地下セラーで動いていないワインはもっと凄いです。実際1977年にフランスのシャブリの地下セラーでご馳走になったシャブリの特級のレ・クロ1950年は27年熟成したとは思えない緑の色が僅かに残ったフレッシュな古酒でした。72と言うハズレ年の白ですが、流石ドメーヌ・ド・シュヴァリエですね。他のワインを圧倒するパワー感を持っています。素晴らしい熟成香と、逞しいボディー、綺麗な酸、スケール感の大きさを感じました。酸があるので十分食事にも合いますし、香りが強いので観賞用ワインとしても楽しめます。偉大なワインで出会いました。販売店資料より1972年ワイン - ヴィンテージ概観1972年のワイン・ヴィンテージ概観ですが、ボルドー(赤ワイン)は春先から収穫期までの雨量は331mmと至って標準的な降水量でしたが、真夏の8月は天気に恵まれず、この8月に集中して降った雨がブドウを水っぽいものにしました。9月は好天が続き、10月に収穫したシャトーがあるほどブドウに日差しを与える努力をしましたが、結局は累計日中気温が2,900℃と低く、ブドウが健全に成熟するには至りませんでした。はっきりいってオフ・ヴィンテージです。ただし、メドックでも特に砂利質土壌で水はけの良いグラーヴだけは、「まだマシ」といえるレベルで、ギリギリ標準から少し落ちるという評価ができます。 

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