モルゴン シャトー・ド・ベルヴュー コート・デュ・ピュイ 2005 ドメーヌ・ルイ・ジャドー
定価7000円もするモルゴンを買ってみました。先日のジャドの09の試飲会で旨い!!凄い!!と思ったモルゴンの05です。08も09も超弩級のモルゴンでした。さて05は・・・・やっぱり凄いですね。ブラインドで飲んだらローヌの一級の生産者のグルナッシュか、超洗練されたカオールかと思うでしょう。絶対にガメイを使ったボジョレーだとは思いません。09に感じたジャーミーさは無く、堂々としたフルボディーの赤ワインです。香りもボルドーやローヌワインに感じるタンニン香があります。ドスの効いた超弩級のモルゴン・・・凄いです。コート・デュ・ピュイのワインは色々な生産者のワインを飲んで来ましたが、これは別格です。クロード・デュガかルロワが作ったワインみたいですね。まあもしボジョレーで特級が生まれたらこのワインが選ばれるのでしょうね。深い濃いガーネット色、香りはプラム、ブラックチェリー、リキュール、タンニン香、シナモン、味わいは深く、濃く、果実味が旺盛で、旨味も強く、それでいて透明感があって繊細です。いわゆる薄旨好きのピノノワール好きには受けませんが、ボルドーやローヌもお好きな方なら絶対一度は飲んで欲しいワインです。滅多に売っていませんが、美味しいので追加で12本買ったので九段の南とかがり火に数本置いてあります。小売価格の7000円でご提供します。販売店資料よりLouis Jadot Chateau de Bellevue Morgon Cote du Py古い火山の上に位置するモルゴン村最高と言われるブドウ園3,5Haの1つから、特に優れたキュヴェだけがこのワインに選ばれます。醸造責任者ギョーム・カステルノーが非常に満足する、安定した、男性的な味わいのワインです。すべては、1996年、コート・ドールの『ボーヌ』に本拠を置く[ルイ・ジャドー社]が、瀟洒な城館[シャトー・デ・ジャック]と、『ムーラン・ナ・ヴァン村』の27haを中心とした、計36haの畑を購入したことに始まりました。当初、周囲では彼らのボージョレへの進出を懐疑的に見る者もいました。しかし、完成されたワインを味わって誰もが納得したのです。なぜなら、皆が待ち望んでいたボージョレの姿がそこにあったからです。誰もが知る[メゾン・ルイ・ジャドー](ルイ・ジャドー社)のワインやラベル。日本でも、多くの方が一度は目にしたことがあるこのブランドは、ブルゴーニュで二番目の規模を誇る、【ネゴシアン・エルヴール(ブドウを仕入れそれを醸造・販売する)】兼【ドメーヌ(自己所有の畑で栽培したブドウを醸造・販売)】として、フランス国内のみならず世界中に知られています。そんな[ルイ・ジャド]のコート・ドールでの経験と思想を、ボージョレで応用・実践し、ご紹介の偉大なワインを生み出したのが、総支配人の「ギョーム・ド・カステルノー氏」。ギョーム氏はテロワールの違いだけでなく、似て非なるピノ・ノワールとガメイの相違を検証した上で、最良の結果が出る技法を駆使したのです。具体的には、酸化しやすく全房醗酵が主流であったガメイを、ピノと同じように除梗、それにより果梗に含まれる青臭さとカリウムを除外。またこの除梗により、果梗の青いタンニンを恐れる必要がなくなり、マセラシオンにも異例ともいえる1ヶ月間をかけたのです。これは通常のボージョレの10日前後、コート・ドールの20日前後と比べてもはるかに長い期間。コート・ドールでの経験を加え、極上のブドウを極上のワインに仕立てたのです。その結果は、我々が持つボージョレのイメージ、特有の青臭さを持つブドウジュースのようなボージョレとは全くの別物の誕生。しっかりとしたタンニンと酸の構成、複雑さと透明感、強さとなめらかさを兼ね備えた、長期熟成型、本格派ボージョレの出現です。当店スタッフの試飲の結果も、驚きの連続。『本当にこれがボージョレ?』『まるでボルドーみたい!!』『いえいえイタリアかもよ』『やっぱりコート・ドールの上級品じゃない?』と、スタッフ数人で喧々諤々!!