折り紙　In　Italy

金曜日はお仕事がなく一日中フリ－だった私はスイミングに行くことにした。帰りにいつものように自転車をこいでいると”ロマ－ナ”って誰かが呼んでる。自転車を停めて振り返ると英会話のレッスンをしている子供のお母さんだった。彼女のオフィスは私がスイミングに行く間に通る道にあるのです。だからよく道で会うのだ。”Ciao!　Come Va?”　なんて挨拶を交わし、彼女がどこ行くの？って言うから家に帰るの。　今スイミングにっ行ってきたんだ～。”って言うと彼女は”うちの子ね、折り紙がとっても気に入ったみたいで前回のレッスンがとっても楽しかったみたい。作った折り紙を学校に持っていってお友達にあげたみたいよ。”って言われた。 そうなんです。前回のレッスンで折り紙を教えたんです。やっぱり８歳の子供に１時間の普通の英会話だけだったら飽きちゃうのよね。　それに今の子供達はこれ以外にいろいろ習い事していて（そういえば私もいろいろ習い事してたわよね～。）特にこの子は私のレッスンの前はテニスのレッスンに行ってるから私の６時からのレッスンの時には疲れてると思うんです。　だから普通の英会話だけだと飽きちゃうけど折り紙を折るインストラクションを英語で言うことによって英会話のレッスンになるしでも子供はお遊びをしてると思ってくれるから集中力が欠けずにちゃんと聞いてくれるんです。で、彼女が”今日はこれから時間ある？あったら今日もレッスンしてもらえる？”って言われてその日はフリ－でしたので引き受けることにした。彼女のうちと私のうちは歩いて５分くらいの距離なのでと～っても楽。彼女は私が折り紙を教えたことがとても気に入ったようで”今日も折り紙でよろしくね。”って言われた。実はこの子、左利きで、字が逆に見える症状があるらしくセラピ－に通っているらしい。たとえばEが３みたいに見えたりするようです。左利きがこの症状に関連しているかは分かりませんが私がこの症状について調べた限り、大人になると症状が軽くなったり直るみたい。　実は私も小さいころ字の順番がごちゃごちゃになっていることがありました。たとえば”こんにちは”が”はちこんに”見たいな感じで。。。だから本を読んでて読みにくいこと多しでした。でも大人になるにつれてそんなことが減ってきて。。。今でもたまにありますが気にならない程度です。エンジニエレもそうだったらしい。でも今は大丈夫らしいから結構こういう子供って多いのかもね。で、このセラピ－では、手を使うことがとてもよいと言われているらしく、子のこのお母さんは折り紙が最高のセラピ－と思っているようです。そこで家に帰ってきてからこの子のレッスンに行くまでに折り紙の本を取り出して、動物のセクションを開き、動物の英語の呼び方、イタリア語の呼び方を本に記入し準備をして行った。で、この日はまず動物の英語の呼び方を練習しました。実はイタリア語の読み方を辞書で引いておいたのは私のため。だってコレ何？って聞かれてもイタリア語の呼び方が分からなかったら困りますからね。Dog, Cat, Penguin, Seal,Whale,Pigeon,Pig,Rabbit,Dragonfly・・・・って呼び方の練習をした後この子の作りたい動物を選ばせて折り紙で折ってみました。Dragonfly・・・トンボを折ってみたんですが途中まで本の通り折れたのですが途中でよく分からなくなった私。。。え～分からない～。って言ってると・・・この子、さっさっさと折って、”ほら～”って私に見せるではないですか～。え～どうやって折ったの？って聞くとほらこの絵では（本をさして）ここを折るようにって書いてあるでしょう？　ほら～こんな感じで～”って折り方を私に教えてくれた。それまで私が英語で折り方のインストラクションを教えていたのに今度はこの子が私に英語でインストラクションを出しているではないですか～！！！びっくりです。子供って大人とは違った見方をするから大人が分からないことでもさ～っと解けちゃったりするんですね。で、折り紙の作り方も分かってくれたし英語でインストラクションを出す言い回しも覚えてくれたし先生としてはとてもうれしいです。この日の晩はこの子のおばあちゃんが遊びに来ると言うことだったのでお花を折ってみました。　おばあちゃん喜んでくれたかしら？