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カテゴリ:川(沢・カヌー・ヤス・川温泉)
那珂川で突きん棒しました!本当は落ち鮎を狙って鮎突きに行ったのですが、もう鮎は海まで落ちちゃったのか、那珂川の寒井上流付近にIさんが潜っても1匹も見当たらなかったそうです。急きょ、Iさんがヤスの師匠のOさんに電話しました。 『鮎、全然居ないんだけど、何処へ行ったら良いでしょう』 結局、Oさんが来てくれる事になりましたもう鮎は居ないと言う事で、鯉突きに変更指示された河原へ向かうと、既にOさんが来ていました。藪を抜けて川を窺うと、、、居ましたっ潜水艦みたいな黒い背中が10匹以上でか~いっ。これ、ヤスで本当に突けんの~っ 簡単に川の地形を説明します。下の絵は左右に大分、寸詰まってますが、右手が上流です。上流に落込みがあり、その下は腰くらいの深さ。それから浅瀬が続き、水は浅瀬を画面上側へ流れ、合流して本流となります。本流は突き出た崖に当り、その一部は淵を回っていました。黒い潜水艦みたいな鯉達は、この絵の左上の崖が、もっと画面の左外まで伸びた所の下を流れる本流を泳いでいました。 鯉は大きいので、画面中央の浅瀬を越えられそうには見えませんでした。そこで、画面左から3人で入り上流へ追い込めば、鯉達は淵に逃げ込むだろうとOさんとIさんが話し合いました。Romiは2人の後ろから付いて行きます。 水は澄んでいました。 季節はすっかり秋で水温はかなり低いです。私はウェットスーツの上にフードベスト、足はネオプレーンのソックスに沢靴を履いて行きました。フル装備で浮き易いのでウェイトを2個足していました。ウェイトを足したので浮き具合を確かめながら2人の後ろから崖っ縁の深みをのぞき込みました。あんなに居た鯉の姿は1匹も見当たりませんでした。 たぶん鯉は淵に潜んでるだろうと、IさんとRomiが対岸へ渡り、淵をのぞきこんでみる事にしました。しかし、淵の中には鯉は居ませんでした。それを手前の岸に残っていたOさんにIさんが伝えると、Oさんが図の手前の岸から追い込み始めました。 RomiもIさんも水中をジッと睨みました。 すると、来ました でかいっ。水中だと余計に大きく見えますっっ。ビビったRomiには、こちらへ向かう鯉の頭が人の顔位に見えました~ぁっ。 Romi、ヤスを放ちましたっ 2匹の鯉は、プイっと下流に向かってしまいました。Romi、初めて水中で見る巨大な鯉に相当ビビり、十分に引きつける事が出来ませんでした。ヤスを投げるのが早すぎたんです~ぅ。 IさんとOさんは2人で淵の中を探りました。Romiも淵の中を見てみましたが、スノーケルから水が入ってきてあわてて岩にしがみつきました。ちょっとウェイトが重すぎたみたいです。岩につかまりながら本流を下り、浅瀬に戻る事にしました。 本流を渡る時、ちょっと底の方を見てみようと潜りました。そして浮きあがろうとしたら、水面に届きません最初にウェイトを付けて浮いてられるか確認したのにっ漕いでも水面まで浮きあがれないんですあわてて水を蹴りました。でも今日はフィンを付けていませんっ。推進力が足らず、重すぎるウェイトに勝てませんっ。思いっきり水を蹴ったら沢靴が、片っぽ脱げてしまいました もう一度、水を蹴りましたが、頭一つ水面に届かないので、ウェイトをベルトごと捨てて浮きあがりました~。ぜーぜー言いながら草むら前の浅瀬に泳ぎ付くと、Iさんが心配して来てくれました。 Romiは「ウェイト捨てちゃった。沢靴も片っぽ脱げちゃった。」とIさんに伝えました。ぜーぜー言ってるRomiに変わり、Iさんが脱げた沢靴を追いかけて下流に行ってくれました。 危なかったです。一度、潜った時に ウェットの中の空気が抜けて浮力が足りなくなったのかもしれません。一番最初にウェイトを確認した時に浅瀬で潜って確認するべきでした。ダイビングで”緊急時にはウェイトベルトを捨てる”と教わってから、ベルトを付ける時に、どちらの手でベルトを外すか、毎回確認しながら付けていたので、とっさにベルトを捨てる事が出来て助かりました。 もしもっと落ち着いていたなら、重すぎるのだから水底を歩いて浅瀬に向かう事も出来ました。でも私は2回、水面に向かって水を蹴っており、息を使いきってしまいました。あるいは、対岸の縁でスノーケルから水が入って来た時に、対岸にウェイトを半分置いて来て、後で取りに戻っても良かったんです。私が本流に捨てて来たウェイトベルトはOさんが拾って水底を歩いて取ってきてくれました。沢靴は本流に乗って流されてしまいIさんも追いつきませんでした。1万円もする沢靴でした。高い授業料でしたが命があって、本っ当~にっ、良かったです~ さて、鯉は何処へ行ってしまったのでしょう下流へ逃げたか、浅瀬を遡って、上流の落ち込みの下へ逃げ込んでるかもしれません。Oさんは淵近辺を探り、Iさんは上流を探りに行きました。 ウェイトを半分に減らしたRomiはIさんに付いて行きました。でも沢靴が片っぽ無くなってソックスで歩いているのでスタスタ付いて行けません。結局、浅瀬で唐揚げサイズの小魚を狙っていました。気持ちも落ち着けないと! Romiのヤスは古いストックを2本繋いで作ったばかりのヤスです。ヤス先をストックに取りつける時に木削って取り付けました。この木の部分がヤスが岩に刺さった拍子に割れてしまいました。Romi今日はヤス壊れたし、げんが悪いし、これでお終いです。 上流ではIさんが呼んでいました。『Romiちゃ~ん、鯉が沢山いる~』って。 Oさんがヤスを手に刺すアクシデントもありましたが、Oさん『かすり傷だ。血も止まった。』と言って、Iさんと上流へ向かいました。Romiは、上流から逃げてくるかもしれない鯉を浅瀬で待ちました。Romiが浅瀬で待つのに飽きて、また唐揚げサイズを狙っている頃、Oさんが1匹仕留めました玉葱ネットに入れた持ち上がらないサイズの鯉を受け取って、岸に行くと、再び上流でOさんが呼んでいます草むらに潜んでいた鯉を素手で捕まえたんですってーっカッパかっこの人はっ 1匹目はヤスが目に刺さっており、丸々大きな雌でした。2匹目はちょっぴり小ぶりな雄。大きい方をOさんが持ち帰り、小さい方の雄をRomiとIさんで分ける事にしました。 ←小さいったって、このサイズですよっ Iさんの家で3枚に下ろして分ける事にしましたが、Iさんの家族は余り川魚を食べないようです。1柵だけ残してRomiにくれると言います。 ウロコと内臓を取っても、重いっ ほとんどは”鯉こく”にすべく輪切りにして水から煮ました。Iさんの家には出刃庖丁が無かったので、輪切りに出来たのは尻尾の近くだけでした。胴体部分は3枚に下ろしました。←Iさんが(^^ゞ。胴部分の半身をIさん、残りの尻尾の輪切りや胴の半身や中骨、頭はRomiが持って帰りました。 茨城の友達が鯉は生臭くて調理した人は、匂いが 鼻に付いて料理を食べても美味しくないと言ってました。Oさんにその話をすると、砂地で育った鯉は全然生臭くないと言っていました。その通りでした。内臓を掻き出しても全然臭くありませんでした~。 家に帰って、鍋に入る大きさに我が家の小出刃で切りました胴の背骨はIさん宅のキャンプ用大ナイフで切れませんでしたが、家の小出刃では何とか切れました。出刃包丁すごいっ頭はRomiでは割れず、旦那に割ってもらいました。 ←少しだけ身を残して、鯉のあらいにしました。弾力ある食感と、身の甘~いのが美味し~い味噌をすり鉢ですって、シークヮーサーでのばした酢味噌で食べました 鯉なんて料理した事が無かったので、ネットで検索したり、友達に電話したり、大騒ぎでした。調べてから分ったのですが、鯉こくって、ウロコと内臓が美味しいんですってー。知らないから、Iさんの家で捨てちゃったぁ。 鯉こくのレシピに、骨が軟らかくなるまで煮ると書いてありました。あくを引きながら煮てると、とんこつスープみたいな乳白色のスープになってきました。でも一晩煮たけど骨は柔らかくはならな~い圧力鍋に移しました。それでや~っと、魚の缶詰の骨位の柔らかさになりました。もう待てないから味噌入れて煮つめました~。鯉こくって鯉の味噌汁だと思ってる人がいるけど、味噌の煮込みですってレシピにあったので頑張りましたっ。大鍋に煮た鯉こくは3日目に、かなり美味しくなりました~ 料理は大変だったけど、殺生したんだから、美味しく食べなくっちゃねっ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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